
マイホームを買う前に始めたい4つのこと
今は賃貸住宅に住んでいるけれど、将来的には家族で憧れのマイホームに住みたい!と考えている方は多いことでしょう。多くの人にとって、家は人生最大の買い物の一つです。家族全員が長く暮らすことが考えられるマイホームは、極力満足度の高いものにしなければなりません。マイホーム購入前にやっておくべきことを見ていきましょう。
目次[非表示]
- 1.家族全員で話し合う
- 1.1.住みたい地域
- 1.2. 一戸建てかマンションか
- 1.3.間取り
- 1.4.新築か中古+リノベーションか
- 2.家を買った先輩たちに経験談を聞く
- 3.資金計画を立てる
- 4.頭金を貯める
- 5.思い立ったらすぐ行動している人が多い
家族全員で話し合う
マイホームのことは、家族全員で話し合って決めましょう。家族の意見がまとまっていないと、いつまで経ってもマイホーム購入に踏み切ることができません。物件探しの段階になって家族の誰かが反対するようなことになれば、家族間に亀裂が生まれてしまうかもしれません。
せっかくのマイホーム。家族全員が完全に大満足できる家を作ることは至難の技ですが、極力満足度の高い家に住みたいものです。家族で、以下のような点について話し合ってみましょう。
住みたい地域
家の部分が満足のいく素晴らしい建物であっても、その家が通勤・通学に不便な場所にあったり、土砂災害や洪水、地震などの災害による被害を受けやすい土地だったりすると、満足度は大きく損なわれてしまうでしょう。また、都心が良い場合や、ベイエリアが良い場合、土地が安い郊外地域が良いなど、家族それぞれの好みや希望を出し合い、全員が納得できる地域を決めましょう。
一戸建てかマンションか
マイホームといっても、庭のあるような一戸建てかマンションかでは、それぞれの特徴の違いが大きく、購入後の生活も変わります。一戸建てはマンションとは異なり、「共用部分」がないため、自分の家のものは自分のものという安心感があります。しかし、外壁や屋根、水周りなどの修繕は全て自分達だけで計画を立てて行わなければなりません。
マンションは、高層階であれば、一戸建てでは見ることが難しい素晴らしい眺望を得ることができます。また、多くが鉄筋コンクリート造の大型建築のため、地震や津波、土砂災害などに強いというメリットがあります。しかし、壁・床・天井で隣の世帯と接しているため、足音や話し声などの音や振動が伝わってくることがあり、プライバシー性がやや落ちるというデメリットがあります。どちらの生活が良いかしっかり話し合いましょう。
間取り
毎日生活する家。個室やリビング・ダイニング、キッチン、浴室などの位置が好みでないと、ストレスになってしまいます。生活動線や家族の人数などを考慮して、「こんな間取りがいい」という希望を出しあいましょう。
新築か中古+リノベーションか
一戸建てにしてもマンションにしても、新築の家は価格が高くなります。特にマンションは平均的に築15年でその価値は新築の時の約半分に落ちると言われています。立地が便利だったり、希少性が高かったりする人気物件ではこの原則は当てはならないかもしれませんが、平均的な築15年の物件は新築の約半分の値段で買える可能性があるということになります。
浮いた費用でその家を新築のようにリノベーションすることもできるでしょう。価格の高い新築を買うか、価格の安い中古物件を買って部屋の中を自分達好みにリノベーションするか、家族でよく検討しましょう。
家を買った先輩たちに経験談を聞く
通販サイトなどで商品を購入する際、他の人のレビューを参考にすることはありませんか?動く金額が大きなマイホーム購入において、情報はとても重要です。
残念ながら全ての不動産業者が善良というわけではないこの時代、不動産業者の勧めるがままにマイホームを決めること不安のある方も多いかもしれません。もし友人・知人にすでにマイホームを購入している人がいれば、どのような方法で家を探したか、どんなことが大変だったか、どんなことで失敗したか、どんなことを確認しなければならないかなど、ためになる経験談を聞いてみましょう。
資金計画を立てる
家計簿を見て、現在の収入と支出を確認しましょう。ローンを組んでマイホームを購入する場合、月々いくらくらいまで返済できるかを考えましょう。賃貸住宅に住んでいる場合、現在の家の家賃がローン返済額の一つの基準になるかもしれません。
マイホームを持つと、賃貸住宅ではかからなかった固定資産税や都市計画税といった税金もかかってきます。月々、家のためにいくらぐらいまでなら余裕を持って払うことができるか、家族でよく話し合いましょう。
頭金を貯める
近年の低金利の影響で、住宅ローンをフルローンで組むケースも多く見られます。しかし、ある程度の頭金を支払えば、それだけ返済額そのものが減るので、将来の生活が楽になることは間違いありません。マイホームの決済日までに極力頭金を貯蓄しておきましょう。
思い立ったらすぐ行動している人が多い
SUUMOカウンターの調査によると、マイホームを建てた人のうち、「マイホームを建てたい」と思い立ってから3ヶ月以内に何らかの準備を始めた人は何と7割であると言われています。反対に、思い立ってから1年以上経過して行動を開始した人は1割にも満たないという衝撃の結果となっています。マイホームを建てることには、かなりのエネルギーが必要です。頭で思い描くだけで行動になかなか移さないと、マイホームを完成させるチャンスを逃してしまうのかもしれません。