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水害に強い家づくりとは?少しでも被害を抑えるためにできること

関東・東北地方に大雨を降らせ、各地に壊滅的な水害をもたらした2019年の台風19号。各地で河川の堤防が決壊して氾濫が起こり、多くの人命が失われる大災害となりました。


川のそばの家は、他の場所と比べ、河川の氾濫による浸水のリスクが高くなっています。しかし、見晴らしの良さや河川敷の公園などが人気を呼び、川のそばに住んでいる方は多く存在します。


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少しでも水害に強い家にするにはどのようなことができるのでしょうか。


目次[非表示]

  1. 1.高床構造
  2. 2.盛り土
  3. 3.ピロティ構造
  4. 4.建物防水
  5. 5.そもそも川沿いに住まない


高床構造

通常の家よりも、家の基礎部分(コンクリートなどの基礎)を高くする方法です。床が高い分、周辺の地域が万が一河川の氾濫によって浸水したとしても、高床構造の家は床上浸水は免れる可能性が高まります。しかし、床下浸水は防ぐことができないため、床下に入った水を排水しやすい工夫が必要となります。


水害時以外でも、高床構造の家は湿気に強いと言われています。湿気がこもりやすい状態は家の寿命を縮めてしまうため、高床構造の家にして湿気がこもらないようにすることは、家を長持ちさせる意味でも有益と言えるのです。


盛り土


盛り土は、敷地全体に土を盛り、周囲よりも家の位置を高くする方法です。水は高いところから低いところへ向かって流れていくため、盛り土をして敷地の高さを上げておけば、周囲の道などが冠水しても家を守ることができる可能性が高まります。


家の最寄りの道路や隣家が自分の家よりも高い場合は、なおさら盛り土をする必要があると言えます。なぜなら、小規模の水害の際でも、周囲に降った雨がその土地に向かって流れ込み、周りは難を逃れたにも関わらず自分の家だけが床下・床上浸水被害に遭ってしまう可能性があるからです。


しかし、川沿いの地域は地盤が弱い場所が多く、盛り土をすることで地盤沈下を引き起こす可能性もあるため、盛り土しても問題ない地盤であるかどうか確認しておきましょう。


ピロティ構造

1階部分を柱のみ(ピロティ)にして、ガレージなどとして活用し、居住空間を2階以上に配置する建築方式にすると、水害の際に1階部分が全て冠水するようなことになっても、居住空間は浸水を免れるということがあるようです。洪水とは異なりますが、実際に、2011年の東日本大震災で津波が発生した際も、ピロティ構造の家は比較的ダメージを受けなかったと言われています。


しかし、2階以上の居住空間を柱のみで支えるという構造のため、大地震で倒壊するリスクは高まってしまうため、柱を頑丈に作る必要があります。


建物防水

防水性のある建材で家を覆ったり、扉や窓を防水仕様のものにしたりするなどして、建物防水を行えば、万が一の際、家の中に水が侵入するのを防ぐことができます。ほとんどの建築素材にとって、水分は大敵。万が一の水害以外の風雨などが家の中に侵入するのを防ぐことは家の寿命を延ばすことにもなるのです。


そもそも川沿いに住まない


江戸時代、現在の東京(江戸)では標高が高めの「山手エリア」が地盤がしっかりとしており、洪水に強いとして、大名や武士などが住んでいたようです。現在でも、山手エリアには高級住宅街が集中しています。昔から、低地や川沿いの土地は災害のリスクが高い場所として認識されていたのです。


2019年の台風19号で、多摩川の川の水が排水管を逆流して噴き出た「内水氾濫」によって大きな被害が出た人気のエリア「武蔵小杉」で、タワーマンションの地下にある配電盤が浸水し、停電・断水となった事件を覚えている方も多いのではないでしょうか。47階に住む人がエレベーターもトイレも使えない(階段で下に降りる必要がある)状態になるという、まさに悪夢のような状況が発生したと言われています。


通常の住宅よりもかなり災害に対する備えをしているはずの高級物件であっても、自然の力を完全に抑え込むことができず、このような悲劇を生んでしまうことがあるのです。


多くの人にとって、家は人生最大の買い物。外観やグレード、眺望などだけではなく、様々な災害に強いかどうかもしっかりと確認しましょう。


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