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木造の家は冬場は新築でも寒いの?覚えておきたい3つのポイント

「木造の家は冬場すごく寒い!」、「隙間風が吹いてる気がする」。古い木造の家に宿泊した時などに、こんなことを感じたことがある方は多いのではないでしょうか。


また、最近木造の家を新しく建てた人の中にも、住宅メーカーが謳う「高気密・高断熱」を信用して木造の家を建てたにもかかわらず、想像以上に冬の寒さが厳しかった…という話を耳にしたことがあるかもしれません。


今回は、木造の家が「寒い」と思われている理由や、木造の家を新築する際に見ておいた方が良いポイントなどを見ていきましょう。


目次[非表示]

  1. 1.真実1 「木造」であるかどうかは、寒さとは無関係
  2. 2.真実2 気密性・断熱性が鍵
    1. 2.1.気密性
    2. 2.2.断熱性
  3. 3.真実3 窓も寒さを大きく左右する
  4. 4.冬場にモデルハウスを訪れてみるのもGood


真実1 「木造」であるかどうかは、寒さとは無関係


実は、断熱材などの処理が「全く同じ条件下」で木造の家と鉄骨造の家を建てたと仮定した場合、一般的には鉄骨造の家の方が寒くなると言われています。


理由は至ってシンプルで、木よりも鉄の方が熱を通しやすいから。寒い冬の日、自宅の中の木の柱を触ってみてもさほど冷たさを感じないのに、職場の鉄の柱に触れたらとても冷たかった…という経験をしたことはありませんか?


実際に、木材と比べ鉄は26倍、コンクリートさえ6倍熱を伝えやすいと言われています。つまり、木という素材そのものが原因で「寒さ」が生じているわけではないのです。


それでは、これから「寒さ」を感じる原因について見ていきましょう。


真実2 気密性・断熱性が鍵

木に自己接着し、気密性もアップさせる発泡系断熱材


古い木造の家に冬場に訪れた際に感じる「寒さ」は、その古い家の気密性と断熱性が十分ではないことに原因があります。


気密性

現代の木造住宅の気密性は、時代を経るごとにどんどん改善されています。1999年に制定された「次世代省エネ基準」の中には、床1㎡当たり何㎠の隙間があるかを示す「C値」という値が設定され、この基準を見れば、その家の気密性を知ることができます。


1999年の次世代省エネ基準は、「寒冷地でC値2.0以下、それ以外で5.0以下」という、比較的緩めの数字でしたが、最近の木造住宅を建築する住宅メーカーや工務店にはC値を1.0以下に抑えた高気密の住宅を建てているところがあります。


気密性の高い家を考えている方は、木造の家の建築を依頼する会社が、「C値」をどのくらいの基準に定めているかを確認しましょう。


断熱性

気密性と同様、断熱性も時代とともに進歩しています。従来型の木造の家で主流だった、木の柱と柱の間に断熱材を入れる「内断熱」だけでなく、それに建物全体を外側から断熱材で包み込む「外断熱」を追加した「ダブル断熱構造」を選択できるようになっています。


また、断熱材をはめ込むのではなく、発砲ウレタンの断熱材を木材に吹き付けることで、気密性も同時に引き上げるという施工を行っている会社もあります。この施工を行うと、吹き付けられた発泡ウレタンが木材に半永久的に自己接着するため、木材が将来的に収縮しても隙間が生まれにくく、長期間断熱性能を維持できるようになっています。


真実3 窓も寒さを大きく左右する

樹脂サッシを採用した窓 熱伝導率が低くアルミよりも断熱性が高い


窓は、家の中で最も室内の温度に影響を与える場所と言われています。せっかく断熱性や気密性を高めても、窓が大きすぎたり、たくさんありすぎると、室内の熱がどんどん外へと逃げていってしまいます(夏場は反対に室内の冷気が逃げていきます)。


特に吹き抜けの空間一面に大きな窓があるような場合は、それだけ熱も逃げやすくなってしまいます。


また、日本の古い建物(木造住宅に限らない)では、熱伝導率が高いアルミ製の窓サッシが中心的に使われてきたことも、家の「寒さ」を加速させる要因となっていると言えます。


しかし最近、断熱性の高い樹脂製の窓サッシが日本でも普及してきたことで、風向きが変わりつつあります。樹脂製サッシの熱伝導率は、アルミ製と比べると1000分の1。窓サッシをアルミから樹脂に変更するだけで夏場で約4度、冬場に約2度の差が生まれると言われています。


さらに窓サッシに加えて、外の熱を伝えにくい複層ガラスの窓にすれば、窓から逃げる熱をかなり抑制できます。


冬場にモデルハウスを訪れてみるのもGood


ここまで、冬場の寒さを左右する要因は、「木造」であることではなく、その建物の気密性・断熱性、窓など別のところに要因があることを取り上げてきました。


これから家づくりを依頼する業者が、これらのポイントをしっかりと押さえているかどうか、決定を下す前にじっくりと調べておきましょう。


資料を読む限りでは気密性・断熱性もしっかりしているし、窓も樹脂製サッシや複層ガラスを使っているけれど、業者の謳っている数値が本当なのか不安…という方は、実際に冬場にモデルハウスを訪れ、実際の室内の温度を体感してみるのも良いかもしれません。まさに百聞は一見に如かず。自らの肌で室内の温度を感じて判断すれば、きっと安心感も高まることでしょう。


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