catch-img

賃貸マンションと賃貸アパートって何が違うの?意外と知らない違いについて

賃貸の集合住宅に住んでいるあなた。その物件は「賃貸マンション」ですか?「賃貸アパート」ですか?あるいはどちらかよくわからないまま住んでいますか?


賃貸の物件を探していると、これは明らかに「アパート」だろう…と感じる見た目の物件が「マンション」を名乗っている、なんてことは珍しくありません。具体的に、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。


目次[非表示]

  1. 1.実は法律上明確な区別はない
  2. 2.構造の違い
    1. 2.1.木造、軽量鉄骨造はアパートに分類されがち
    2. 2.2.RC、SRC造はマンションに分類されがち
  3. 3.賃貸マンションのメリット
    1. 3.1.防音性・遮音性が高い
    2. 3.2.セキュリティーがしっかりしている物件が多い
    3. 3.3.災害に強い
  4. 4.賃貸マンションのデメリット
    1. 4.1.家賃・管理費が高め
    2. 4.2.湿気がこもることがある
  5. 5.賃貸アパートのメリット
    1. 5.1.価格が割安
    2. 5.2.風通しが良い
  6. 6.賃貸アパートのデメリット
    1. 6.1.防音性が低い
    2. 6.2.セキュリティ面が不安
  7. 7.どちらを名乗るかは自由


実は法律上明確な区別はない

何と、法律ではマンション・アパートを明確に区別する規定はありません。つまり、両者の違いを区別しているのは、法ではなく不動産業者や住んでいる人々ということになります。


そもそも、日本におけるマンションという言葉は、英語の「Mansion」とは全く意味の異なる和製英語とも言える言葉です。英語本来の意味では、Mansionは集合住宅ではなく戸建ての「大邸宅」を意味します。


集合住宅としてのマンションを表す言葉は日本における「アパート」の語源である「Apartment」で統一されており、建物の構造や規模による呼び方の違いはないようです(分譲の集合住宅の一室を表す言葉は「Condominium」という言葉があります)。


それでは、日本における一般的なマンションとアパートの区別方法や、賃貸マンション・賃貸アパートのそれぞれのメリット・デメリットについて見ていきましょう。


構造の違い


木造、軽量鉄骨造はアパートに分類されがち

一般的に、木造や軽量鉄骨造の物件はアパートであると認識されています。その多くは2階建で、さほど規模が大きくない物件が多いようです。稀に3階建の物件もありますが、マンション・アパートの区別においては階数よりも構造が占める割合が多いようです。


RC、SRC造はマンションに分類されがち

木造や軽量鉄骨がアパートに分類されるのに対し、鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)はマンションであると認識されることが多いようです。また、階層も様々で、2階建のマンションも存在しますが、10階、20階を超える高層のものも存在します。


賃貸マンションのメリット


防音性・遮音性が高い

RC、SRC造の多くは、個室の境界の壁にコンクリートが挟んであることが多く、防音性・遮音性が高くなっています。しかし、外側の壁だけにコンクリートが使われ、内部の個室同士の壁は石膏ボートになっていて、隣の生活音がダダ漏れのなんちゃってRC、SRC造も存在するため、内見の際によく確認しておきましょう。


セキュリティーがしっかりしている物件が多い

これは物件によって差が大きい部分のため、一概には言えませんが、「マンション」と名のついている物件はアパートと比べて、オートロックや防犯カメラなどのセキュリティがしっかりとしていることが多いようです。


災害に強い

RC、SRC造の建物は重厚なため、木造や軽量鉄骨よりも地震などの災害に強いと言われています。


賃貸マンションのデメリット

家賃・管理費が高め

頑丈なRC、SRCで造られ、セキュリティもしっかりしているマンションは、当然ながら家賃・管理費がアパートと比べると高くなります。家賃は光熱費とは異なり、節約で削ることが出来ない費用。生活の快適さを取るか、コストを取るかをじっくり考えましょう。


湿気がこもることがある

機密性の高いRC、SRCのマンションは、湿気が発生すると内部にこもりやすくなります。2003年の建築基準法の改正によって義務付けられた「24時間換気」のある物件では、この問題は解消されていますが、2003年以前の古いマンションに住む際は注意が必要です。


賃貸アパートのメリット


価格が割安

同じような立地条件、間取りであっても、マンションと比較するとアパートの家賃はリーズナブルになっていることが多いと言われています。そこには、建物の堅牢性やセキュリティー設備の充実というコストが省かれているという理由があるものの、同じ家賃でもより広い部屋に住めるということは大きなメリットといえるでしょう。


風通しが良い

機密性の高いRC、SRCと比べ、特に木造のアパートは通気性が高いため、湿気が内部にこもりにくくなっています。梅雨や冬の時期、結露ができにくいということは、人によっては重要なメリットでしょう。


賃貸アパートのデメリット

防音性が低い

木造や軽量鉄骨造は、RC造やSRC造に比べ、上下左右のお部屋の音がどうしても伝わりやすくなってしまいます。RC、SRC造であっても、他の部屋の音と完全に無縁になるわけではないため、集合住宅に住む限り致し方ないことと割り切れるかどうかが重要です。もし、静かな暮らしを求めるのであれば、賃貸マンションを選んだ方が賢明です。


セキュリティ面が不安

賃貸アパートの多くは2階建。プロの空き巣はたとえ高層階であっても安心はできないと言われていますが、まだ経験の少ない空き巣は、ベランダから気軽に出入りできそうな低層階のアパートの部屋を狙うかもしれません。また、防犯カメラなどが設置されていないことも多いアパートは、マンションよりもセキュリティー面のリスクが高いと言えるかもしれません。


どちらを名乗るかは自由

ここまで見てきたように、一般的な認識はあるものの、法律上は区別のないマンションとアパート。住んでいる集合住宅のグレードを高く見せたい、と感じたら、たとえ木造2階建であっても「うち?低層マンションだよ」と言ってしまうことも可能です。


.

アパート・マンションの1階のお部屋のメリットとデメリット

アパート経営のクレーム対応で困らないためにはどうすればいい?