人口120万人に迫る大都市・広島市。その経済的な中心地は、広島駅の南西にある平野部の中区（なかく）です。中区の北隣に位置する広島市東区は、平地から丘陵地、高台まで、バリエーションに富む地形のエリアで、中区への通勤に便利な住宅街が多くあります。

今回は、そんな広島市東区の5つの住宅街の特徴を一つ一つ見ていきましょう。

広島市南区にある広島市の中央駅「広島駅」。

広島市東区の南西部は、道を挟んで広島駅と接しています。このエリアは、かつては老朽化の進んだJRの社宅が立ち並ぶ街でしたが、2010年代から大規模な再開発が行なわれ、街並みが一変。

地元テレビ局の広島テレビの本社オフィスなどを含むオフィス街や、タワーマンションを含む複合施設などを含むおしゃれな雰囲気に変貌しています。

広島駅や広島市の中心部と地理的に近いため、通勤・通学にはとても便利なこのエリア。住宅は戸建て住宅よりもマンションやアパートなどが中心で、賃貸のお部屋も豊富です。

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牛田（うした）は、広島駅からおよそ2キロほど北東に位置する住宅街。西を太田川（おおたがわ）、南を京橋川（きょうばしがわ）が流れ、川沿いには緑の多い遊歩道のある美しい景観が広がっています。南の京橋川を渡った向かい側は中区の白島（はくしま）で、さらに南に少しだけ進むと広島の中心街である紙屋町（かみやちょう）に行くことができます。

広島駅・広島の中心街の両方に地理的に近いことや美しい景観があることから、広島では昔から高級住宅街として知られています。高級住宅街と言っても、豪華な家ばかりが立ち並んでいるわけではなく、リーズナブルな家賃の賃貸住宅も多いこのエリア。通勤・通学、買い物など、日常生活を送るにはとても便利な場所と言えます。

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牛田から太田川を北に進んだ場所にある戸坂（へさか）。太田川沿いの平地から山に向かって住宅が立ち並ぶ住宅街です。太田川沿いの平地は、スーパーマーケットやドラッグストアなどが揃い、お買い物が便利。高台には、南西側には戸坂やお隣の安佐南区（あさみなみく）方面、南東側には南区や宇品（うじな）方面を見渡せる抜群の眺望があります。

牛田よりは距離があるものの、太田川沿いを走る県道37号「広島三次（みよし）線」1本で広島の中心地である中区紙屋町周辺まで繋がっており、車であれば中心部まで20分前後でアクセスできます。また、広島市中心部まで乗り換えなしで行けるバス路線、そして広島駅まで2駅のJR芸備線（げいびせん）の駅もあるなど、公共交通も便利です。

牛田と同じく、太田川沿いの美しい風景を味わえる戸坂エリア。広島市中心部からやや離れていることもあり、よりリーズナブルな家賃の賃貸物件も豊富です。

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広島駅から北東に約3kmほどの位置にある住宅街・中山（なかやま）。西と南を山に囲まれ、東はお隣の温品（ぬくしな）の平地と接しています。

広島駅との間には、標高80m弱の大内越山（おおちごやま）があり、そこを越える大内越峠があるため、心理的に広島駅まで遠いと感じてしまいがちですが、実際には車で15分ほどで広島駅に行くことができる便利な場所です。 ここ中山は、西に位置する標高139mの二葉山（ふたばやま）を貫通して、広島駅北口につながる「広島高速5号線」の出口がある場所。現在、街のほぼ中心部分を通る高速道路の高架や、インターチェンジの建設が進められています。

元々広島駅に近い位置にあった中山。この高速道路の開通によって、さらに広島駅や都心へのアクセスがスムーズになっていくことでしょう。

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温品は中山の東隣の平地から、高台にかけて広がる住宅街。平地の南側は安芸郡府中町（あきぐんふちゅうちょう）と隣り合っています。広島駅方面と府中町方面のどちらに行くのも便利な場所で、古くからの住宅が立ち並んでいます。

街の中心を通るメインストリート「温品通り」沿いにはスーパーマーケット、ドラッグストア、飲食店などが点在し、日常のお買い物はとても便利。

隣の中山との境界付近にはスーパーマーケットや専門店が入居するショッピングセンター「フォレオ広島東」が、さらにはお隣の府中町には中四国最大級のショッピングモール「イオンモール広島府中」もあります。買い物と通勤・通学の便利さという、住宅街に必要な要素が揃っているエリアと言えます。

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ここまで取り上げてきた広島市東区の住宅街。山の多い広島市は、同じエリアであっても平地の部分と高台の部分では雰囲気が異なります。 日用品の買い物や通勤が便利な平地での生活も、開放的な眺望を楽しめる高台での生活も、広島市東区では体験できます。転勤などで広島市にお引っ越しをする際は、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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