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古民家ってどんな家?古民家リノベーションをやってみたい方必見!

近年、日本の伝統的な建築様式の風情を残したまま、現代的なデザインや設備を備えて快適に住めるようにするリノベーション「古民家リノベーション」が流行の兆しを見せています。テレビ番組などで紹介されているのを見たことがあるかもしれません。懐古的でレトロな雰囲気の住まいに憧れ、自分も古民家リノベーションをやってみたいと思う方も多いのではないでしょうか。


しかし、いざ古民家リノベーションをしたいと踏み出しても、古民家と呼べる物件がどのような家なのかをわからないまま物件探しを行なっても、話が進展しません。実際、古民家という言葉には具体的で明確な定義が存在しません。


古民家リノベーションを検討する多くの人が求めるであろう、「レトロな雰囲気を残したリノベーション」を実現できる古民家とはどのような家なのか、古民家の定義を踏まえて解説します。


目次[非表示]

  1. 1.1. 古民家の定義
    1. 1.1.1-1. 古民家は築50年以上
    2. 1.2.1-2. 古民家は「昭和25年に建っていた伝統的建造物」
    3. 1.3.1-3. 伝統的建造物は災害に弱いイメージは誤り
  2. 2.2. どちらも法的な定義ではない
  3. 3.3. 所有者不明の古民家は購入できない
  4. 4.4. 古民家をリノベーションする場合
  5. 5.まとめ


1. 古民家の定義

1-1. 古民家は築50年以上

その家を古民家と呼ぶ一番明確な定義として、「築年数が50年以上」というものがあります。この根拠は、日本の文化財登録制度の対象が築50年以上となっていること。伝統的な和式の建築であっても、築10年であればまだまだ新しい家。当然古民家とは呼ばれないのです。


しかし、2019年から50年前の1969年には、伝統的な様式の建築ではない現代建築の家も多く建てられていました。東京・大阪の郊外にはニュータウンと呼ばれる団地の開発が進んでいた時代です。単純に築50年以上であっても、アルミサッシや集成材、化学物質を多用した現代建築を古民家と呼ぶのは違和感があります。古民家リノベーションを検討する人が求めているようなレトロな雰囲気をあまり纏っていない古い現代建築をリノベーションしても古民家リノベーションとは呼べないのではないでしょうか。


このような家も古民家と呼ぶことはできるが、やや違和感が残る


古民家とただの古い家(古い現代建築)との区別をはっきりさせる必要があると言えます。


1-2. 古民家は「昭和25年に建っていた伝統的建造物」

古民家のさらなる定義として挙げられるのは、一般社団法人全国古民家再生協会が定義している「昭和25年の建築基準法制定時に既に建てられていた『伝統的建造物の住宅』」というものです。


すなわち、ただ単に古いから全ての家が古民家になるというわけではないのです。日本の伝統的な建築方法は、釘などを使わない軸組工法による木造建築で、現代の住宅よりも耐久性に優れていると言われており、近年伝統的な建築方法を取り入れた古民家が再評価されています。


伝統的建造物という言葉により、築年数の古い現代的な建築物が古民家に該当しなくなるため、この定義に沿って物件を探せば求めているものに近い古民家リノベーションを行うことができるでしょう。


1-3. 伝統的建造物は災害に弱いイメージは誤り

古民家=地震に弱い家、というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。その原因として、1995年に発生した阪神淡路大震災の際、瓦屋根の日本家屋が多く倒壊した、という事実があると言われています。この時大きな被害が出たのは、戦後の住宅不足を解消するために突貫工事で作られた長屋で、厳密にいうと古民家とは異なる種類の家だったのです。


古民家が耐久性に優れているという事実は、古民家の存在そのものが語っています。例えば、築80年の古民家は、80年間の地震・台風・洪水などの被害に耐えてその姿を残してきた建物。現代の技術を用いた耐震改修などを行い、適切なメンテナンスを行っていけば、リノベーションをしてこの先も住み続けることができます。


2. どちらも法的な定義ではない


50年以上という文化財登録制度も、伝統的建造物の基準も、法律で定められたものではないので、それに該当しないものを「古民家である」と自称することは可能です。その物件が自分の求めている古民家であるかどうかは、最終的には物件の写真や内見によって自分で判断する必要があるでしょう。


3. 所有者不明の古民家は購入できない


古民家は、上で挙げた第一の定義「築50年以上」という条件だけを見ても、かなり築年数の古い建物。そのため、古民家の定義を満たしている建物でも所有者がわからない(あるいは死去しているなどで物理的に存在しない)建物も存在しています。所有者がわからない、存在しない家を購入することはできません。


4. 古民家をリノベーションする場合


古民家を購入してリノベーションして住みたいと思っても、古民家を探すことが出来なかったり、どこに相談すればいいかがわからない方は多いのではないでしょうか。古民家は築年数の古い物件であり、築浅の物件と比較すると価格もずっとリーズナブルですが、住みたいエリアに現存している可能性が低く、探すのが難しいことがネックとなります。


古民家のリノベーションをしたいが住みたいエリアもある、という場合は、その地域の情報に強い地元の不動産業者に相談してみましょう。不動産業者の中には、リフォーム・リノベーションを扱っている業者もあります。そういった業者へ相談すれば、物件探しからリノベーションまでを一括で相談することができます。


まとめ

古民家という言葉には具体的で明確な定義が存在せず、その数も限られていますが、古民家リノベーションをすれば風情を残しつつおしゃれな住空間を実現することができます。古民家に興味を持たれている方は是非古民家リノベーションをしてみてはいかがでしょうか。


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