
駅近の秘境?広島市東区にある自然の多い街「中山」
これから広島市に移住するという方、もしくは現在広島市に住んでおられる方、広島市東区「中山(なかやま)」というエリアを知っていますか?どの辺りに位置しているか、正確に答えることができますか?中山は自然が多く、通勤・通学にとても便利なエリアです。そんな中山の魅力と、将来性について見ていきましょう。
そもそも、中山ってどこ?
地図で見れば本当に駅近
広島市東区中山は、広島の中央駅・広島駅からバスや乗用車で約10分、徒歩で約30分程度の場所。駅の裏にある山、「大内越峠(おおちごとうげ)」を越えてすぐのエリアです。近隣は、安芸郡・府中町(ふちゅうちょう)や東区温品(ぬくしな)といった、ファミリー層に人気の住宅街に囲まれています。
山(大内越峠)を越える、というと、一気に田舎の方に分け入っていくと感じるかもしれませんが、中山の最も駅に近いエリア「中山南」から駅までの距離は実に2.6km程度。広島駅から平和記念公園までの距離(約2.9km)とほぼ同じなのです。
広島駅や広島市の中心部・紙屋町(かみやちょう)、八丁堀(はっちょうぼり)までは、直通のバスが2路線通っており、通常の時間帯であれば広島駅まで約10分程度でアクセス可能です。
駅近なのに、とんでもなくのどか
広島駅からわずか2.6km程度の風景
中央駅から3km以内という場所でありながら、中山は豊かな緑に囲まれています。町には、人口100万人超の大都市・広島に住んでいることを忘れてしまうほどのどかな空気が漂っています。中山に住んでいれば、都会のビルに囲まれた生活に疲れて、自然を感じたい!と感じることは少ないかもしれません。何故ならば中山はその名の通り、周囲を緑の山に囲まれた山の中に位置しているからです。
買い物が便利
イオンモール広島府中まで車で約10分
長閑な場所とはいえ、中山はそのアクセスの便利さから、ファミリー層を中心に多くの人が住んでいます。中山のエリア内や近隣には、大型スーパー、ドラッグストアが複数あり、これらの店が地域の覇権を争って熾烈な価格競争を展開しています。地域にスーパーが1店舗しかないような場所では、その店舗がその地域の需要を独占するため、価格も高くなってしまいがち。競争が激しいということは、消費者にとってはありがたい状態なのです。
中山から車で10分程度の場所には、巨大なショッピングモール「イオンモール広島府中」があります。広島市の中心部まで足を運ばなくても、時代の先端を行くブランドショップやセレクトショップで買い物を楽しんだり、映画を見たりすることができます。
長年の課題・「中山踏切問題」が解消!
渋滞の発生源・中山踏切
中山には、長年地元の住民を困らせてきた「中山踏切」周辺の交通渋滞という問題がありました。JR芸備線と、中山のメインストリートが交差する地点にある「中山踏切」。踏切のすぐ横には、近隣の「矢賀(やが)」や「戸坂(へさか)」へと繋がる道路との交差点があります。この交差点には信号がなく、交差点を直進する車と、左折・右折する車、そしてJR芸備線がクロスするという場所のため、通勤ラッシュ時にはこのエリアで渋滞が発生してきました。
このような問題についにメスが入ることになりました。広島市東区の温品JCTと広島駅北口を結ぶ「広島高速5号線」の整備に伴い、中山踏切に交差するメインストリートが、JR芸備線の下をくぐるアンダーパスに整備され、中山踏切が廃止されることになったのです。この工事によって交通渋滞がかなり解消されることが期待されています。
2021年には、「中山インターチェンジ」が完成
インターチェンジ完成で一気に便利に(2021年予定)
中山が「広島高速5号線」完成によって受けられる恩恵は、中山踏切問題の解消にとどまりません。広島高速5号線を利用できる「中山インターチェンジ」が建設され、広島駅の北口まで高速道路1本でアクセスが可能になるのです。ラッシュ時の車が、従来の大内越峠を経由する車と、この新高速道路を経由する車に分散され、より通勤が快適になることでしょう。