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これから新築する家は「オール電化」と「ガス併用」のどちらがいいの?

ここ20年ほどで急速に増え、もはや一般的になっている、浴室やキッチンでガスを使わない「オール電化」。現代の新築住宅のうち、およそ5分の1はオール電化の家。火を使わないことや節約になると言われていることが人気を呼んでいます。


一方で、これだけオール電化が広まっているとはいえ、全てを電気にしてしまうのではなく、部分的にガスを残す「ガス併用」を選ぶ人はまだまだ残っています。


オール電化の家とガス併用の家の双方のメリット・デメリットを見ていきましょう。


目次[非表示]

  1. 1.オール電化のメリット
    1. 1.1.夜間料金で給湯代・暖房代が安くなる
    2. 1.2.ガスの基本使用料がなくなる
    3. 1.3.火を使わないので安全
    4. 1.4.エコキュートは断水の時に便利
    5. 1.5.ガス管の引き込み費用がない
  2. 2.オール電化のデメリット
    1. 2.1.初期費用が高い
    2. 2.2.昼間の電気代は安くない
    3. 2.3.水圧が弱いとされる
    4. 2.4.リフォームでガス管を引き込むと新築時より高額に
  3. 3.ガス併用のメリット
    1. 3.1.火力が強い
    2. 3.2.停電時は心強い
  4. 4.ガス併用のデメリット
    1. 4.1.プロパンガスの地域は光熱費が著しく高くなる
  5. 5.生活スタイルに応じて最適なものを選ぼう



オール電化のメリット

夜間料金で給湯代・暖房代が安くなる

オール電化住宅向けの電気プランには、夜間の電気代が割安になるものがあります。この割安なプランに加入すれば、夜間にエコキュートを使ってお湯を沸かしておいたり、冬場の夜間にエアコンで暖房したりすると、光熱費の節約となります。


ガスの基本使用料がなくなる

光熱費が電気に一本化されるので、毎月約900円程度のガスの基本使用料がなくなります。光熱費の支払いもシンプルになります。


火を使わないので安全

IHクッキングヒーターはガスコンロとは異なり火を使わないため、火災のリスクが低くなっています。しかし、冬場に電気ストーブやセラミックファンヒーターを使用する場合は当然火災のリスクがあるため、「オール電化なら火災とは無縁」というわけではありません。


エコキュートは断水の時に便利

地震などの災害時、万が一断水になった時も、エコキュートのタンク内にお湯が溜まっていればしばらくはタンク内の水を利用できます。トイレを流す水が止まってしまった…という事態になった際にはありがたいシステムと言えます。


ガス管の引き込み費用がない

新築時からオール電化を選択すれば、ガス管の引き込み費用がかかりません。その分住宅費用が安くなります。


オール電化のデメリット

初期費用が高い

オール電化の住宅は「エコキュート」という給湯器やIHクッキングヒーターの導入が一般的。両方を導入すると約60万円ほどかかると言われているため、ガス併用と比べると初期費用が高くなってしまいます。


昼間の電気代は安くない

前述の通り、オール電化の住宅向けの電気料金プランは夜間の料金を割安にするというプラン。


夜にお湯を沸かして貯めておくのを忘れた、あるいは急遽昼にお湯を沸かしてお風呂に…という場合や、昼間にIHクッキングヒーターを使って料理をする場合、ガスよりも光熱費が割高になることがあるため要注意です。


水圧が弱いとされる

エコキュートからのお湯は、タンクを痛めないために水圧が抑えられているため、人によってはシャワーなどの水圧が低いと感じることがあるようです。強い水圧が好みの方はシャワーヘッドを交換するなどの対策が必要になる可能性があります。


リフォームでガス管を引き込むと新築時より高額に

新築の時はオール電化して、ガス管を引き込む工事を行わないまま家を建ててしまったものの、何らかの事情でやはりガスにしたい…と思った場合、家の中にガス管を引き込む工事が必要になります。しかし、新築時に初めから引き込むのと比較すると莫大なコストがかかってしまいます。


将来、ガスが恋しくなることが本当にないかどうか、新築時に慎重に検討しておきましょう。



ガス併用のメリット

火力が強い

特に料理の際、IHクッキングヒーターよりも本物の火を使用するガスコンロの方が火力が勝るため、料理をするのが好きな人には根強い人気があります。


また、近年のガスコンロは安全装置がかなり進歩しており、ハイグレードな機種では鍋に材料を入れてボタン一つで完成まで調理ができるなど、IHコンロに負けず劣らずなレベルまで進化を遂げています。


停電時は心強い

すべてを電気に頼っているオール電化住宅にとって、停電は最も不安な要素。台風などで停電になった時、ガスが通っていれば料理ができたり、お風呂に入ることができます。


当然、地震などでガスも止まってしまうことも考えられますが、ライフラインに複数の手段があることは万が一の際に心強いことであると言えます。(※費用がかさむものの、オール電化の場合も太陽光発電装置や蓄電池を導入することで対応できます。)


ガス併用のデメリット

プロパンガスの地域は光熱費が著しく高くなる

ガスには大きく分けて「都市ガス」と「プロパンガス」の2種類があります。一般的には都市ガスよりもプロパンガスの方が価格が高いと言われ、都市ガスの地域からプロパンガスの地域に引っ越したらガス代が倍ほどになって驚いた、という事例もあります。


そのため、プロパンガスのエリアに家を新築する人はオール電化住宅に一本化する方が光熱費を安くできる可能性が高くなります。


生活スタイルに応じて最適なものを選ぼう


双方、メリットデメリットのあるオール電化とガス併用。どちらかが絶対的に優れているというよりも、これから家を建てる人たちの生活スタイルに応じて選択する必要があると言えます。


例えば、仕事や学校などで昼間は家族が家にいる時間が短く、電気を使う機会が夜間に集中しているという場合は、オール電化住宅の夜間料金の安いプランの恩恵を最大限受けることができます。


一方で、都市ガスを使える地域に家を立てる予定であれば、料理の火力のことや停電時のライフラインのことを考えてガス併用にしておくという選択肢もあるでしょう。


家族の生活スタイルや、これから家を新築する場所のことなどを考えて、オール電化にするか、ガス併用にするかを考えていきましょう。


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