
2019.06.25
アクセントクロスの代表的な失敗例3選!失敗から学ぶ成功の秘訣
インテリア
アクセントクロスとは、壁の一面だけを部屋全体の壁とは異なる色にすることで、文字通りお部屋の雰囲気にアクセントを加えるクロスのことです。成功しているアクセントクロスは、壁一枚でお部屋の雰囲気を一気にオシャレにする効果があります。しかし、せっかくアクセントクロスを導入したにも関わらず、残念ながら失敗してしまう方も多いようです。アクセントクロスの成功のポイントを失敗例を元にご紹介します。
失敗例1 元の壁紙との色味の違いが分かりにくい

例えば、ベースの壁紙が白やアイボリーのお部屋に、薄いパステルカラーなどのアクセントクロスを貼ってしまうと、貼った効果がわかりづらくなってしまいます。壁紙のサンプル帳と、実際にアクセントクロスとして貼った時とでは光の当たり方も異なるため、イメージがつかみにくいことがあります。
サンプル帳では元の壁紙と違いがあると感じても、実際に貼った後にその違いがわかりにくく、失敗したと感じてしまうのです。
成功ポイント
アクセントクロスを導入する際は、サンプルを元の壁紙の上に実際に持って行って重ねてみたり、それを遠くから眺めてみたりして、どのような色味になるのか慎重に検討しましょう。
失敗例2 狭いスペースに濃い色のアクセントクロス

アクセントクロスは、元の壁紙とある程度コントラストの出る色を選ぶ必要があります。元の壁紙が白系統の場合、グレーやネイビーブルーなどの濃い色を選びたくなってしまうかもしれません。部屋に広さのあるリビング・ダイニングなどでは、そのような濃い色は、部屋を引き締めて、落ち着いた雰囲気を出す効果があると言われています。
しかし、トイレなどの狭いスペースに濃いアクセントクロスを貼ってしまうと、この引き締め効果が裏目に出てしまいます。ただでさえスペースの広くないトイレが、濃い色のアクセントクロスによってより狭苦しく感じられるようになってしまうのです。
成功ポイント
トイレのアクセントクロスを選ぶ際は、元の壁紙が白系統などの場合、なるべく濃い色や暗い色を避け、狭苦しくなるのを防ぎましょう。
失敗例3 冬の寒さが厳しい地域で寒色系のアクセントクロス

近年人気を呼んでいると言われている、ダークブルーなどの寒色系のアクセントクロスは、夏場にはお部屋の中に心理的な涼しさをもたらしてくれるでしょう。しかし、冬の寒さが厳しい地域で寒色系のアクセントクロスを選ぶと、冬場はアクセントクロスの寒色が寒さを助長してしまうことになる可能性があります。
寒色系の色が好きであるなど、こだわりがある場合は例外ですが、特にこだわりがない場合、寒色系の壁紙を貼ったことが失敗だったと感じる方もいるようです。
成功ポイント
寒色系にこだわりがない場合、特に寒さが厳しい地域では寒色系のアクセントクロスは避けておくのが無難かもしれません。
おまけ:子ども部屋のキャラクター柄のアクセントクロス

子ども部屋のアクセントクロスに、子どもの好きなキャラクターの柄の入ったものを選ぶ方もいるようです。大好きなキャラクターが描かれたアクセントクロスを見て、子どもは大喜びしてくれることでしょう。
しかし、子どもが成長するにつれ好みが変わってしまったり、思春期に入ってから友達を呼んだ時に「子どもっぽいデザインで恥ずかしい」と感じてしまったりすることが多いようです。
成功ポイント
子どもが大きくなって嫌がった時に張り替えることを前提にキャラクターの柄のものを貼るか、成長した後も違和感なく使えるような色、柄のアクセントクロスを選びましょう。
わからない時はプロの意見を聞いてみる

「お部屋にアクセントクロスを導入して、かっこいいお部屋に変えたい!」と思っても、自分ではどうすればわからない、という場合は、アクセントクロスの貼り付けを依頼するプロのリフォーム業者にアドバイスを求めることもできます。また、様々なカタログに乗っている導入事例を参考に、これと同じ雰囲気になるようにしてほしい、とイメージを伝えると、業者側もわかりやすくなることでしょう。
アクセントクロスはうまく選べばおしゃれな部屋をつくることができます。インテリアの一部として検討してみてはいかがでしょうか。