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楽観視は禁物!住宅ローンの計画は慎重に

人生で一番大きな買い物と言える「家」。一億総中流時代と言われた昭和の時代は、ほとんどのサラリーマンが若いうちにローンを組み、マイホームを手に入れていたと言われています。しかし、一億総中流が崩れた現代では、古き良き時代の常識は通用しなくなっているようです。今回は、そういった住宅ローンを組む際の注意点をまとめました。


結婚後マイホームを持てる人は一握り!?

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昭和の時代を生きてきた親世代や祖父母世代から、「結婚して落ち着いたら、マイホームを持たなきゃね!」と笑顔で勧められたことはありませんか?彼らが「常識」を培ってきた昭和から平成初期にかけては、経済が右肩上がりで終身雇用制や退職金制度が保証されている時代でした。


しかし、バブル経済崩壊後の「失われた20年」と呼ばれる現代には、その常識は残念ながら通用しません。二極化が進んで貧富の差が広がっているため、「誰もが」マイホームを持てた時代はほぼ終焉していると言えるでしょう。


ローンは続く…収入が激減しても


もしあなたが経営の安定した会社で働き、ローンを組んでマイホームを購入するに十分な状況にあるとしても、自己資金が全くないままローンを組んだり、現在の収入のギリギリで資金計画を立てたりすることはお勧めできません。なぜならば、人生何が起こるかわからないからです。


日本の大半の企業では、いわゆる「年功序列制」の賃金体系が見直され、今の収入が右肩上がりに増え続けるとは限りません。また、年金の支給年齢が段階的に引き上げられていることをご存じの方は多いでしょう。定年を過ぎた方が、現役時代よりもはるかに安い賃金で定年再雇用として働かざるを得ないケースも今では当たり前になっています。破綻すると叫ばれて久しい年金問題が今後どのようないきさつになるか、多くの人は予測できないでしょう。


しかし、今後あなたがもし収入が激減するような窮地に陥ったとしても、ローンは変わらず続いていきます。社会問題化している「老後破産」に陥らないためにも、手堅い計画が必要です。


退職金でローン完済を考える場合は慎重に


仮にあなたが今30歳前後で、およそ30年後に受け取るはずの退職金でローン完済を目指している場合、より慎重であるべきです。繰り返しますが、人生何が起こるかわかりません。平成30年の節目を迎えた今年からちょうど30年前の昭和63年、当時の日本がどのような状況だったかを考えてみてください。日本はバブル景気に沸き、土地の価値は上がり続けると信じられていました。銀行が破綻することなどありえないと考えられていました。


つまり30年後の退職金は、未来の景気状況によって大きく左右される可能性があるということです。厚生労働省の「労働条件総合調査」によれば、勤続年数35年以上で定年退職した人の退職金平均は、平成20年に2,529万円でしたが、平成30年には2,156万円と実に400万円近く減っています。


お勤めの企業の規模や業績が、30年後にどうなっているかわかりません。もちろん退職金が増えるケースも十分に考えられます。しかし、退職金を当てにした無理な計画はリスクを伴います。


子どもの教育資金も考慮に入れる


一般的に35年で組む方が多いローン。35年後に変わるのは、景気や給与だけではありません。多くの方は「子育て」という大きな変化を経験するでしょう。ローンを組む際は、子育てによってかかる教育資金も考慮して計画しなければなりません。我が子に十分な教育を受けさせたいと考えるのなら、子どもの教育費は妥協できない点の一つです。


大学などへ進むことになったら「奨学金」をもらえばよい、と考える場合もあるかもしれません。しかしここで注意しなければいけないことは、「貸与型奨学金」を借りる場合です。貸与型奨学金は、子どもが学校を卒業後に働いて奨学金を返済するというものですが、その連帯保証人は大抵の場合「親」です。


もし子どもが退職や失業をするなどのトラブルに見舞われ、奨学金の返済ができない状況になると、奨学金を代わりに返済する必要が出てくる可能性もあります。


高等学校の授業料無償化や給付型奨学金の新設など、近年行政も交えて話題となっている子どもの教育費。景気回復により若者の失業率は改善していると言われていますが、ほんの10年ほど前の不景気の際には、貸与型奨学金を払うことができず、踏み倒す若者が多く社会問題化していました。これから生まれる子どもが社会へ出る時の経済状況を見通すことは不可能ですが、ある程度の備えをしておく必要があるでしょう。


家を買うときは自己資金をできるだけためてから、無理のない返済計画を


ここまで、ローンを考える際の注意点を書きましたが、先のことを過度に心配して何もしないのでは、いつまでたってもマイホームを持つことはできません。これらの注意点を考慮しながら計画を立て、経験豊富で誠実な業者に相談してみましょう。


住宅ローンを組む際には、「できるだけ自己資金を貯めておく」「無理のない計画を立てる」、そして「自分でよく調べて考える」ことが重要になってきます。親や業者などからのアドバイスはもちろん重要ですが、自分で考えて納得することは最も重要です。なぜならば、長年にわたりローンを返済するのはあなただからです。

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