
広島市内で瀬戸内の海を楽しむ!新型コロナ収束後に行ってみたいスポット5選
気候もだんだんと暖かくなり、外へ遊びに行きたい気分が高まる春。しかし、2020年の春は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、不要不急の外出をすることが難しくなっています。
この恐ろしい感染症の影響がいつまで続くかわからない中、自宅でこの記事を読んでおられる方も多いのではないでしょうか。今回は、コロナ収束後に是非行ってみたい、広島市内で「海」を楽しむことができるスポットを特集します。緊張感と閉塞感で張り詰めた気分を、海の写真で少しでも和らげていただけたら幸いです。
目次[非表示]
- 1.宇品(うじな)
- 2.元宇品(もとうじな)
- 3.吉島(よしじま)
- 4.観音(かんおん)
- 5.五日市(いつかいち)
- 6.どの砂浜も遊泳禁止なので注意
宇品(うじな)
広島の海の玄関口・広島港があり、その周辺に港湾施設や海沿いの遊歩道、公園などが広がっている宇品。
広島港のフェリーが発着する船着場までは、フェリーのチケットを持っていなくても入場することができます。
港のロビーの2階からは、船着場や似島(にのしま)をはじめとする瀬戸内海と島々の風景を楽しむことができます。
遊歩道から見える瀬戸内海とプリンスホテル広島
港から東方向には、海沿いに広場や遊歩道が続き、瀬戸内海(広島湾)の穏やかな風景を眺めながら散歩することができます。
インテリアショップ「ACTUS(アクタス)広島店」にある海の見えるレストラン
遊歩道の終点・宇品波止場公園の「一万トンバース」には、豪華客船が停泊していることも
遊歩道の東端付近、宇品波止場公園の西隣のエリアには、かつて倉庫だった建物をリノベーションしたおしゃれな家具・インテリアを取り扱うお店が2軒。それぞれ、海の見えるカフェ・レストランも運営しており、瀬戸内海の大パノラマを見ながら食事を楽しめるようになっています。
元宇品(もとうじな)
広島港の沖にあり、港と短い橋で結ばれてほぼ地続きのようになっている元宇品エリア(宇品島)。埋め立てによって広島の三角州が広がる前の時代、ここは完全に瀬戸内海に浮かぶ島でした。この島の北半分は港湾施設や住宅街になっており、南半分は海浜公園「元宇品公園」と「プリンスホテル広島」があるリゾート感溢れるエリアになっています。
海沿いや森の中の遊歩道や砂浜のある元宇品公園には、広島市内の喧騒から少し離れたゆったりとした空気が漂っています。砂浜から見える海の向こうには大型の船舶や広島市の工場のクレーンなどが見えますが、そんなことを忘れるほど自然が豊かで、野鳥もたくさん生息しています。
晴れた日の干潮時には、まるで南国の海のような美しいエメラルドグリーンの海を楽しむことができます。
元宇品公園には猫たちもたくさんいる
元宇品公園の東には、正三角形の特徴的な形をした15階建のプリンスホテル広島があります。日中は瀬戸内海の大パノラマが、そして夜には近隣の町の夜景を楽しむことができるようになっています。例年7月末に開催される宇品の花火大会をこのホテルから楽しむ方も多いようです。
吉島(よしじま)
広島市南区宇品から、海を挟んで西隣に位置する広島市中区吉島。吉島には、小型のボートが多数停泊する壮観な風景を見ることができる「広島ボートパーク」があります。ボートが停留している桟橋の海沿いに沿って遊歩道や公園などがあり、広い空と海の開放的な空間を味わうことができます。
広島ボートパークの建物には、この開放的なロケーションを生かした飲食店が入居しており、日中は海を、夜は夜景を楽しみながら食事ができるようになっています。
日によって異なりますが、海に浮いているボートではなく、写真のようにボートが陸揚げされてメンテナンスされている珍しい光景を見ることもできます。
また、ボートを所有しているリッチな人々が多く訪れているためか、ポルシェやメルセデス・ベンツのような高級車が多く停まっている印象を受けました。
観音(かんおん)
広島市西区観音の南端には、マリーナや港、水族館、遊園地を含む複合ショッピング施設「広島マリーナホップ」があります。
このマリーナホップにある遊園地の観覧車からは、瀬戸内海や広島市の風景が一望できるようになっており、わずかな時間ではあるものの気分がスッキリするような眺めを楽しむことができます。
観覧車の一番高い位置から見た瀬戸内海
施設の南には、防波堤と人口で作られた知る人ぞ知るビーチがあります。さほど人も多くないので、浜辺でゆったりとした時間を過ごすことができるでしょう。
五日市(いつかいち)
広島市西区よりもさらに西にある佐伯区(さえきく)の五日市の海沿いの五日市港周辺は、かなりの規模で埋め立てられており、工業用地や港湾施設、そして緑地や海浜公園が整備される計画になっています(2020年4月時点)。
陸地の部分はまだ更地の状態ですが、海沿いの部分は公園や砂浜となっており、現在でも入ることができます。
潮の満ち引きによって潮位が大きく変化する浅瀬にあるこの砂浜には、干潮時にはたくさんの水鳥たちがやってきます。
周囲に大きな建物もないため、視界に入るものは空と瀬戸内海の壮大な風景のみ。小さな悩みなど吹き飛んでしまいそうな開放的な空間が広がっています。
どの砂浜も遊泳禁止なので注意
いかがでしたでしょうか?広島のとても綺麗な海を体感できましたでしょうか。この記事で取り上げた元宇品公園の砂浜、観音の砂浜、五日市の砂浜は、いずれも遊泳禁止となっています。広島市近郊で夏季に海水浴を楽しむには、近隣の廿日市市厳島(はつかいちしいつくしま 通称・宮島)や、広島市の南隣の安芸郡坂町(あきぐんさかちょう)まで赴く必要があります。
海水浴ではなく、海の開放的な景色を見るために新型コロナ収束後に遊びに行きましょう。