2022.07.19

あなたはいくつ知っている?コロナ禍での暮らしの新常識

暮らしのQ&A

蔓延防止期間が明けて数か月、コロナの中で生活することが当たり前になってきた世の中。そこで、大切になってくることは感染症への対策ももちろんですが、withコロナに向けた新しい暮らしの設計ではないでしょうか。今回の記事では、暮らしの中で新常識になりつつある情報を紹介していきます。ぜひ、この記事を参考にして自分らしいwithコロナ生活の基準を考えてみてください。

withコロナ時代の家づくりには新常識がたくさん!?

withコロナ時代には、家づくりにも新しい視点でのもはや常識になりつつある工夫や道具が満載です。今回は4つのカテゴリに分けて暮らしの新常識を紹介していきます。

1. ウイルスを持ち込まないための空間づくり

一つ目は空間づくりにおける新常識です。家の生活空間の中までウイルスを持ち込まない工夫がされた間取り設計に注目が集まっています。

例えば玄関に近いところに水回りの設置をすることで、リビングや各部屋の生活空間に入る前に、清潔にすることができます。手洗いうがい、シャワーを先に済ませて家に入ることで家の中に「ウイルスを持ち込まない」を徹底することができます。また、水回りの設計まで変えられないというご家庭も、玄関に小さな手洗い場を作るなど小さな工夫で、少しでもウイルスを持ち込まない家作りにつながります。

玄関にファミリークローゼットをつけるという設計もおすすめです。ファミリークローゼットとはその名の通り収納スペースですが、玄関に設置するシューズクローク とは別に少しの衣服や外から持ち帰った鞄などをかけたり、置いたりするスペースを指します。ただ、収納スペースがあるというだけではなく、ハンガーをかけられるポールや壁面の収納棚 がついているものが多く、外に出る際に持っていく荷物や上着を収納しておくことができます。

家の中にウイルスを持ち込まないことにつながることはもちろん、整理面でも、通常の服とは別に 収納できるスペースが確保されるので、スッキリとした家づくりが目指せる間取りです。

2. リモートワークスペースの確保

コロナがきっかけとなりリモートワークを導入、推進する企業も増え、今後コロナ禍が収束した後も、定期的に導入する企業が増えてくるといえるwithコロナ時代。リモートワークに備えた作業部屋を儲ける方もいる一方で、常に一部屋確保しておくことも難しい…という方も多いのではないでしょうか。

そんな時におすすめなのが、リビングワークスペースの導入です。新しく家を建てる際には、キッチン横に小さなカウンターを設けて、食事スペース兼ワークスペースを確保するといった間取りが多くなってきています。ちょっとした作業をしたい時や簡単にブレイクタイムを挟みたい時、ワークスペースを設置することで、新たな時間の使い方が生まれ、QOLもググッと上がること間違いなしです。

3. 非接触ツールの増加

続いては、コロナ前と後で普及が進んだものの一つである非接触による操作が可能な新常識家電の紹介をしていきます。みなさんは既に使用されているものがあるでしょうか?

非接触ゴミ箱

まずはどこの家庭にも絶対一つはある、ゴミ箱から。非接触ゴミ箱はゴミ箱の蓋を自動で開閉してくれ、非接触でゴミを捨てることができます。こちらは、ゴミを捨てる際に他のゴミに触れなくて済むことはもちろん、汚れた手のままでゴミ箱を開閉することもなくなるので、手も、ゴミ箱自体もより清潔に保つことができます。

水道の蛇口

非接触で水を出すことができる蛇口があることをご存知でしょうか。お店のトイレなどではよく見かけるセンサー式の水道ですが、家庭の特にキッチンに導入する人が増えてきています。センサーに反応して水が出てくるものなので、手を洗う前に蛇口をひねる必要がありません。

料理前の手洗いはもちろん、料理中手が汚れて蛇口を触りたくない時にも便利ですよね。蛇口自体を清潔に保つことができるので、ウイルスを繁殖させない家づくりにもつながります。

スマート家電

最近話題のスマート家電も非接触ツールといえそうです。便利なのはもちろん、声で操作できるものや、スマホで操作できるものが多く、非接触の割合を高めることができます。毎日使用するリビングの電気のスイッチ一つからでもスマート家電を取り入れることで、できる限り接触をさけ部屋全体にウイルスがひろがりにくい家づくりが可能です。

