
2023.01.31
3人家族にぴったりの間取りって?間取り別に特徴や選ぶポイントを解説
暮らしのQ&A
「3人家族にぴったりの間取りは?」「おすすめの選び方は?」など、3人家族の方は間取りの選び方に悩まれるのではないでしょうか。
3人家族の場合、どのような間取りがおすすめなのか・・・今回は、夫婦と子ども1人の3人家族をベースに、間取りの選び方のポイントや間取り別の特徴などをご紹介します。快適な3人家族の住まい選びの参考にしてみてください!
3人家族に必要な広さ

暮らしやすさの基準となる住空間の広さは、家族の人数によって決められています。国土交通省「住生活基本計画における居住面積水準」で定められている3人家族の場合の水準は以下の通りです。
・最低居住面積水準:40平米(㎡)
・誘導居住面積水準(都市型):75平米(㎡)
・誘導居住面積水準(一般型):100平米(㎡)
「最低居住面積水準」とは、世帯人数に応じて健康で文化的な生活のための必要不可欠な面積の基準です。3人家族の場合は40㎡が水準ですが、50~65㎡くらいあると子どもの成長にも対応できてプライベート空間の確保も可能です。65~85㎡あればゆとりのある暮らしができます。
「誘導居住面積水準」とは、豊かな住生活の実現を前提として多用なライフスタイルに対応するために必要とされる住宅面積の水準を言います。都市の中心やその周辺にある、マンションやアパートなどの共同住宅での暮らしを想定した都市型と、郊外や都市部以外の戸建て住宅での生活を想定した一般型があります。都市型では75㎡、一般形は100㎡が水準となります。
子育て世帯の約9割は最低居住面積水準の住まいに住んでいて、約5割が最低居住面積水準以上・誘導居住面積水準未満の広さに住んでいます。
3人家族におすすめの間取りとは

赤ちゃんが生まれて3人暮らしになったら、「どんな広さがいいのだろう・・・」と、悩まれる方も多いですよね。物が増え、生活に変化が生じます。ここでは間取り別に特徴を見ながら、メリットデメリットを解説。3人家族におすすめの間取りをご紹介します!
1LDK
リビングダイニングキッチン(LDK)と、寝室の1部屋がある間取りです。日中は基本的にLDKで過ごすので、家事の合間に赤ちゃんの様子を見やすい、家賃が抑えられるというメリットがあります。その一方で、寝室とLDKが近く赤ちゃんが寝たあとに音を立てにくい、子どもを寝かしつけたのに起きてしまう、物が増えて収納場所が不足しがち、というデメリットも。
3LDK
LDK以外に3部屋ある間取りです。子ども部屋や家族のパーソナルスペースを確保できるだけでなく、収納も多いというメリットがあります。ただ、子どもがまだ小さい時はすべての部屋を使いきれない、家賃が高い、部屋が物置状態になってしまう可能性がある、といったデメリットもあります。
将来的に2人目を考えていたり、物が多いなら良いかもしれませんね。
3人家族には2LDKがベスト?

居室2つに+10畳以上のリビングダイニングキッチンを持つ間取りのことを言います。部屋は広いにこしたことはないですが、2LDKならそれなりに家具が置けるし、家賃も3LDKよりも費用を抑えやすい特徴があります。居室が2部屋になるので、「夫婦の寝室+子ども部屋」を確保できたり、子どもが小さい時は「家族の寝室+書斎or趣味部屋or収納部屋」として使えるスペースを確保できたりします。
1LDKより広く、3LDKよりも家賃をおさえて無駄なくお部屋を使うことができるのがおすすめのポイントです。
子育てに最適な間取り選びのポイント

家事を快適にこなせる間取りはお父さんやお母さんにとって大きな味方になります。そんな3人暮らで理想的な間取り選びのポイントは以下の通りです。
・対面式キッチン
・水回りスペースが集約している
・収納スペースにゆとりがある
・生活動線が確保しやすい
対面式キッチン

子育て世代に人気のキッチンと言えば、「対面式キッチン」。リビングダイニングと対面する形になるので、キッチンで作業をしていてもリビングでお昼寝したり遊んだりする子どもの様子を見ることができます。子どもが成長してからも、リビング学習では向かい合って学習を見守れるというメリットも。
歩けるようになったら、子どもが足元に来られないようにするゲートが付けやすいのも特徴です。子育てをする上で、「安全」と「子どもとのコミュニケーション」の両方を実現しやすくなります。
水回りスペースが集約している

洗面所やトイレなど「水回りを集約」することで、効率の良い動線が確保できます。具体的には、トイレとお風呂場が近ければトイレトレーニングに失敗した時でもすぐにお風呂場に移動できる、といったことが挙げられます。台所・トイレ・お風呂・洗面所など、家事で毎日何度も行き来する水回りが1か所に集まっていれば、家事動線が短くなって家事の負担を軽減させることができます。
収納スペースにゆとりがある

子育てファミリーにとって「収納スペースにゆとりがある」ことは、気持ちよく生活するための重要な要素です。例えば、シューズクローゼットは将来増える靴や野外道具がたっぷりしまえるスペースがあること、食器棚は食器だけでなく家電もしっかりと置けること、などが挙げられます。
他にも、在宅ワークをされる方やお子さまをリビング学習させる場合などは、リビングかダイニングにカウンターデスク+収納があれば、家族のスタディコーナーとして活用することができます。生活動線上に収納があると作業効率を上げられるので、動線もイメージしながら収納スペースが設けられているか、設けることができるか考えてみましょう。
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生活動線が確保しやすい

効率的な生活動線は、家事や子育ての負担を軽減してくれます。特に、玄関からキッチン・洗面所への動線が確保できる間取りは、子育て世代におすすめです。特に、玄関からキッチンの距離は検討材料の一つ。距離が遠いと重い買い物袋を運ぶのも一苦労ですが、近いととてもラクにスムーズに運ぶことができます。
また、玄関まわりが広ければ収納が確保でき、その分家の中に散乱する物が減ったりベビーカーなども置きやすくなります。
マンションの場合は騒音対策もチェック

マンションの場合は騒音対策も重要です。以下のようなポイントに注意して物件選びをすることをおすすめします。
・鉄筋コンクリート造の物件を探す
・1階や階下が共用部分の部屋を選ぶ
・窓の防音性もチェック
間取り選びに気をつけて、快適な生活を

今回は、3人家族にぴったりの間取りを間取り別に特徴や選ぶポイントを解説してきました。自分達のライフスタイルやこれからの計画に合った物件選び、家づくりの参考にしてみてください。快適な暮らしの実現を応援しています!



