catch-img

床が抜ける!?重いものを置くとき確認したい床の対荷重


目次[非表示]

  1. 1.建築基準法では1平方メートル当たり180kg
  2. 2.ピアノ以外に考えられる危険性
    1. 2.1.冷蔵庫
    2. 2.2.金庫
    3. 2.3.
  3. 3.通常の生活なら過度に心配しなくても大丈夫


グランドピアノを2階の床に置いていたら、床が抜けて大惨事になった…と言う話を聞いたことはありませんか?グランドピアノの重さは、軽いものでも250kg程度。コンサートでも使われるような重いものになると400kgを超えると言われています。一軒家ならば、被害は自分の家だけで済みますが、木造アパートのような集合住宅では、階下に住む人や大家さんに被害が及んでしまいます。一体、住宅の床の対荷重はどの程度なのでしょうか。


建築基準法では1平方メートル当たり180kg

建築基準法では、「住宅の居室、住宅以外の建築物における寝室又は病室」の対荷重は、1平方メートル当たり180kgが最低ラインとなっています。


住宅以外の建物の床の対荷重は以下のようになっています(すべて1平方メートル当たりの重さ)。


事務室…290kg

教室…230kg

百貨店または店舗の売り場…290kg

劇場、映画館、演芸場、観覧場、公会堂、集会場その他これらに類する用途に供する建築物の客席または固定席…290kg

その他…350kg

自動車車庫および自動車通路…540kg


となっています。


グランドピアノの幅は1.5m前後、奥行きは1.5〜3m弱程あるため、1平方メートル当たり180kgという基準はクリアしているように見えるかもしれません。しかし、グランドピアノは3本の細い足で支えられているため、狭い範囲に力が加わることにより、床が抜けてしまうこともあるようです。うまく重さを分散させることができているかどうか、念入りに確認しましょう。


ピアノ以外に考えられる危険性

冷蔵庫


冷蔵庫は、大型のものでも1平方メートル以内の広さに収まります。大型の冷蔵庫の本体のみの重さは約120kgと言われているので、中身の重さが60kgを超えると1平方メートル当たり180kgを超えてしまいます。単純計算で、120kgあるような大型冷蔵庫に2リットル入りのペットボトルが30本程度入っているような状態だと、物件によっては床が抜けてしまう可能性があるようです。とはいえ、通常の使い方では床が抜けることはほとんどないと言っても良いかもしれません。


金庫


金庫は窃盗の被害を受けないよう、持ち出しを防止するため重く頑丈に作られています。幅・高さ・幅が30〜40cm程度の小型の金庫であれば重さは40kg程度です。しかし、高さが1m未満で、サイズが0.6平方メートルのやや大型の金庫だと、その重さは約230kg。対荷重180kgの床に置いただけで床が抜けてしまう可能性があります。サイズが0.7平方メートルで高さが約1.5mの大型の金庫ともなると、その重さは本体のみで430kg。建物が建築基準法ギリギリの基準で建てられている場合、耐えられるのは自動車車庫および自動車通路のみ、ということになります。



本などで床が抜けるなんてありえない!と思う方も多いことでしょう。しかし、作家や研究者で、大量の蔵書を抱えている人の中には、実際に本で床が抜ける被害に遭っている人がいます。本の重さが一冊300gだとしても、180kg÷0.3kg=600冊。本棚に収納している場合は、1平方メートルでこの冊数を超えることは難しいかもしれませんが、通行の妨げになるレベルで本がうず高く平積みにされている場合、限界を超えてしまうこともあるようです。


通常の生活なら過度に心配しなくても大丈夫


1平方メートル当たり180kgという数字は、木造住宅の床を基準に定められた最低ラインです。実際にはもう少し余裕がある建物がほとんどだと考えられます。例えば、体重180kgを超えるような大柄の人がただ立っているだけで床が抜けてしまうような家は、よほど老朽化が進んでいるか、そうでない場合は重大な欠陥があると言えるでしょう。また、鉄筋コンクリート、あるいは鉄骨鉄筋コンクリートの建物ではさらに対荷重は上がります。


この記事で取り上げたようなピアノや大型の冷蔵庫、大型の金庫などのよほど重たいものを置かない限り、過度に心配する必要はないと言えます。


.

フローリング派?カーペット派?畳派?それぞれのメリットとデメリット