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マンションのコンシェルジュと管理人の違いについて

近年、都市部を中心に増えているタワーマンション。ただ超高層建築というだけではなく、居住者専用ジムやプールなどの豪華な施設があるケースがほとんどです。そんな今時のタワーマンションのフロントに必ずいるのが、「コンシェルジュ」


通常のマンションのフロントには、作業着などの動きやすい服装をした「管理人」がいますが、このコンシェルジュは小ぎれいな制服を着て、住民に挨拶をしています。彼らは一体どのような仕事をしているのでしょうか。


管理人とコンシェルジュの違い

古くから、マンションのフロントにいたり、清掃やメンテナンスを行ったりしている「管理人」。その存在はタワーマンションが登場するよりも前から一般的だったため、どのような仕事をしているかイメージしやすいでしょう。



管理人の主な仕事内容は、共用部分の清掃、水道電気管理、住民への工事業者の紹介、建物の痛みや汚れのチェックなど、フロントに待機する業務よりも、マンションの清掃・管理を行う業務が中心となっています。


それに対して、コンシェルジュの仕事は基本的にフロントから出ることはほとんどないと言われています。コンシェルジュの業務は一般的に、住民が共用施設を利用する際の予約を受け付けたり、タクシー、宅配サービスを手配したり、郵便物やクリーニングを取り次いだりといった、住民との触れ合いの多い業務のようです。



また、フロントを離れる業務としては、マンションの住民以外の来客があった際に、住民の部屋に繋がるエレベーターの場所を案内するといった業務があるようです。基本的に、清掃やメンテナンスを行うことはなく、ホテルにいるコンシェルジュに近い業務内容のようです。


なぜコンシェルジュを置くマンションが増えているのか

マンションの総合的なメンテナンスと住民の挨拶を行う管理人がいれば、基本的にコンシェルジュがいなくても困ることは少ないでしょう。しかし、最近では世帯数の多いタワーマンションではない低層のマンションでも、コンシェルジュを置いているマンションは増えてきています。その最大の理由は「高級感の演出」と「防犯」です。



タワーマンションの高層階に住むような人はほとんどが富裕層です。ホテルのようなコンシェルジュがいる物件は、ラグジュアリーな気分を求める富裕層へのアピールとなるため、デベロッパーはマンションを「コンシェルジュ付き」にするようです。タワーマンションではない低層マンションにコンシェルジュがいるケースでも、やはり価格の高めな高級マンションがほとんどです。


コンシェルジュがいることによって得られるメリットは、ラグジュアリーな気分を味わえるということだけではありません。マンションの清掃や簡単なメンテナンスのために、フロントにいない時間も多い管理人。それに対してコンシェルジュは来客の案内以外でフロントを離れることがないので、その間は不審者の侵入を防いだり、もし侵入された場合は早急に通報などの対応ができたりするというメリットがあります。


コンシェルジュの人件費は管理費から

コンシェルジュサービスは、管理人サービスと同じように、外注でコンシェルジュの会社に依頼することになります。コンシェルジュの人件費は、マンションに住んでいる人の管理費から捻出されています。


もし、マンションの管理組合がコンシェルジュを雇わないようにしようという決定をすれば、当然コンシェルジュはいなくなってしまいます。特に世帯数の少ないマンションでは、修繕積立金などが増えて月々の支払いが膨らんできたら、コンシェルジュを無くしてしまおうという流れになるかもしれません。


もし、コンシェルジュがいることに魅力を感じてそのマンションに住むのであれば、管理組合や修繕計画が万全であるかよく確認しましょう。


AIの発展次第では、ロボットコンシェルジュが誕生するかも


コンシェルジュの業務内容は、主にマンションの住人と挨拶をしたり、必要なサービスを申し込んだりといった業務が中心です。今は、スマートフォンやスマートスピーカーから通販やデリバリー、タクシーの配車を依頼できてしまう時代です。さらに、顔認証技術の発達により、マンションの住人ではない人を認識することも技術的には可能になっています。


人間のコンシェルジュを雇えないマンションでも、フロントにこのような技術を応用したロボットのAIコンシェルジュが配置される日も遠くないかもしれません。

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