2021.03.01

西向きのリビングは本当に暗いの?西向きの土地の意外なメリット5つ

建てる

マイホームを土地探しから行う場合、一般的に人気なのが南側や南東側が開けた土地。北半球において、南側が開けた南向きの土地は、日中ずっとお部屋に日差しが差し込むため、「日当たりが良い土地」として人気を呼んでいます。

また、南東側が開けた土地も、朝から昼過ぎにかけて比較的長い時間日差しが差し込むため、爽やかな朝日に包まれて1日を迎えたいという人に好まれています。

それに対して、西側が開けている西向きの土地は、「リビングが暗い」、あるいは「西日が強すぎる」と言ったマイナスなイメージが先行し、北向きの土地とともに避ける人が多い方位です。しかし、実際のところは、室内への採光を工夫すれば、不人気の理由である「暗さ」はかなり解消されると言えます。

また、西向きならではのメリットもあり、生活スタイルがマッチする場合は、あえて西向きの土地を選ぶ方が良い場合もあるのです。これから西向きの家やリビングの「暗さ」を解消する方法や、西向きならではのメリットを見ていきましょう。

西向きのリビングは暗いのか?

画像:隣家の影にならない高い位置の窓(ハイサイトライト)があるリビング

ご存知の通り、北半球では太陽は朝に東の空から昇り、南の空を通って西の空へと沈んでいきます。そのため、西側が開けた西向きの家は、太陽の光が入ってくる東側が隣家などによって塞がっている場合、朝から昼にかけて暗くなる傾向にあります。

しかし、この「朝方の暗さ」は、南や東側の隣家の影にならない位置に天窓や高い位置にある窓(ハイサイトライト)を設けて室内に光を取り込める間取りにすることで、解消できる可能性が高いのです。

中庭を設けて開けている方角とは反対側の東側から採光できるようしてしまうという方法も有効的です。中庭は自分の敷地の中に作る庭のため、他の人の視線がありません。そのため、カーテンをせずに生活でき、外からの光を十分に取り込めるのです。

西向きの5つのメリット

ここからは、西向きの部屋ならではのメリットと言える5つのポイントを見ていきましょう。

朝ぐっすりと眠れる

西向きの家で、西向きの窓がある寝室を作った場合、午前中は室内に直射日光が入ってくることはありません。朝、窓から差し込む眩しい光で目覚めたい、という人にはこの点はデメリットになってしまうかもしれませんが、休みの日の朝はゆっくりと眠っていたいという人にとっては逆にメリットとなるのです。

特に、太陽が朝早くから登る夏場は、南側や南東側に窓があると朝の5時ごろから明るくなってしまい、もっとゆっくりと眠りたかったのに目が覚めてしまった…ということになりかねません。窓が西向きであれば、室内に入る光の量が安定しているため、朝はゆっくりと眠ることができるでしょう。

午後は洗濯物が乾きが早い

西向きの土地は、朝一番で洗濯をしてから干したい、という人には向いていません。前述の通り、太陽は東の空から登るため、朝から昼にかけては西向きの土地には直射日光が入りにくく、洗濯物が乾きにくいためです。

しかし、東側から登る太陽が正午をすぎて西側に傾くと、西向きの家は日当たりが抜群に良くなり、しかも気温が高くなっているという好条件に変貌します。つまり、お昼前ごろに洗濯機を回し始めて、干すのは午後になってから、というスタイルの人にとっては、西向きであることが大きなメリットになるのです。

冬の夕方暖かい

夏場は強烈な西日が差し込むため、この点を嫌って西向きの土地を避ける人もおられるのではないでしょうか。確かに、夏場の西向きの部屋は気温が高い中日差しが差し込むため、放っておくと部屋の中が高温になってしまうため、カーテンを閉めて冷房をつけるなど対策が必要です。

しかし、午後の時間帯暖かくなるというのは、寒い冬場には逆にメリットになります。午後から夕方にかけて暖かい日差しが差し込む西向きの家。夕方家に帰った時、暖房をつけていないのにほんのりと暖かい、ということもあるかもしれません。

土地価格がリーズナブル

同じエリアの人気の南向きや南東向きの土地と比較して、西向きの土地はその不人気さゆえにリーズナブルであることが多いと言われています。しかし、上述したように採光の問題が解決できる場合や、朝ゆっくりと眠りたい場合は、「西向きの土地だから」というだけで西向きの土地を避けるのはもったいない可能性もあります。

立地条件や眺望、周辺環境が気に入った場合は、西向きの土地であっても採光の解決策を取り入れることを前提に、十分選択肢に入ると言えるでしょう。

夕焼けが最高に美しい!

西向きの家の最大のメリットと言えるかもしれないのが、美しい夕焼けを見られることかもしれません。

特に高台などで視界を遮るものがなく、地平線や山並みに向かって落ちる夕日を見ることができれば、1日の終わりを安らかな気分で迎えることができるでしょう。美しい夕日を見ながらお酒を嗜むのも良いかもしれません。

暮らしにおいてどこを重要視するか決めよう

ここまで、西向きの家やリビングのメリットを挙げてきましたが、メリットを単純に見ると、意外と西向きの家に自分が向いていると感じる方もおられるのではないでしょうか。

人気の南向きや南東向きと比べてリーズナブルな値段であることが多い西向き。土地代が安く済む分、天窓や吹き抜け、中庭などの家の部分に予算を割くこともできるでしょう。先入観に囚われず、総合的に見て自分たちに合っている土地を探してみてはいかがでしょうか。