2020.05.15

縦長のワンルーム・1Kのレイアウトまとめ!狭くても広く見せる小技5選

インテリア

社会人・大学デビューなどで実家を離れ、一人暮らしを始める人のほとんどが住み始めるのが、専有面積が20平方メートルほどの集合住宅のワンルーム・1Kの部屋。

6帖から8帖程度の個室ほどのスペースに、家具に加えて冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機などの生活家電を配置する必要があるため、多くの人はそれまで家族と暮らしていた実家とは比べ物にならないくらいの狭い空間で生活することにまります。広島を代表するテクノポップグループ・Pefumeの代表曲「ワンルーム・ディスコ」の歌詞を思い出される方も多いのではないでしょうか。

今回は、6帖から8帖のワンルーム・1Kの間取りの部屋で多く見られる「縦長」の形の部屋で、狭いお部屋を少しでも広く見せるレイアウトや小技を見ていきましょう。

サイドの壁沿いにベッド+中央にローテーブル

縦長のワンルーム・1Kのお部屋の定番とも言われているのが、左右どちらかの壁沿いに縦向きにベッドを配置して、残りの部分にローテーブル、反対側の壁にテレビや収納棚を配置するという構成です。中心部分に背の低いローテーブルを配置することで、視線の抜けを生み出して部屋を広く見せることができます。

部屋を広く見せる効果を大きくするには、左右の壁に配置する家具の縦のラインを揃えてすっきりとした動線を作り出すこと。ラインが雑然としていると、行き止まりのような印象を生み、空間が狭苦しくなってしまいます。

掃き出し窓などの採光窓が部屋の一番奥にある場合は、この縦のラインに沿って日中は光が差し込むので、お部屋がより広々と感じられるでしょう。

奥の壁沿いにベッドで空間を広く取る

縦長のお部屋のサイドの壁ではなく、向かって奥の壁にベッドを配置すると、残りのスペースが四角形に近い形で残り、空間を広く取ることができます。

左右どちらかの壁にベッドを配置すると、部屋の形が縦長の場合は残りのスペースが細長くなってしまいますが、この方法であれば左右にゆとりを持った状態で家具を配置できるでしょう。

しかし、この方法は、部屋の奥にバルコニーに向かう掃き出し窓がある場合、部屋の左右の長さによっては通路を塞いでしまう可能性があります。江戸間の畳で計算すると、6帖の部屋の横幅は264cmほど。仮に縦の長さ200cmのベッドを置くと、通路となる部分が64cmほどになります。

掃き出し窓が部屋のどちらかに偏っている場合はスムーズに通行できるかもしれませんが、中央部分に配置されている場合、狭い隙間からバルコニーに出なければならなくなります。

ダイニングテーブルを奥行きの短いものを壁付けで配置

ローテーブルではなく、食事をしやすいダイニングテーブルを置きたいという方も多いことでしょう。しかし、ローテーブルと比べて高さのあるダイニングテーブルは、お部屋の中心に置くと視線の抜けが塞がれ、狭く感じてしまうかもしれません。

また、部屋のサイドにベッド(幅の狭いシングルベッドでも90cmくらい)を配置している場合、4人用のような奥行きのありすぎるダイニングテーブル(小型のものでも75cmくらい)を置くと、物理的に部屋の通り道が狭くなる、あるいは塞がれてしまう可能性があります。

上述の江戸間の6帖・縦長の部屋の横幅は264cmなので、ベッドと4人用ダイニングテーブルを壁の端と端に配置すると、ベッドとテーブルの間は1mを切ってしまいます。そこに更にダイニングチェアを置くことを考えると無謀なレイアウトであることは明らかではないでしょうか。ダイニングテーブルを配置する場合は、1人用か2人用の、奥行きの短いタイプのものを選ぶと失敗は少ないでしょう。

狭い部屋に置く際は工夫が必要なダイニングテーブルですが、これがあるとローテーブルよりも生活の幅が広がると言えます。食事をしないときはノート型パソコンや飲み物、携帯電話の充電機器などを置いて作業スペースにすることができます。就寝時にスマートフォンをあえてダイニングテーブルで充電するようにすれば、寝転びながらスマートフォンを操作するという健康に良くない習慣を断ち切ることができるかもしれません。

家具は基本的に背の低いものを選ぶ

ワンルーム・1Kのお部屋は、元々の広さが狭いため、人の背丈よりも高い家具を配置すると圧迫感が一気に増してしまいます。本棚などは目線よりも下の高さのものを選ぶと部屋が広く感じられることでしょう。

背の高い家具は個室の入口付近に配置・後退色のものにするとなお良い

背の低い家具が部屋を広く見せる効果があるとはわかっていても、コートや上着を掛けておく衣類収納棚のように、どうしても背が高くなってしまいがちの家具を配置したい場合は、玄関・廊下などから個室に入ってくる入口にそのような家具を配置すると、部屋に入った時の印象として背の高い家具が目に入りにくく、広さを感じることができます。

また、配置だけでなく、家具の色を工夫することで心理的に広さを感じさせることができます。一般的な人には、暖色系(+黄緑)の色を見るとそれが飛び出して見える(進出色)、寒色系(+紫)を見るとそれが後ろに下がって見える(後退色)、という感覚が備わっていると言われています。背の高い家具やソファー、ベッドのシーツなどの色を後退色にすれば、奥行きを感じて部屋を広く見せることが可能です。

狭い部屋で培ったレイアウト術は無駄にはならない!

多くの人は、ライフステージを経るごとに、より部屋数が多かったり、部屋が広かったりする家に引っ越していくことでしょう。 しかし、部屋が広くなったからといって無計画に家具をレイアウトしていると、せっかくの広さが無断なったような空間が生まれてしまうかもしれません。 狭い部屋に住んでいるからこと培うことができるレイアウトのセンスは、広い家に移り住んだ後でもきっと生かされることでしょう。