2019.03.04

室内洗濯機置き場の「防水パン」に洗濯機が入らない問題の解決策

暮らしのQ&A

春からの新生活。引っ越しと同時に新しい家電を揃えてスタートを切ろうと考えている方もいることでしょう。賃貸物件を探している方は、物件の条件の中に「室内洗濯機置き場」という項目を見たことがあるかもしれません。多くの場合、「防水パン」と呼ばれる洗濯機を置くプラスチックのトレイや足台があります。

室内洗濯機置き場は、ベランダに洗濯機を置かなければならない物件よりも洗濯機が傷みにくく、ベランダのスペースが広く取れ、防犯面でも安心できるという利点があります。しかし、比較的築年数の多い物件の室内洗濯機置き場では、洗濯機を置くトレイ「防水パン」が、横長の二層式洗濯機を想定して作られたために幅が狭いケースが多く、近年流行しているドラム式の洗濯機のような、幅の広い洗濯機が入らない場合があります。

引っ越し前に洗濯機を購入してしまったり、既に持っている幅の広い洗濯機を使う予定であったりする場合、「防水パン」からはみ出て洗濯機が斜めになってしまったという事態になりかねないのです。ほとんどの賃貸物件の情報サイトには、室内洗濯機置き場との明記はあるものの、防水パンの幅まで明記してあるサイトはほとんどないといっていいでしょう。そんな防水パンと洗濯機の関係性を踏まえた解決策をご紹介します。

まだ洗濯機を購入していない場合

防水パンよりも大きな洗濯機を、防水パンを無視して傾いた状態で設置するのはとても危険な行為なので避けましょう。洗濯機は内部で洗濯槽が高速回転する精密機械です。極端な傾きがある場所で使用すると洗濯槽が回らなくなるなどの不具合を起こし、最悪の場合故障してしまうかもしれません。

また、洗濯機の足がしっかりと設置面に触れず、足ではない部分が防水パンのフチに乗っている状態で放置すると、傾いた大型の洗濯機を支えている側の足や防水パンのフチの部分にとてつもない負荷がかかり、防水パンが割れて破損してしまうことがあります。

防水パンの構造は意外と複雑なため、交換は基本的にプロに依頼しなければならず、本体代金や出張費などの費用が発生してしまいます。そのような事態になった際、賃貸住宅の場合でも借主に過失があるので、おそらく実費での交換となってしまうでしょう。

持っている大型洗濯機をそのまま使いたい場合

いくら防水パンが小さい可能性があるからといって、洗濯機はやはりドラム式の乾燥機能付きのものでなければ嫌だ!という方も多いことでしょう。既に防水パンよりも大きい洗濯機を購入してしまったり、今使っている大型の洗濯機を使いたいが入らない場合は、洗濯機用の「かさ上げ台」という製品が発売されています。

この「かさ上げ台」は、洗濯機の足を置く4つのパーツが分離している商品と、4つの足台が連結されているタイプの商品があり、足台が分離しているタイプで1,000 〜2,000円代、足台が連結されているタイプで3,000円代ほどの価格です。このかさ上げ台を購入して、防水パンを洗濯機がまたぐ形で使用することで、洗濯機を水平に置くことができ、洗濯機本体と防水パンへのダメージを抑えることができます。

さらに防振性能や防音性能のあるかさ上げ台もあるため、他の部屋への揺れや騒音を抑えることが可能なので、夜間でも比較的安心して洗濯することができます。

ベランダに洗濯機を置く場合もかさ上げ台が役立つ場合があります。ベランダは、雨水を排水するため、外側に向かってわずかな傾斜が付いていることがあります。ベランダの傾斜が大きな物件に住み、何もない状態で洗濯機を回していたら、脱水に入った時に洗濯槽が引っかかり洗濯機が緊急停止した、という人もいます。

出来るだけ防水パンに収まる洗濯機を選ぶ

文中で一度触れましたが、洗濯機は内部で洗濯槽が高速回転をする精密機械です。メーカーの想定する使用環境よりも急な傾斜の場所に洗濯機を置くと、故障の原因になるため、かさ上げ台の出費を抑えたいのであれば防水パンに収まる洗濯機を選び、水平な状態で使用しましょう。