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水まわりトラブルの恐怖!洗面台下からの異臭は何が原因?

築年数の古い家に住んでいると、どうしても必要になってくるメンテナンス。特に毎日使う水回りは老朽化しやすく、メンテナンスを怠ると大変なことになります。顔を洗ったり、歯を磨いたりする洗面台もその例外ではありません。長い間メンテナンスがなされていない洗面台の排水口からは、下水のような不快な臭いがしてくることがあります。


水まわりの臭いの原因は一つではありません。そのため対処法はさまざまです。場合によってはプロの業者に依頼したほうが賢明です。しかし、なるべく費用を安く抑えたい場合や、賃貸住宅で大家さんの協力が得られないなど、自力で解決するか泣き寝入りするかという選択を迫られることがあります。


今回はそのような状況に陥った時のために、水まわりトラブルに直面したAさんの事例をご紹介し、解決策を説明していきます。


原因不明のドブのような臭い


Aさんは築26年の分譲マンションの一室を賃貸で借りて住んでいました。ところが入居後1週間もしないうちに、洗面所や浴室にドブのような臭いが漂うことに気が付きました。入浴時や入浴後に浴室の換気扇を回すと、どこからともなくドブのような吐き気を催す臭いが漂ってくるのです。


築年数の古い部屋ではありがちな排水管の汚れが原因だと考え、市販のパイプ洗浄剤を使って浴室や洗面台、洗濯機の排水管を洗浄するも効果なし。3日おきほどの感覚で臭いのない日もあり、Aさんは毎日水を流すうちに臭いもなくなるだろうと考えていました。


臭いの発生源が判明

出所不明の臭いとの攻防が2か月ほど続いたある日、洗面台下の収納からタオルを取り出そうと収納部分を開きましたすると、換気扇を回していないにもかかわらず、強烈な臭いがAさんを襲ったのです。Aさんは収納部分が発生源だと気づき、「洗面台下の配管から異臭がする」と不動産屋に連絡して対処してもらうことにしました。


業者に来てもらい洗面台下の収納スペースの底板を取り替え、テープで目張りをしてもらいました。曰く、「長い間人が住んでいなかった古い物件ではどこもこのような臭いがある。下水の硫化水素のニオイだから、しばらくすれば収まる」とのことでした。


自宅の洗面所から硫化水素が発生しているという衝撃的な事実が発覚したのです。作業が終わり事態も収束するかと思われましたが、1週間、そして1カ月たっても、全く臭いが消えません。補強テープを何度も張り替えても効果はありませんでした。


緊急事態発生!そして結局WEB検索

業者に底板を張り替えてもらってから数カ月、ますます臭いはひどくなっていました。洗面所はおろか浴室まで日常的に異臭が立ち込めていたため、洗面台の収納スペースを開いたところ、そこには衝撃の光景が広がっていました。


収納スペースの中はカビのようなどす黒いしみができており、数ヶ月前に張り替えてもらったばかりの底板に、何やら水ぶくれのようなブツブツができていたのです。


不動産屋に連絡を取っても、板の隙間をテープで目張りしてくれと相変わらずの対応をされたため、Aさんは仕方なく「洗面台収納スペース 異臭」でネット検索してみることに。情報を集めた結果、「ジャバラ管と排水管をつなぐ臭気止めパッキン」が怪しいと判断しました。


目を疑うような事実が明らかに!

臭気止めパッキンの緩みが原因かもしれないと考えたものの、その部分を調べるには業者が取り換えたばかりの底板を外す必要がありました。


Aさんは慎重に底板を取り外し問題の排水管部分にたどり着いたのですが、ここで目を疑うような驚きの事実が発覚しました。なんと、臭気止めパッキンが緩んでいるどころか、そもそも存在すらしていませんでした


直径10cmほどの排水管に直径5cmほどのジャバラ管がストローのように刺さっているだけで、全くノーガードの状態だったのです。そのため下水からの湿気や臭いがそのまま室内に吹き出していました。


恐らく昔何らかの水回りのトラブルがあり、その際に臭気止めパッキンを外したまま放置されたものだとAさんは考えました。


臭気止めパッキンで一気に解決

Aさんはすぐさま臭気止めパッキンを購入しにホームセンターへ行き、「臭気止めパッキン」を購入しました

※購入される際は、洗面台のジャバラ管・排水管などの配管タイプ・サイズをよく調べてから、対応した商品を購入してください。


説明書に従い、排水管とジャバラ管の間にパッキンを取り付ける作業は10分ほどで終了その後、臭いはぴったりとおさまったのですAさんは事態の呆気ない収束に驚くばかりでした。


まとめ

水まわりトラブルの原因は一つではありません。そのため今回の事例とは別の原因がある場合も多々あります。そのため基本的に水まわりの事は水まわり専門の業者へ依頼することをおすすめします。


今回のケースで異臭騒ぎがここまで長引いてしまったのは、Aさんが不動産屋に連絡した際、「水回りの専門業者」を呼ぶように強く訴えなかったことが問題でした。Aさんは「洗面台下の配管から異臭がする」としか伝えなかったため、修理に来た業者は水まわりの専門ではありませんでした。


その結果、原因解明には至らず、事態が長引いてしまうことになったのです。賃貸住宅に限らず、水まわりの修繕を自力で行うことは、素人にとっては非常にリスクを伴う行為です。「餅は餅屋」という言葉もあります。今回の事例のように原因がわからず問題解決に苦労する前に、水回りの専門業者に依頼しましょう。