2021.10.22

リノベーション工事前の近隣への挨拶はどうしたらいい?マンション編

リノベする

マイホームの買い方として一般化してきている、「中古マンションを購入してリノベーションする」という方法。新築マンションよりもかなりリーズナブルな価格で売りに出されている中古マンションの一室を購入して、最新の設備や自分たちの好みの間取りなどに作り替えることができるため、人気を呼んでいます。

しかし当然のことながら、これからリノベーションを行う中古マンションは、既に完成して他の部屋には人が住んでいる状態。マンションの住民にご挨拶に行かないままリノベーションの工事を行なってしまうと、騒音や業者の出入りなどで、近隣の住民の方とトラブルになるのは目に見えています。

今回は、リノベーション工事を行う前の挨拶のタイミング方法について見ていきましょう。

挨拶は遅くとも工事開始の「1週間前まで」が目安!

挨拶は、遅くなっても工事日(長期の工事の場合は開始日)の一週間前までには済ませておくのが理想的です。仕事の都合などで1週間を切ってしまった場合は仕方がありませんが、初対面の人から「5日後から工事を始めます」と言われた場合、多くの人は「話が急すぎる」と感じるかもしれません。できるだけ早めにお知らせしておきましょう。

マンションには、専業主婦や高齢の方のように、平日でも比較的在宅の確率が高い人もいますが、家族全員が仕事で不在の人もいます。特に平日は仕事で不在の方は、休日の朝はゆっくりしておられる可能性もあるため、早朝に訪問するのは避けた方が良いでしょう。多くの場合、お昼過ぎから夕方にかけての時間に訪問した方が無難です。

挨拶では伝える情報は次の4つ!

挨拶では、冒頭で「この度部屋をリフォームで工事をすることになり、ご挨拶に来ました」と、端的に用件を伝えましょう。

そして、「①騒音がすること、②業者が出入りすること、③騒音や業者が出入りする時間帯、④工事の日付(期間)」をわかりやすく伝えます。工事が長期間に及ぶ場合は、工事の期間や工事を行う曜日も忘れずに伝えなければなりません。

最後は「ご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いいたします。」と誠意ある態度でお願いしましょう。念のため、「何か問題点がありましたらご連絡いただけますと幸いです。」添えておくのも良いでしょう。

挨拶を業者任せにしてはダメなの?→今後の生活を考えると自分で挨拶に赴いたほうが吉

リノベーション工事前の挨拶を業者に全て任せて、施主である自分たちは回らない、という方もいるようですが、今後の生活のことを考えると、施主が自ら挨拶に回るのはとても重要です。可能であれば、業者よりも先に回っておくのが理想的です。もしくは業者が挨拶に回る際に一緒に回ることもできるでしょう。

今後その部屋に住む施主本人が挨拶に来ない場合、しばらくの間工事の騒音に耐えるマンションの他の住民たちの心証が悪くなるのは目に見えています。どうしても時間が取れず、業者に挨拶を任せなければならない場合、少なくとも業者にその旨を住民に伝えてもらうようお願いしておきましょう。

工事が終わり業者が去った後、近隣の住民と顔を合わせて気まずい思いをするのは施主であるあなたなのです。

挨拶に粗品は必要?→工事の規模によって臨機応変に決めよう

リフォーム・リノベーション工事が1日や2日で終わるような簡単な工事であれば、挨拶に手土産は必要ないでしょう。

しかし、間取りの変更や設備の一新といった大規模なリノベーション工事を行なって、工期が1ヶ月を超えるような場合は、できれば手土産持参で挨拶に赴いた方が無難です。手土産は洗剤やタオルなどの日用品や、菓子折など、1,000円前後の簡単なもので大丈夫でしょう。

マンションの挨拶の範囲は?

挨拶回りをすると簡単に言っても、住戸数が100戸を超えるような大型マンションの全ての部屋に挨拶に回るのは現実的ではありません。マンションの挨拶回りの範囲は、上階3軒、下階3軒、両隣が一般的(写真赤い点が自宅である場合、水色の点の部分)であると言われています。

また、資材の搬入や業者が出入りするエレベーター・階段付近のお部屋の人にも挨拶しておくと良いでしょう。

広い範囲に手紙を入れておくのもよい

直接挨拶に赴くのは前述の「上下階3軒、両隣、(必要に応じて)エレベーター・階段付近の部屋」だとしても、もう少し広い範囲の住民に工事のことを周知しておかないと、苦情が来そうで不安だな…という方もおられることでしょう。

その場合は、より広い範囲に工事の件を記した挨拶の手紙を入れておくとよいでしょう。騒音や資材・業者の出入りで迷惑をかけることになることや、工事の期間・時間などを誠実な言葉でまとめた手紙を、マンションの集合ポストなどに投函しておきましょう。

挨拶をした後も気を配ろう

いくら挨拶に回ったからと言って、その後は何も気を使う必要はない、ということにはなりません。例えば、早朝・夜間に工事を行うのは、多くの住民の迷惑になるということは言うまでもありません。

また、間取り変更の際の壁の撤去など、特に大きな音がする工事を行う日は、事前に書面などで報告しておくと、他の住民たちも心構えができることでしょう。

いずれにせよ、リノベーション工事をしたその部屋に、今後長い間住むことになるのはあなた。後のご近所付き合いに禍根を残さないよう、きっちりと挨拶をして、理想の住まいを手に入れましょう。