
2019.05.21
部屋が狭い?狭い部屋を広く見せる超実践的な3つの方法
インテリア
アメリカと比較して狭い家が多い日本の家。現に、都市部や近郊に住むことを考えると、土地の高さや家賃の高さゆえに、家を建てるにも賃貸で住むにも狭い家に住むことを余儀なくされる場合があります。限られたスペースに好きな家具・インテリアを詰め込みすぎると、途端に部屋が狭苦しくなり、家具・インテリアのデザイン性が全く無駄になってしまうことがあります。
反対に、同じ規模の狭い部屋で必要な家具が揃っているにも関わらず、「なぜか広く見える、感じる」という部屋を見たことはありませんか?どうすれば、そんな「広く感じる」部屋を作ることができるのか、これからポイントを取り上げていきます。
家具・インテリアの配置でお部屋を広く見せる

背の高い家具を避ける
一般的に、狭い部屋に背の高い家具を置くと圧迫感を与えるので、棚などの収納家具は人の背丈よりも低い程度のものを選ぶと、同じスペースであっても広く感じると言われています。背の高い家具は、家具ショップなどの広く天井の高い空間に置かれていれば、実際よりもかなり小さく見えてしまいます。
しかし、いざ自分の部屋にその家具がやってくると、あまりの大きさに圧倒されてしまう、ということはよくあります。狭いお部屋に住んでいる場合は、自室のサイズなどを図り、圧迫感を生みそうな背の高い家具を買わないようにしましょう。
既に背の高い家具がある場合、「視線の抜け」を作ることを意識する

部屋に入った際、部屋の端の壁までが見通せる「視線の抜け」があると、人は開放感を感じると言われています。既に背の高い家具が家にあるという場合は、部屋に入った際の「視線の抜け」を遮らない位置に背の高い家具を配置すると、圧迫感を感じにくいと言われています。
生活導線を遮るような家具・インテリアの配置を避ける
たとえ「視線の抜け」ができるように家具・インテリアを配置したとしても、生活導線を遮るような配置だと、暮らしていくうちに「狭い!窮屈だ!」と感じるようになることでしょう。人が歩く道を妨げないように家具を配置し、部屋の中心部に広いスペースができるような配置にすれば、視覚的にも体感的にも「広さ」を感じることができるはずです。
お部屋の「色」を工夫して広く見せる

白を基調とした部屋は圧迫感を感じさせない
一般的に、白っぽい壁紙でお部屋を統一すると、部屋が実際よりも広く見えると言われています。また、白っぽい壁紙は、様々な色の家具・家電などとの相性もよく、コーディネートが簡単になるというメリットがあるようです。また、光を反射しやすいため、お部屋全体が明るく爽やかになる効果もあります。
後退色の家具を置いてみる

白っぽい壁紙の中に、後退色の家具を置くことにより、家具の大きさが実際よりも小さく見える効果が生まれ、広く見せることができます。「後退色」とは、他の色と比較して実際よりも遠くにあると感じる色のことで、ブルーや紫などがあります。
反対に、実際よりも前に飛び出して見える「進出色」は家具を大きく見せてしまうため、大きな家具がより大きく見えてしまいます。進出色は黄色やオレンジ、赤、黄緑などが該当するようです。ソファーやチェストなど、大きめの家具には、後退色のものを選ぶと、「広見せ」効果が期待できます。
後退色のアクセントクロスを導入してみる
既に進出色や通常の家具があり、今更買い換えるのも勿体ない、という場合は、後退色のアクセントクロスを導入するのも良いでしょう。後退色は、「実際よりも遠くに見える」色。アクセントクロスを貼った部分が少しだけ遠くに見えることで、お部屋に奥行きを生むことができます。
ミラーを導入してお部屋を広く見せる

クローゼットのような大型の家具を置く場合は、扉が大きな鏡になっているようなものを選んだり、姿見を壁に並べたりすることにより、部屋に奥行きを感じることができるようなります。表面全体がミラーになっている扉を導入すれば、さらにリアルな「奥行き」を演出することができるでしょう。
それでも解決しないときは「断捨離」してお部屋を広くする
ここまで、お部屋の「広見せ」メソッドを挙げてきましたが、広く見せる工夫をしても一向に圧迫感が取れない!という場合は、不要な家具やインテリアを処分して物理的に広くしましょう。もう10年以上使っていないような食器が眠っている食器棚はありませんか?もう読まなくなった本や、聞かなくなったCDが収納してある棚はありませんか?
これらの不用品を処分していると、その棚自体が必要なくなったり、棚に別のものを入れることができるようになったりして、お部屋が物理的に広くなります。広く開放的なお部屋は、人生をより豊かにしてくれることでしょう。
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