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蛇口が原因で室内洗濯機置き場に洗濯機が入らない問題について

新しく洗濯機を買ったはいいものの、室内洗濯機置き場の「防水パン」に洗濯機が入らなかった...といった問題に直面してしまうことがあります。古い物件の洗濯機置き場にある防水パンが、二層式を想定して横長に作られているため、最近の大型のドラム式洗濯乾燥機などが防水パンに洗濯機が入らないことがあるためです。この場合、防水パンに入らない場合は、別売りのかさ上げ台を買って洗濯機をかさ上げし、防水パンの縁をまたぐ形で設置できると以前の記事でご紹介しました。


>>室内洗濯機置き場の「防水パン」に洗濯機が入らない問題について


こちらの記事では、あくまでも洗濯機の接地面(床)だけに着目していました。しかし、古い物件の洗濯機置き場が抱える構造上の問題はこれだけではありません。


目次[非表示]

  1. 1. 蛇口の位置
    1. 1-1. 1mを超えるものも…洗濯機の「高身長化」
    2. 1-2. 蛇口を高い位置に変える水栓で対策
  2. 2. 洗濯機の上に収納棚がある
  3. 3. 賃貸住宅の場合は原状復帰に注意
  4. 4. 今後を考えると水栓を変えたほうがいい?
      1. 続編につづく...


1. 蛇口の位置

左が最近の住宅、右が昔ながらの住宅(イメージ)


ご存知の通り、洗濯機を使うには蛇口と接続する必要があります。実は、この洗濯機置き場の蛇口の位置、築年数が浅い物件ほど段々高く取り付けられるようになっているのです。30年ほど前の物件では床から高さ約95cm前後に蛇口がある物件が主流だったものの、最近の物件では110cmを超える位置に蛇口があることもあります。


なぜでしょうか。理由はとてもシンプルです。洗濯機の背が高くなり続けているからです。


1-1. 1mを超えるものも…洗濯機の「高身長化」

15年ほど前、高さが1mを超える洗濯機は少数派でした。大容量のドラム式洗濯乾燥機でさえ、本体の高さは95cm程度だったのです。


例として、パナソニックのドラム式洗濯機の本体高さを見ると、2004年発売のNA-V61(洗濯・脱水容量6.0kg 乾燥容量4.0kg)では、本体の高さは93.7cm。高さ95cmの位置の蛇口でもギリギリ入る場合もある高さでした。


しかし、2018年発売のNA-VG730L/R(洗濯・脱水容量7.0kg 乾燥容量3.5kg)の本体高さは99.8cm。洗濯・脱水容量が若干増えてはいるものの、30年ほど前の物件の「高さ95cmの位置にある蛇口」には物理的に入らなくなっているのです。


同じメーカー内でも、15年の時を経て約6cm高身長化している洗濯機。わずか6cmの違いと思って甘く見ていると、洗濯機を搬入する日に業者の方から「取り付けできません!」と断られてしまうことになるのです。新しい洗濯機で洗濯することを楽しみにしている時にこのような事態に陥ると、目も当てられません。


1-2. 蛇口を高い位置に変える水栓で対策

背の高い洗濯機に蛇口が干渉するからといって、そのためにリフォーム工事を行うと、かなりの費用がかかってしまいます。しかし、壁に這わせる形で蛇口の位置を15cmほど高く変更できる水栓が発売されているため、この水栓に取り替えるとリフォーム工事なしで背の高い洗濯機を置ける可能性があります。


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この特殊な水栓のお値段は5,000円程度。自力で交換することも可能になってはいますが、水漏れが心配という場合は業者に交換を依頼した方が無難でしょう。


2. 洗濯機の上に収納棚がある


物件によって、洗濯機の上に収納棚が作られており、棚の下の空間に洗濯機を嵌め込むように設置しなければならないことがあります。この場合も、蛇口の位置と同様、近年の高身長洗濯機が問題となるのです。


洗濯機の取水用の蛇口は、本体の高さから10cmほど高い位置にあることが勧められています。つまり、洗濯機の上には最低でも10cm以上の空間が必要ということ。従来の90cm程度の高さの小型洗濯機では問題がなかったものの、1mを超えるような高さの洗濯機では棚の位置が低すぎて設置できないという事態になる可能性があるのです。


洗剤やタオルなどを収納できる便利な洗濯機上の収納棚。しかし、肝心の洗濯機が設置できなければ魅力も半減してしまいます。この点をよく確認しておかないと、乾燥機能の付いていない機種や独身向けのような小型の洗濯機しか設置できない…ということになるかもしれません。物件を内見する際に、高さ1m程度の洗濯機を設置しても余裕があるかどうか、念入りに計測しておきましょう。


3. 賃貸住宅の場合は原状復帰に注意


近年の高身長洗濯機たちに対応していない、低い位置にある蛇口。賃貸住宅で蛇口の位置を高くする水栓を設置する場合は、管理会社やオーナーの許可を得る必要があります。しかし、多くの場合は、設置自体は許可されるものの、退去時に元の状態に戻す「原状復帰」を求められます。


せっかくいい水栓に取り替えてやったのに!と思っても、退去時には元の古い水栓に戻さなければならないことを頭に置いておきましょう。古い水栓は大切に保管しておく必要があります。


4. 今後を考えると水栓を変えたほうがいい?


近年、洗濯機が高身長化しているのは、洗濯物を取り出すときの腰への負担の軽減もあると言われています。家電の流行がどのようになるかはわかりませんが、現在の状況を見ると、今後背の低い洗濯機はより一層少なくなり、選択肢が限られてしまうと考えられます。しかし、住んでいる物件が古ければ、蛇口の位置は低いまま。水栓を対応するものに取り替えておけば、今後洗濯機を買い換えるときも洗濯機の高さで悩まずに済むかもしれません。


続編につづく...

古い賃貸マンションで新しい洗濯乾燥機を置いてみた実例から学ぶ、洗濯機を設置する際の注意点


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一人暮らしに最適な洗濯機とは?

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