2020.11.27

カラフルな北欧インテリアでおうち時間を楽しく演出!コロナ禍の冬に備えよう

インテリア

2000年代中頃から日本でも人気に火がつき、急速に一般化したとも言える「北欧風スタイル」のインテリア。ホワイトやブラウンを基調とした内装や家具で揃えたナチュラルで飽きのこない室内空間が特徴的です。北欧風スタイルのインテリアの一つの特色といえるのが、ナチュラルなベースの空間の中に、所々カラフルな色の家具や雑貨が配置されていること。

鮮やかなオレンジや黄色などのクッションや、カラフルなブルーのラグなど、日本の従来のインテリアではなかなか目にすることのない色使いに驚いたという方も多いのではないでしょうか。北欧の家具や雑貨にカラフルな色のものが多い理由や、実際に取り入れた事例などを見て行きましょう。

なぜカラフルなアイテムが多いの?

北欧は日本よりもはるかに高緯度に位置するため、冬は太陽がほとんど昇らず、厳しい寒さになります。そのため、一般的に冬場は夏と比較すると、人々が外出をする機会が減ると言われています。

そして、社会福祉が充実している反面、非常に税金が高い国が多いことでも知られる北欧は、外の飲食店を利用するよりも家に親戚や友人を呼んでホームパーティーをすることも多いそうです。このような理由により、北欧では他の地域よりも家で過ごす時間が長くなる傾向があるのです。

そのため、長い「おうち時間」を明るく楽しいものにするという理由から、北欧のインテリアにはカラフルなアイテムが選ばれてきた、と考えられているのです。

現に、北欧発の雑貨店「フライング タイガー コペンハーゲン」は、「仲の良い人たちと過ごすほっこりとした時間(デンマーク語で「ヒュッゲ」と言う)」を彩りのあるものにすると言うコンセプトのもと、カラフルで楽しくなるような商品を多く取り扱っているようです。(参照:Yahoo!ニュース記事より)

カラフルなアイテムを取り入れた事例

北欧スタイルで多いのは、ホワイトとブラウンが主体のウッドテイストのナチュラルな空間の中に、所々アクセントとしてカラフルなアイテムが配置されている例。ここからは、ナチュラルな空間に程よくカラフルなアイテムを取り入れた例を見て行きましょう。

無垢材のフローリングや白い壁といったナチュラルな空間に、青いカーテンやクッションを配置してアクセントが与えられています。

ホワイト・ブラウンが基調のウッドテイストの空間に組み込まれた、深いブルーのタイルのキッチンが映えるお部屋。黄色のクロスや青い鍋など、小物にも彩りを感じられます。

こちらのお部屋は黄色や赤、オレンジのアイテムが元気を与えてくれるお部屋。寝椅子の横に置かれたグリーンが自然を感じさせてくれます。

手前の淡いブルーのチェアを除き、家具の色は控えめなものの、グリーンや花の色彩を生かした例。ナチュラルテイストのお部屋に自然の色彩がうまく溶け込んでいます。

鮮やかな柄のテーブルクロスやブルーの引き戸、ソファの黄色いクッション、そして中央のアクセントクロスなど、カラフルな色が点在するお部屋。バランスよく配置されたグリーンも空間に潤いを与えてくれています。

カラフルなアイテムはあくまでもアクセントとして

長いおうち時間を楽しく過ごすため、カラフルなアイテムが取り入れられていると言われる北欧スタイル。しかし、カラフルなアイテムを過剰に増やしすぎてしまうと、ホワイトやブラウンを基調としたウッドテイストのナチュラルな空間の雰囲気が変わり、一般的な北欧スタイルとは異なったスタイルのお部屋になってしまいます。

カラフルなアイテムが増えすぎると、お部屋全体がザワザワと騒がしく、まとまりのない状態になってしまい、なんとなく落ち着かない空間になってしまうかもしれません。

北欧スタイルの空間づくりを目指す際は、カラフルなアイテムはウッドテイストのナチュラルな空間に映えるアクセント程度に留めておくのがポイントと言えるでしょう。

コロナ禍のおうち時間をカラフルな北欧インテリアで楽しく過ごそう

2020年初頭から、世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス感染症。2020年も終盤に差し掛かった現在も収束の気配はなく、欧州では再び外出の自粛が呼びかけられている国も出ています。年末年始はイベントが盛り沢山で、冬場に外に出る機会の増える日本でも、このコロナ禍の状況では例年よりも家で過ごす時間が増えてしまうことでしょう。

おうち時間が増えることが予想される今年の冬。昔から冬場のおうち時間が長かった北欧諸国は、「巣篭もり」と言う面では日本の先輩と言えます。

その北欧で昔から愛されてきた、カラフルなアイテムをお部屋に取り入れることで、長いおうち時間をより楽しく、彩りのあるものに変えてみてはいかがでしょうか。