4. 宅配ボックスの設置

最後はウイルス対策とは違った視点での新常識を紹介します。緊急事態宣言下での不要不急の外出を控える必要があった時、ネットショッピングの利用世帯の割合が例年に比べ増えているという事実が報告されています。緊急事態宣言後もこの使用率の割合は横ばいで、今後もネットショッピングを利用する機会が増えてくることが予想されます。

65歳以上の世帯でも、コロナ禍を機にネットショッピングの使用割合は増えており、全世代でネットショッピングの利用が当たり前になりつつある昨今。今まではステイホームで家にいることも多かったので、受け取りに苦労することはありませんでしたが、緊急事態宣言、蔓延防止措置の終了をきっかけに、外に出る機会が増え、配達受け取りで在宅しておかないといけないことが厄介だな〜と感じることも増えてきたのではないでしょうか。

そんな時に、おすすめなのが、簡易宅配ボックスです。こちらは、玄関に置いて使用できるものが多く、一軒家や、アパートなど、宅配ボックスの設置がない場所でも簡単に使用することができ、鍵付きのものが多く、宅配されたものの盗難の可能性も低いため利用する方が増えてきています。宅配時間を気にする必要なく気軽にネットショッピングできることから、今後も使用が増える暮らしの新常識になってくるものといえそうです。

コロナの前と後。変わっていく常識

いかがだったでしょうか。既に導入しているものがある方もいるかもしれませんが、 ウイルスを持ち込まない工夫や非接触というキーワードがwithコロナの時代において、 重要な新常識となってくることは間違いないといえそうです。

番外編 トイレ掃除にもあった!?新常識

ここまででは暮らしの中でのツールや、空間づくりという視点から新常識となるものを取り上げてきました。最後は、ウイルスや菌の宝庫であるトイレの逆効果と言われる常識掃除方法と、新常識掃除方法を紹介します。明日からでも取り入れられる内容になっているので、みなさんもぜひトライしてみてください。

トイレで掃除機かけていませんか?

トイレの床掃除だけはリビング掃除のついでに、手軽に掃除機をかけて済ませてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。あまり想像がつかないかも知れませんが、綺麗に見える床にも恐ろしい菌がたくさん潜んでいるといわれています。

たくさんの菌や汚れが潜んでいるところに、リビングなどの掃除でも使用する掃除機で掃除をしてしまうと、掃除機のヘッドに汚れがついてしまい、その後使用する場所にも汚れを広げてしまう可能性があります。せっかく掃除したのに実は見えない菌を広げていたなんてことになると、掃除をする意味がなくなってしまいます。

新常識となるトイレの床掃除におすすめの掃除方法は、トイレ用のお掃除シートやフロアワイパーを使用しての拭き掃除です。家にお掃除シートがないという方は、キッチンの掃除などにも便利なクエン酸のスプレーでも代用可能です。アルカリ性の汚れに強いクエン酸スプレーで、床を丸っと拭き掃除することで、菌を撒き散らすことなく清潔にすることができます。

壁掃除できていますか?

トイレの壁も目立った汚れがない場合は掃除をスルーしている方多いのではないでしょうか。尿の飛び散りでできた黄ばみが現れる前にも、菌は日々増殖しています。壁の掃除方法としてはここでもトレイ用のお掃除シートが活躍します。拭く時にも一工夫。

まずは、比較的上の方の汚れがつきにくいゾーンから拭いていきましょう。そうすることで、汚れを塗り広げることなく掃除できます。壁もできるだけ、週一回程度掃除をすることを心がけると、より清潔な空間を保つことが可能です。

いかがでしたか?トイレはドアノブから始まり、洗面台、壁、便器、床全てが菌の溜まる余地があり、家の中でのウイルス警戒レベルは最大級といえます。場所ごとにあった適切な掃除方法で、掃除をすることで、菌を寄せ付けないトイレにすることができます。

新常識、知っていて損はない!?

今回の記事では、これからしばらく続くことが予想されるwithコロナ時代での新常識と言われる情報をまとめてきました。新常識が常識になるのもあまり時間がかからないような便利なツールや理想の間取り。ぜひ、みなさんも気軽に取り入れられるものから取り入れてみてください。