2021.12.08

平屋の戸建てリノベーション賃貸物件の魅力とは?【写真で見る広島のリノベ物件Vol.3】

リノベする

近年、賃貸のお部屋を探していると目にする機会が増えてきている「リノベーション済み」の賃貸物件。リノベーション賃貸物件とは、築年数が経過して古くなったお部屋を全面的に改装し、現代の人々が住みやすく魅力的に感じるお部屋へと作り替えた物件のことです。

単に内装や設備を新品に交換する「リフォーム」とは異なり、間取りを現代人が暮らしやすいようなものに変更したり、部屋のデザインを一新したりと、大規模な改装が行われているリノベーション賃貸物件。今回は、広島市に実在する平屋の戸建てリノベーション賃貸物件の事例を写真とともにご紹介します。

築50年の平屋の戸建て物件をフルリノベーション

今回ご紹介するのは、築50年の平屋の戸建て賃貸住宅のリノベーションです。元々6帖のダイニングと3つの和室の3DKから、全て洋室の1LDKに間取りを変更しました。水回りを大規模に移動し、現在の住宅では当たり前になりつつある、ウォークインクロゼットを設置しました。

築50年ということもあり、写真のように年代を感じさせる外観でした。今回は、内装だけのリノベーションではなく、外観も一新して耐震補強工事も行いました。

白い壁が美しいリノベーション後の外観。青い瓦屋根はそのままですが、白壁と青の組み合わせがまるでエーゲ海のサントリーニ島の建物のような雰囲気に生まれ変わりました。

※参考:サントリーニ島(ギリシャ)

玄関ドアも時代を感じさせる引き戸のものから現代的なドアに変更。元々無かった郵便ポストも新設しました。

年代を感じさせる和室をおしゃれでスタイリッシュなお部屋に大改造

元々板間のダイニング以外は全て和室だったこの物件。リノベーション後は、ブルーのアクセントクロスが印象的なおしゃれなデザインに大変身しました。

床はナチュラル色のフローリングを採用。気分を落ち着かせる効果があると言われるブルーの壁とナチュラル色の床は、疲れて帰った体と心をリラックスさせてくれそうです。

リビングドアは味わい深いネイビーブルーのドア

玄関からリビングにつながるドアは、味わい深いネイビーブルーのドア。ガラスがアンティークな曇りガラスとなっており、光は通して中身が見えない仕様になっています。

キッチンも家のコンセプトに沿ったブルーに

キッチンは、元々古い壁付けのキッチンでしたが、場所を移動してブルーの対面キッチンに変更しました。

キッチンの奥にはちょっとしたパントリーのようなスペースが。調理器具を掛けておくのに便利な有孔ボードと、収納だけではなく電子レンジなどのキッチン家電を置ける可動棚があります。ちょっとしたスペースも無駄にせず、有効活用されています。

ブルーのアクセントが落ち着きを与えてくれる寝室

リビングと引き戸で仕切られている寝室は、リビングと同じ色のアクセントカラーが素敵なお部屋。アクセントクロスの向かい側にはウォークインクロゼットの入口があります。

大容量のウォークインクロゼット

寝室の隣のウォークインクロゼットは2帖分ほどの広さ。洋服はもちろん、季節物の家電などを収納しても余裕がありそうです。

水回りは位置を移動してデザインを一新

今回のリノベーションでは、バス・トイレ・洗面台の位置を大規模に移動し、設備も全て交換しました。お風呂はステンレスの浴槽とタイル張りの床と壁がやや古臭いデザインでしたが、居室と同じブルーのアクセントウォールがある最新のユニットタイプのお風呂に変化。見た目もお掃除のしやすさも改善されています。

洗面台は以前はトイレのドアの前に斜めに設置されており、非常に狭苦しい場所で洗顔や歯磨きをする必要がありました。しかし、この度のリノベーションでは室内洗濯機置き場のある脱衣場兼洗面室をしっかりと作り、ゆっくりと身支度できるようになりました。

トイレは元々比較的新しい温水洗浄便座付きのものにリフォームされていましたが、場所の変更に伴い便器も交換。ネイビーブルーのアクセントクロスがおしゃれなトイレに生まれ変わりました。突き当たりには窓があり、日中は明るいトイレに。天井にはトイレットペーパーなどを保管しておける棚があるのも嬉しいですね。

リノベーション済み賃貸物件のメリットとは?

リノベーション済み賃貸物件の大きなメリットと言えるのが、「最新の設備・デザインであるにもかかわらず、新築と比べて家賃が安い」こと。一般的に、同じような立地と広さの場合、新築や築浅の物件よりもリノベーション賃貸の方が家賃は安いことがほとんどです。築が古い事で、物件の外観の古さは仕方がないものの、家族が暮らす部屋の中はとても便利でスタイリッシュな空間に改装されています。

物件のオーナーにもメリットがある

リノベーション賃貸は、お部屋を借りて住む人だけではなく、物件のオーナーにも大きなメリットがあると言えます。一般的に、賃貸物件は新築時から築年数が増えるにつれ、お部屋が古いままだと人気が下がって、家賃を下げなければ経営が難しくなります。しかし、お部屋を現代のニーズに合わせてリノベーションすることで人気が高まり、家賃を維持、もしくは上げても入居が決まる可能性が高くなるのです。

リノベーション賃貸のお部屋は増えてきている

若い世代を中心に、築年数が経過して古臭さが目立ってきているお部屋は敬遠されがち。そのため、古いお部屋をリノベーションした魅力的な物件が近年徐々に増えてきています。

「築年数が古いからお部屋も古いだろう」という固定概念を捨て、新築・築浅よりもリーズナブルな「リノベーション賃貸物件」も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。