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タワーマンションはリスクもお高め!? メリットとデメリットまとめ

20年ほど前、ブームに火がついてから雨後の筍のごとく増え、現在も大人気のタワーマンション。高層階からの眺望に憧れ、一度は住んでみたいと思っておられる方、または住まわれている方も多いのではないでしょうか。ブームが定着してから約20年。昨今ではテレビドラマの題材になるほど一般化してきたタワーマンションのメリットとデメリットについてまとめました。


やっぱり憧れる!タワーマンションのメリット

1. 抜群の眺望


眼下に広がる街並み。目を奪うような夕日や夜景。他に遮るもののない抜群の眺望は、タワーマンションの最大の魅力と言えるのではないでしょうか。高層階に住めば、毎日高級ホテルのスイートルームに泊まっているような、ふわふわした感覚を味わうことができるでしょう。


2. ステータス


タワーマンションに住んでいるということは、現代の日本では富の象徴、ステータスとなります。例え住んでいるのが2階だとしても、黙っていれば羨望の眼差しで見られることでしょう。


3. 虫が出にくい


高層階に住めば、ゴキブリやハエ、蚊などの害虫が出にくくなるようです。虫が苦手で、決死の覚悟で退治しているそこのあなた。思い切ってタワーマンションの高層階に移住すれば、害虫とは縁遠い生活が送れるかもしれません。まさにハイリスクハイリターンなハイフロア害虫対策です。


4. 設備が充実


キッズルームやスポーツジム、ミニショップやプールなど、一般的なマンションには存在しないような設備が充実しています。その分管理費も高くなってしまいますが、大は小を兼ねる。積極的に利用してラグジュアリーな気分になりましょう。


5. セキュリティーも充実


タワーマンションでは、24時間体制で防犯設備が整っていることがほとんどです。行き届いたセキュリティーは高くつきますが、安全の値段だと考えれば苦にはならないことでしょう。


やっぱり不安…タワーマンションのデメリット

1. 混雑するエレベーター 震災時には高層階ほど悲惨なことに


限られた敷地に膨大な数の世帯が暮らすタワーマンション。当然エレベーターも多く設置され、高層階と低層階で別のエレベーターが割り当てられているなど工夫がなされていますが、朝夕のラッシュ時はどうしても混雑してしまいます。例え駅まで徒歩1分のマンションでも、実際には地上に降りるまでの時間をプラスして計算しなければなりません。


さらに修羅場となるのが、地震などの災害でエレベーターが止まってしまったときです。先の東日本大震災の際も多方面で報道されていましたが、エレベーターが止まってしまった場合、高層階の人ほど避難や帰宅に時間がかかってしまいます。早く家に戻りたいけど45階まで階段で登るしかない…という場合は無理をせずエレベーターの復旧を待つことも必要かもしれません。


2. 高層階では強風に要注意 窓を開けられないほどの風が吹くことも


周囲に遮るものがなく、風の強い日は容赦無く強風に晒されるタワーマンション。湾岸エリアにそびえ立つおしゃれなタワーマンションたちは、海から吹くとてつもない強風に毎日晒されています。高層階では、ベランダに干した洗濯物は洗濯バサミごと飛び去り、窓を開けっ放しにするのも非常に危険だという証言もあります。換気はほとんど換気システムを利用せざるを得ないでしょう。


3. 高所「平気」症の危険性


高所恐怖症とは逆の高所平気症になると、高層階のベランダから身を乗り出すことにも恐怖を感じなくなり、2.で挙げた強風に煽られて転落してしまうケースがあるようです。実際に高所平気症の子どもが誤って転落死してしまう事故も起こっています。近年は200mを超えるタワーマンションもあります。誤って転落した場合、地上では高さ45m以上からの生還例はほとんど無いとされているため、重大な問題だと言えます。


4. 必ずやってくる大規模修繕


タワーではないマンションや一軒家と同様、タワーマンションにも大規模修繕の必要が出てきます。ブーム初期のタワーマンションは築20年前後の修繕適齢期。華麗なるタワーマンション の修繕には、一般の建物にはないラグジュアリーな問題が数多くあるようです。


・足場が組めない

外壁の修繕を行う際、通常の建物では足場を組み修繕を行いますが、足場が組めるのは14階程度までだそうです。それ以外の方法としてゴンドラを利用する方法と、移動式昇降足場を利用する方法がありますが、足場と比較して作業効率が悪く、また2.で挙げた強風のために危険も伴うためさらに工期が伸びてしまう可能性があります。


・管理組合がまとまらない

高層階と低層階で販売価格が大きく異なるタワーマンション 。当然、入居する人々の財力にも大きな幅があります。また、多いものでは1000戸を超える世帯があります。しかし、管理組合は大抵マンションにつき1つ。そもそも金銭感覚が違う人々が議論をするので、管理費や修繕費について意見が食い違う可能性が高くなります。なかなか意見がまとまらず、管理が行き届かない事態に陥れば、資産価値も下がってしまいます。


・豪華な高級設備の維持費・修繕費も管理費から

スポーツジムやプールなどの豪華な設備が魅力のタワーマンション ですが、その維持費・修繕費は入居者からの管理費で賄われています。頻繁にその施設を利用するならば納得して払えるかもしれませんが、そうでない場合は何のために高額な管理費を?と思ってしまうかもしれません。


5. デメリットが一般に浸透すると資産価値が崩壊する可能性も…


タワーマンション がブームとなった20年ほど前、まだタワーマンション は希少価値の高い存在で、売却しても値崩れすることはほとんどなかったようです。その傾向は現在も続いていますが、1.〜4.までで挙げたデメリットが明るみになり、一般的に浸透してしまうと、資産価値が大きく下がってしまうかもしれません。


まとめ

タワーマンション を購入すれば他の物件ではありえない、非日常的な生活が手に入る一方、莫大なランニングコストがかかるという現実があるようです。


欧州では、超高層住宅は「限られた土地に多くの人を居住させるための苦肉の策」と考えられ、タワーマンション に住んでいる富裕層はほとんどいないと言われています。国民性などの違いがあるかもしれないので一概には言えませんが、デメリットが一般に浸透した場合、ブームが終息してしまう可能性は十分にあるのではないでしょうか。

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