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ユニークな施設が多い都市型住宅街!西区『観音』とは

広島市西区にある観音(かんおん)エリアは、広島市の中心部を横切る平和大通り付近から、南部の広島湾までの縦に長いエリアです。海沿いの部分には、1993年の広島空港開港まで広島空港を名乗っていた「広島西飛行場」(2012年廃港)があり、現在もその滑走路が残っています。広島西飛行場以外にも、広島の歴史上様々なことが起こった観音エリア。その歴史を振り返りながら、観音の現在の様子も見ていきましょう。


様々な競技場がある「広島県総合グランド」

グランド入口にはひろしま国体やアジア大会などを記念するモニュメントが並ぶ


広島西飛行場の北側に位置する広島県総合グランドは、野球場や陸上競技場、ラグビー場など、様々な競技に使用できる複数の競技場がある場所です。現在は、コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスによって運営されており、正式名称は「コカ・コーラボトラーズジャパン広島総合グランド」。国体やアジアカップ、アジア大会など、広島で行われる大規模なスポーツイベントで頻繁に利用されてきた施設です。


この中の野球場は、広島市民球場完成前の1950年から1957年まで、現在の広島東洋カープの前身の「広島カープ」の本拠地として、チーム創立から7年間使用されていたという歴史ある野球場です。また、陸上競技場はエディオンスタジアム広島の完成前の「サンフレッチェ広島F.C」の本拠地として使用されていました。広島を代表するスポーツチームの創立期を支えた歴史的な場所なのです。


米女優のマリリン・モンローが訪れた野球場


かつて広島カープの本拠地であった広島県総合グランドの野球場には、1954年の2月、世界的な女優であったマリリン・モンローと、元メジャーリーガーのジョー・ディマジオ夫妻が、新婚旅行で訪れています。伝説的なメジャーリーガーで、ニューヨーク・ヤンキースの永久欠番「5」に選ばれている夫のジョー・ディマジオが、創立間もない広島カープの選手たちに打撃指導を行うために、夫婦で訪問したそうです。広島の歴史だけではなく、日本の歴史としても語り継がれるような大きな出来事が起こった場所なのです。


昭和の広島の空の玄関口「広島西飛行場」

マリーナの奥にはかつて使われた滑走路がある


観音の沿岸部にかつて存在していた広島西飛行場。1993年、広島県三原市本郷町の山奥に広島空港が開港するまで、広島の空の玄関口として広島空港を名乗っていました。現在では、「広島ヘリポート」として、ヘリポートの機能だけが残っています。


日本で初めて廃港になった空港

広島西飛行場は、広島の中心部までのアクセスも非常に便利であったものの、滑走路が1,800mと短く大型ジェット機が着陸できないという問題を抱えていました。さらに、広島南道路の建設によって滑走路北端部を340mも南側に移動されることとなり、ついに2012年、定期路線の存在した空港としては日本初の「廃港」となりました。


この廃港により、広島市民は飛行機で東京に行く際、三原市本郷町の山奥にある現在の広島空港を利用しなければならなくなり、広島市中心部からの所要時間は約4時間になりました。なんと、新幹線で東京まで行く時間とほぼ同じ、という事態になっています。「廃港」という不名誉な形ではありますが、歴史に名を残した飛行場です。仮に、観音の滑走路を延伸する工事を行い、リムジンバスや空港直通の電車路線を建設していたら、広島から東京への交通の利便性は大きく異なっていたことでしょう。


2016年、この場所にオバマ米大統領が降り立った

廃港となった広島西飛行場で、現在でもその機能が残されている広島ヘリポート。そこで2016年に歴史的な出来事が起こります。当時、現職の米国大統領としては初めて広島市中心部の平和公園を訪問したバラク・オバマ大統領が、米軍の岩国基地からこのヘリポートに降り立ったのです。恐らく、平和公園までのアクセスが格段に便利であるため、このヘリポートが選ばれたものと推測されます。当時のテレビでは、ヘリポートに大統領が降り立つ瞬間から生中継されており、廃港になった空港にある広島ヘリポートが全国に放映されました。


ショッピングなどの複合施設


観音の最南端には、ショッピングセンターや遊園地、住宅展示場、水族館、波止場、桟橋を要するマリーナ型の複合施設「マリーナホップ」があります。


マリーナ


2005年にオープンしたこの施設では、広々とした開放的な空間でショッピングを楽しんだり、マリーナや人工ビーチで海を見て楽しんだりすることもできます。


人工ビーチ


観覧車に乗れば、広島湾や観音を一望できる


観覧車最上部から見た広島湾


観覧車から見た観音方面


マリーナホップの隣には広い敷地を生かした住宅展示場が隣接している


観音を代表するレジャー施設であるマリーナホップ。休日でもさほど混雑が酷くなく、駐車場も多いため、休日のレジャー施設の候補として挙がることも多いことでしょう。


都心に近い閑静な住宅街

観音を縦断する「空港通り」を北上すれば中心部まですぐ


マンションや戸建ての住宅が立ち並び、スーパーマーケットやコンビニも充実している観音エリア。家賃の相場もさほど高くはなく、バス・トイレ別のエレベーター付きの1Kのマンションが3.5万円からとなっています。空港通りや平和大通り、国道2号線などを通じて、車やバス、タクシーなどで広島市の中心部へのアクセスも便利な上、平らな三角州に位置しているので、徒歩や自転車での移動もラクラクです。住むのにはとても便利な場所であると言えるでしょう。


広島の歴史の足跡やマリーナホップなど、他の地域にはない特徴

街並みはどこにでもありそうな住宅街でありながら、様々な歴史的な出来事が起こった施設や、買い物などに便利なマリーナホップなど、一般的にはあまり見かけないような珍しい施設がある観音エリア。飛行場の跡地が今後どのように活用されるのかはまだ決定していませんが、広島湾に近く、スペースが広い地域なので、この先も大規模な開発の舞台となり、便利になっていくことが予想されています。


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