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お風呂の排水口を掃除しても臭いが取れない。その原因と対処法とは?

お風呂は水を多く使うため高温多湿になりやすく、臭いのもととなる雑菌が繁殖し、異臭が発生することがあります。その場合、しっかりと排水口を掃除することで解決しますが、排水口を掃除しても異臭がなくならないこともあります。今回は、そのようなパーツごとの徹底的なお掃除をした後、その排水口から謎の異臭が出るようになったNさんの事例について紹介します。


お風呂の排水口の封水筒を掃除するときに異変が


賃貸住宅に住むNさんは、お風呂の排水口から嫌な臭いがしていたため、お風呂の排水口パーツを分解して徹底的に洗浄することにしました。排水カバー、ヘアキャッチャーを順に取り外し、丁寧に洗っていきました。


しかし、最後に封水筒をくるりと回して取り外す時、異変に気づきます。通常、ツマミを持って左回りに回せば外れるはずの封水筒が、硬くなっており外れにくくなっていました。


調べた結果、封水筒のジョイント部分には、水垢などがたまりやすく、長い間掃除していないと外れにくくなることがあると知りました。その解決策として、ヘアキャッチャーを封水筒の爪にかませて、テコの原理で取り外す方法が書かれていました。


ヘアキャッチャーを使い、その通り行うと、封水筒は意外と簡単に外れました。しかしその時、「パキッ」という不自然な音がしたのです。封水筒やヘアキャッチャーが破損したわけではありませんでした。プラスチックが砕けたような破片もありません。「きっと、水垢が密着していて固くなっていたのだろう」と考え、封水筒を丁寧に洗浄しました。


封水筒を洗っていると、外側の部分に不自然な傷があることに気がつきました。一点、まるで接着剤で貼り付けていたような傷がついていたのです。通常、封水筒は取り外して洗えるようになっており、このような接着剤で貼り付けてあるはずはありません。


掃除を終えたにも関わらず、ドブのような異臭が立ち込める


謎の接着剤跡のことを不安に思いながらも、封水筒をスポンジで慎重に洗い、すべてのパーツを元の位置に戻したNさん。仕上げにパイプクリーナーを流し、30分後に水で流してお掃除を完了しました。


これできっとお風呂の排水が改善されるだろう、と安堵したNさん。しかし、お掃除してからおよそ3時間後、入浴しようと浴室に入った瞬間、浴室全体に下水のような異臭が立ち込めていたのです…!


悪夢のような臭いに悩まされることになったNさん。一体この異臭の原因は何なでしょうか。


原因は「臭気止めパッキン」にあった!!


Nさんは排水口内部になんらかの問題があるのではと考えました。加えて封水筒の外側に発見した、本来存在するはずのない「接着剤の跡」も気になっていました。



そこで、お風呂のメーカーを調べた結果、封水筒の外側には、本来「臭気止めパッキン」が付属していることが判明したのです。さらに、臭気止めパッキンの上に被せるようになっている「すべりワッシャー」という別のパーツも無くなっていることが判明しました。Nさんのお風呂の排水口にはそのどちらも付属していませんでした。


謎の接着剤跡の意味が明らかに


臭気止めパッキンについて調べ、それが下水から上がってくる臭いを封水筒と排水トラップの間で止める働きをしていることを知ったNさん。その働きを知ることで、封水筒に付いていた謎の接着剤跡の意味が明らかになりました。


つまり、封水筒と下の層の排水トラップの間には、パッキンとワッシャーを間に挟むだけの「あそび」の空間があり、パッキンとワッシャーを挟まなければ、封水筒が排水トラップに溜まっている水の水圧で浮くために両者は密着できず、空間ができてしまいます。恐らく、この接着剤をつけた人物はこの空間を塞ぐため、本来清掃のために分解しなければならない2つのパーツを接着して密閉するというむちゃくちゃなソリューションを思いついたのでしょう。


しかし、そのようなことをすれば、後に汚れが溜まってしまったときに当然ながら清掃ができません。結局Nさんは臭気止めパッキンとすべりワッシャーを購入しました。そして臭気止めパッキンをはめ込んだ結果、以前のような臭いは呆気なく消え去ったのでした。


排水口の部品を確認しましょう


今回の一例は排水口の部品が無くなっていたことが原因でした。排水口の異臭は掃除不足によるものが多く、こまめに掃除する習慣をつけておけば防げますが、排水口を掃除しても臭いがなくならない場合は部品が固定されているかを確認しましょう。掃除をしても異臭が改善されず、自分ではどうしようもない場合は業者や管理会社へ相談することも一つの方法です。

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