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リノベーションとリフォームの違いが5分でわかる!

築年数の古い中古物件を購入して住む場合、内装あるいは外観を自費で修繕したり、既に修繕・改築済みの物件を購入したりすることはよくあることです。中古物件の修繕・改築を検討する際に、必然的に出会うのが、「リノベーション」「リフォーム」という2つの言葉でしょう。


20年ほど前から、テレビ番組などの影響もあって一般に広く浸透している言葉であるリフォーム。それに対して、ここ10年ほどで急速に市民権を得ている言葉であるリノベーション。どちらも修繕が必要な中古の物件に修繕を施すことには変わりませんが、具体的にどのように違うかは広く知られていません。中古物件の購入する前に、両者の違いを抑えておきましょう。


目次[非表示]

  1. 1.リフォームは新品に戻すこと、リノベは改造すること
    1. 1.1.リフォームは部屋を新品の状態に戻すこと
    2. 1.2.リノベーションは部屋を作り変えること
  2. 2.リノベーションはリフォームの一形態
  3. 3.リノベーションのメリット
    1. 3.1.自分好みの間取り・デザインが作れる
    2. 3.2.時代に合った物件に変えることで資産価値が上がるUP
  4. 4.リノベーションのデメリット
    1. 4.1.リフォームと比べると工事費用が高い
    2. 4.2.工事開始後に思わぬトラブルにぶつかる可能性
    3. 4.3.リフォームよりも工期が長い
  5. 5.まとめ 両者の違いを理解して家づくりを行おう


リフォームは新品に戻すこと、リノベは改造すること

リフォームは部屋を新品の状態に戻すこと


現在、リフォームという言葉は一般的に、「既存の部屋を新築の状態に戻すこと」という意味で使われています。壁紙やフローリング、畳などを張り替えて綺麗にしたり、トイレやお風呂を最新のものに取り替えたりして、部屋を新品の状態にすることを指しているのです。


それに対し、リノベーションは、部屋を新品にする以上の改修を行うことを指します。どのような改修を行うのでしょうか。


リノベーションは部屋を作り変えること


リノベーションを一言で言い表すと、「部屋を元の状態から作り変えて新たな価値を付与する改修」です。


リノベーションという言葉に対して、「リフォームよりも大規模な工事を伴う修繕のこと」だというイメージを持っている方も多いことでしょう。しかし、最も重要な特徴は、部屋を作り変え、元々の物件には存在しなかった価値を生み出すことなので、単純に規模の大きな工事が全てリノベーションであるとは限りません。しかし、購入する中古物件が古いほど、現代の生活に合った部屋に作り替えることを考えると、大規模な工事が必要になります。そのため、結果としてリノベーション工事は大規模になることが多いと言われています。


例えば、家族の人数に合わせて、元の物件の間取りとは全く異なる間取りに変更したり、元々は和室だった部屋を近年流行している北欧やミッドセンチュリーといった家具・インテリアに合うよう、部屋のデザイン性を変えたりといった変更がリノベーションに当たります。


リノベーションはリフォームの一形態

リフォームという言葉は本来、例えば壁紙を張り替える程度の比較的軽度な修繕のことから、増改築などの大規模な修繕のことも含む、幅の広い言葉です。現在リノベーションと呼ばれている修繕も、本来このリフォームという言葉の中に含まれています。


しかし、ただ部屋を新品の状態にする改修であるリフォームと、デザイン性や今流行している間取りへの変更などによって物件に付加価値を加える改修であるリノベーションは、もはや別物と言えるほどその性格が異なってきているのです。


リノベーションのメリット


自分好みの間取り・デザインが作れる

部屋の間取りを変更しないリフォームは、そこで生活する人間が生活導線などを部屋の間取りに合わせなければなりません。しかし、リノベーション工事を行えば、間取りや水回り、デザインを自分たちのスタイルに合わせて変更できます。つまり、人間が住まいに合わせるのではなく、住まいを人間に合わせるのがリノベーションなのです。


特に、ラーメン構造と呼ばれる様式の鉄筋コンクリート造のマンションの一室は、部屋中の壁を取り払うことができるようになっている場合が多く、3LDKの全ての壁を取り払って物凄く広いワンルームのようにリノベーションすることも可能な物件もあります。このような、部屋を一旦骨組みの状態にして行う大規模なリノベーションは「スケルトン」と呼ばれています。


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>> リノベーションにおけるスケルトンって何?マンションならどこまで変えられるのか


時代に合った物件に変えることで資産価値が上がるUP

リノベーションの例としてよく見られるものには、「リビング・ダイニング・キッチン(LDK)」や「ウォークインクロゼット」といった、近年の新築住宅では当たり前となっている間取りを取り入れることや、部屋の壁に大型の窓を設置して「開放感」を持たせることなどが挙げられます。


例えば、同じような間取りのマンションの一室を、このような現代的なニーズに合わせてリノベーションすると、その一室には他の部屋には存在しない新たな価値が生まれます。時代にマッチしている分、昔のままの間取りやデザインで単にリフォームを行った物件よりも人気が高まります。


賃貸業界においても、リノベーションによって新たな価値を付与された部屋は、同じマンションの他の部屋よりも割高な家賃で借り手が付くと言われています。リノベーションによって新たな価値を加えておくことで、将来その部屋を売却する際にも資産価値の低下をより少なく抑えることができることでしょう。


リノベーションのデメリット


リフォームと比べると工事費用が高い

間取りを変更したり、和室を洋室に変更したりするリノベーションは、単に部屋を新品の状態にするリフォームと比べると工事費用が高くなってしまいがちです。水回りを移動したり、部屋をスケルトンの状態にしてフルリノベーションを行なったりすると当然高額な費用がかかります。


工事開始後に思わぬトラブルにぶつかる可能性

リノベーションの工事では、「中古物件を購入した時点では問題ない状態に思えた配管などの部分が、解体してリノベーション工事を始めた後に実は痛んでいる部分が見つかった…。」、「水回りを移動する予定だったが、工事を始めた後に構造上の問題で予定の場所に移動するのが難しくなった…。」というような、工事を始めた後にトラブルが発覚する可能性があります。リノベーションは新築の注文住宅のように白紙の状態から始められる家づくりとは異なるということを認識しておきましょう。


リフォームよりも工期が長い

クロスや床材、トイレやキッチンなどを取り替えるだけのリフォームと比較すると、部屋の構造から変更することがほとんどであるリノベーションの工期は長くなります。住み始める前に一般的に2~3ヶ月の工期があることを覚えておきましょう。


まとめ 両者の違いを理解して家づくりを行おう


リノベーションが必要となる多くの理由は、LDKやウォークインクロゼットなどの現代の生活では当たり前になっているものが欲しいが、物件が古くそのようなものが存在しない、ということでしょう。壁紙や床材を張り替えたり、設備を交換したりするだけでは理想の生活を送ることが難しい場合、リノベーションを行うことで解決できます。


反対に、中古物件が比較的新しく、LDKやウォークインクロゼットなどがあり、間取りなどが自分たちに合っていると感じられれば、予算を抑えることができるリフォームでとどめるという選択肢もあるでしょう。


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