
2022.06.08
テレビなし生活は後悔する?一人暮らし・テレビなし生活3年のリアル
暮らしのQ&A
近年、若者世代を中心に増えてきている「テレビを見ない、あるいは持たない人」。ここ10年でのスマートフォンの爆発的な普及や、高速インターネットが当たり前になってきているこのご時世、YouTubeやAmazonプライムビデオ、Netflix、Huluのようなネットのコンテンツを楽しむ人が増えていることが大きな要因といわれています。
いわゆる「テレビ離れ」が進んでいると言われて久しい今日この頃ですが、テレビのない生活とはどのようなものなのでしょうか。実際に3年間、テレビなし生活をした人の体験談を見ていきましょう。
※本ページはプロモーションが含まれています。
テレビなし生活に踏み切った理由とは?

実家から引っ越して一人暮らしをすることになったSさん(仮名)は、引っ越しを機に「テレビのない生活」を始めることにしました。そこには以下の2つの理由がありました。
1. NHKの料金が高額だった
視聴者の受信料によって番組の作成や会社の運営をしているテレビ局・NHK。日本の放送法の第64条では、
「協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。ただし、放送の受信を目的としない受信設備又はラジオ放送若しくは多重放送に限り受信することのできる受信設備のみを設置した者については、この限りでない。」
と定められており、例えばテレビやワンセグ受信機能付きの携帯電話のような「協会の放送を受信することのできる受信設備」を購入し設置した場合、協会=NHKと契約しなければならないことになっています。
NHKの料金は、地上波のみの契約の場合、最安(12ヶ月前払い)で13,650円。衛星放送を受信できるテレビの場合は、24,740円(最安・12ヶ月前払い)の衛星契約をする必要があります。 衛星契約の場合、最安でも毎月2,000円ほどの料金がかかってしまうため、携帯電話を格安SIMにするほど生活に困っていたSさんは、テレビの購入を見合わせることにしました。
※NHKの料金は2022年6月現在のものです。
2. テレビ番組を見る機会が少なかった
また、実家での生活を振り返った時、さほどテレビ番組を見る機会がなかったことに気がついたSさん。テレビを購入したとしてもテレビ番組を見ることがなければただの大きな板になってしまう上、1.のNHK料金が毎月かかってしまうため、テレビを購入することのメリットが少ないように感じたのです。
テレビがない代わりに導入したもの

テレビ番組を見る習慣は少ないものの、休みの日に映画を見ることは多かったSさん。映画を長時間スマートフォンの小さな画面で見るのは目が疲れてしまうため、NHKの受信料のかからない大型モニターをテレビ代わりとして使うことにしました。
1. 32インチのモニター(パソコン用)

NHKの契約義務は、テレビの電波を受信するチューナーが付いていると発生します。そのため、チューナーの付いていない大型モニターを持っているだけでは、NHKの受信料はかからないのです。
大型モニターは、テレビと比較するとやや割高ですが、Sさんの購入した32インチよりも大きな50インチや65インチといった大型のものもあり、割と品揃えが豊富です。
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2. Apple TV
Apple TVは、Appleが販売しているセットアップボックス。モニターのHDMI端子に差し込むことで、各種動画配信サービスやYouTubeの閲覧、ゲームなどを楽しむことができます。
セットアップボックスの他の有力商品としては、GoogleのChromecastやAmazonのFire TVがありますが、Apple TVを使用してみてSさんが感じたメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
・iPhoneやiPadからのミラーリングが便利!(アプリのインストールが不要で滑らかに動く)
・iPhoneをリモコン代わりに使用可能(検索などの文字入力がとても便利)
デメリット
・利用できるコンテンツがやや弱め(TVer非対応、ブラウザ機能がない)
・価格が他のセットアップボックスと比べると高め
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3. Fire TV
Fire TVは、Amazonが販売しているセットアップボックス。Apple TVがTVer非対応であることがネックとなり、テレビドラマを見たくなったSさんは、セールでお手頃になっていたFire TV Stickを購入することにしました。
Fire TV Stickを使用してみて、Sさんが感じたメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
・TVerやブラウザ機能など、利用できるコンテンツが多め
・価格が安い(Apple TVの4分の1ほど)
デメリット
・iPhoneをリモコン代わりにできるが文字入力が不便(日本で入力できない部分がある)
・iPhoneやiPadをミラーリングする際は別のアプリが必要で、動きがややもっさりしている
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3年後にまさかの決断

インターネットを介して映画などを見て、テレビなし生活を満喫しているかのように見えたSさんですが、3年後、やはりテレビを購入するというまさかの決断をしました。テレビなし生活を続けていたにもかかわらず、テレビを買うことにした理由は以下の通りです。
災害時にニュースが見られないことが不安だった
Sさんがテレビの必要性を感じたのは災害時。ネットでも災害に関する避難情報は確認することができますが、自分で能動的に調べる必要があります。それに比べ、テレビがあった時は放送を流しておけば最新の情報を見ることができていたため、いざという時テレビがないことを非常に不安に感じたのです。
仕事の情報源として必要性を感じた
仕事でデザインや動画制作、ライティングなどを行うことが多いSさん。災害時と同様に、ネットでは自分で能動的に最新のトレンドを調べる必要がありますが、テレビを点けていると個人的な興味に左右されない最新のトレンドやCMを見ることができるため、情報源として非常に有効であることに気がついたのです。
結果…Android TVが搭載されたテレビを購入!

3年間、テレビなしの生活を続けてきたSさんですが、上記のような理由から、やはりテレビを購入することを決断。すでにセットアップボックスは持っていたものの、Android TVが搭載されたテレビを購入しました。Android TVを使用してみて、Sさんが感じたメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
・TVer対応
・Primeビデオがなぜか本家のFire TV Stickよりも高画質
・iPhoneで検索したYouTube動画をテレビ画面で再生できる「キャスト機能」がとても便利
デメリット
・現状は不満なし(Fire TV、Apple TVの出番がほとんどなくなった)
近年ではAndroid TVやFire TVのみを搭載したチューナーレスTVも登場

結果的に、地上波のテレビ放送を見たかったためにテレビ購入に踏み切ったSさん。しかし、ここ最近では、地上波放送を本当に必要としておらず、NHKと契約したくない人に向けて、チューナーを搭載せず、Android TVやFire TVが一体化された「チューナーレスTV」という製品が発売され、注目を集めています。
さまざまな視聴形態をとる人が増えてきているこの時代。ご自分やご家族のニーズに合ったテレビライフを検討してみてはいかがでしょうか。
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