2022.06.01

ベランダなしの家ってアリ?サンルームの家のメリット・デメリット

建てる

洗濯物を干したり、簡単なガーデニングを楽しんだりすることができる戸建て住宅の「ベランダ」。

かつては多くの戸建て住宅に当たり前のように付いていたベランダですが、乾燥機付きの洗濯機やガス式の乾燥機の普及により、最近ではベランダを使う機会が減ってしまったという方も多いのではないでしょうか。また、さまざまな理由から、太陽の光をたくさん取り込む「サンルーム」を作り、新築の家にそもそもベランダを作らないという人も増えてきています。

サンルームのあるベランダなしの家には、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

サンルームの家のメリット

1. 天候に関係なく洗濯物を干せる

例え屋根があるベランダでも、激しい雨が降ると洗濯物は濡れてしまうことがあります。サンルームは窓を閉めることができる完全な室内のため、雨が降っても安心です。例えば、外出中に天気が崩れて大雨になってしまうようなことがあっても、サンルームであれば全く動じる必要はありません。

2. 洗濯物が飛ばない・盗まれにくい

外にむき出しになっているベランダに洗濯物を干していると、強風の日に洗濯物や洗濯バサミが飛ばされ、大切な服がどこかに行ってしまうことがあります。風の影響を受けないサンルームであれば、洗濯物の紛失とは無縁の生活が送れることでしょう。

また、特に若い女性にとって、ベランダに干している洗濯物の盗難被害は切実に恐怖を感じる問題。男性ものの下着を一緒に干しておくなど、何らかの対策が必要です。ベランダとは違い、窓や壁に隔てられているサンルームであれば盗難のリスクがかなり低下するといえるでしょう。

3. 洗濯物が汚れない

春の花粉や黄砂、PM2.5など、外に洗濯物を干していると、大気中のさまざまな有害物質が洗濯物に付着する可能性があります。せっかくきれいに洗った洗濯物が干している間にまた汚れてしまっては元も子もありません。サンルームは、このような有害物質が多く飛ぶ季節には窓を閉めて乾かすことで、有害物質が付着するのを防ぐことができます。

4. ベランダ掃除がない

外にむき出しになっているベランダは、土埃や前出の花粉、車の排気ガスによって汚れやすい部分。また、家の近所に落葉樹や桜の木などがある場合は、これらの汚れに枯れ葉や桜の花びらなどが加わります。サンルームは室内のため、洗濯物を干す際に窓を開けていたとしても、ベランダのような汚れとはほとんど無縁です。

5. ベランダのメンテナンス費用がかからない

ベランダは雨風にさらされる部分のため、防水加工や配管、塗装などさまざまなメンテナンスが必要な部分です。それに対し、室内であるサンルームは通常の室内とほぼ変わらないメンテナンスを行なっていれば良いため、メンテナンス費用の面でもベランダよりは有利であるといえます。

6. ベランダと比べ防犯面がやや安心

外に面しており、フェンスなどで隠れているベランダは、窃盗などの不法侵入者の進入経路にされることが多い場所です。サンルームの窓から侵入されるリスクは無いとは断言できませんが、特に2階以上の、下に足場となる部分が無いサンルームは、ベランダよりも比較的防犯面で安心できるといえるでしょう。

サンルームの家のデメリット

1. 乾き具合が太陽頼み

「サンルーム」の通り、サンルームは太陽光が入るように大きめの窓が作られただけの普通の部屋。太陽が当たっている時は洗濯物が順調に乾きますが、日当たりの悪い日が多くなる梅雨時や冬場は乾き具合がイマイチになってしまうこともあるようです。天候に関わらず洗濯物が干せることはメリットでもありますが、太陽光に加えて風の通りやすさのあるベランダの方が、晴れた日の「乾かす力」は上といえます。

2. エアコンの室外機を設置しにくい

ベランダのある家は、ベランダに居室のエアコンの室外機を設置することができるため、エアコンの買い替えの際などは設置・取り替えが簡単です。

しかし、ベランダのない家は室外機を吊り下げたり、屋根の上に置いたり、長い配管を2階から1階の庭まで垂らして室外機を設置しなければならないため、エアコンの室外機の設置・取り替えの難易度が高くなります。ベランダとまではいかなくても、2階の部屋の室外機を置くためのスペースを設ける必要があるでしょう。

3. ベランダのように不要なものを置いておけない

ベランダは、不要なものを一時的に置いておくのにはとても便利なスペース。サンルームのみのお部屋では、そのようなことができません。例えば、出し忘れてしまったゴミなどがある場合、室内の目立たないところか、玄関土間などに置いておく必要があります。

生活スタイルや敷地の広さによっては「ベランダなし」もアリ!

冒頭でも述べた通り、洗濯乾燥機の普及などの理由で、ベランダを使わないという人が増えている現代。また、敷地の広さによっては、ベランダを作らずにサンルームにした方がお部屋を少しでも広くした方が良い、と感じる方も多いのではないでしょうか。

家づくりを考えるとき、今までの生活で果たしてどれくらいベランダを使うことがあったかを考えてみて、もし自分達の生活スタイルではベランダは不要という結論に至ったならば、ベランダのないサンルームの家を検討してみてはいかがでしょうか。