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インダストリアルな雰囲気のリバーサイド「府中町新地・青崎南・千代・茂陰」【広島の街あるきVol.18】

2019年、全国で36番目、広島県内では最も住みやすい自治体に選ばれた広島県安芸郡府中町(あきぐんふちゅうちょう)。この記事では広島を代表する自動車メーカー「マツダ」の本社があるインダストリアルな雰囲気のリバーサイド「府中町新地・青崎南・千代・茂陰」についてご紹介していきます。


「住みやすさ」を支える豊かな財政と巨大企業


府中町の住みやすさを支えているのは、その健全な財政にあると言えるかもしれません。府中町は、自治体の財政力を表す財政力指数が0.92(2018年度)で、中四国地方の市町村で第1位。豊かな財政は豪華な公共施設や福祉、粗大ゴミの無料回収など、町民の生活に還元されていると言われ、周辺の他の自治体から府中町に転入してきた人はその違いに少なからず驚くようです。


その健全な財政の要因の一つと言われているのが、自動車メーカー「マツダ株式会社」の存在。売上高(単独)が2兆円を超す巨大企業が町内に立地していることで、非公開ではあるものの莫大な法人税が入っているものと推測されます。そのため、府中町は俗に「マツダ城下町」とも呼ばれているようです。


これまで、住宅街や商店街を主に取り上げてきた街歩きですが、今回はマツダを中心とした様々な企業の工場や倉庫が多く立地するエリアを歩き、街の様子を写真とともにお伝えします。


マツダ本社と工場がある「新地」



府中大川が猿猴川へと合流する川沿いのエリア「新地(しんち)」。新地にはマツダの本社と工場、自動車部品メーカーのデルタ工業の本社と工場が立地しており、エリアのほとんどが工場や企業のビルで埋め尽くされています。


新地のほとんどが工場や企業のビル(手前の道路はマツダの敷地内の道路)


工場の間に突然現れるスーパーマーケットとドラッグストアー


しかし、工場の間に挟まれるようにコンビニやスーパーマーケット、ドラッグストアーなどがあり、意外にも食品などの生活必需品を新地だけで揃えられるようになっています。また、民家と思われる建物も数件ありました。しかし、基本的に住宅街ではないため、アパートやマンションはなく、賃貸物件の情報も見当たりません(2020年4月現在)。


マツダ病院とJR向洋駅がある「青崎南」



マツダ本社への最寄駅「JR向洋駅(むかいなだえき)」。新地の東隣に位置する青崎南(あおさきみなみ)にある、府中町内唯一のJRの駅です。その外観はどこからどう見ても古びた田舎町の駅にしか見えません。しかし、この小さな駅は、1日平均2万人以上が利用するのです。これは、人口20万人の呉(くれ)市の中央駅「呉駅」と同じレベル。ラッシュ時にはマツダの従業員と思われる人々で大変混雑します。




向洋駅とマツダ本社の間のブロックには、居酒屋や焼肉屋、ラーメン屋などの飲食店が軒を連ね、マツダ関連の企業の人々によって連日賑わっていることが窺えました。



マツダ本社と向かい合うように建つマツダ病院は、広島市東部の基幹病院としての役割を担っている大型病院。500名以上の医療従事者が在籍し、270床の病床があります。病院名のイメージから、マツダ関係の人のための病院と思われがちですが、マツダ従業員やその家族でなくても利用できるため、近隣に住んでいればいざというときに心強い存在になりそうです。


工場と線路の間の住宅街「千代」



新地の東隣、JR山陽本線・呉線の路線との間に位置する千代(せんだい)は、戸建てやアパート、マンションが建つ住宅街。電車の音や通行量の多い新地との境界の道路の車の音がやや気になるものの、周囲が工業地帯であるとは思えない落ち着いた雰囲気の街並みが広がっています。


公園のすぐ横を線路が走っている


線路沿いある公園「千代南児童遊園」は、わずかなスペースながらブランコや鉄棒などの遊具が設置されていました。


工場・住宅・商店がある「茂陰」



新地と千代の北隣に位置する茂陰(もかげ)エリアは、工場や倉庫もありながら、ある程度住宅街や商店もあるエリアです。エリアの中央を走る県道272号線は、JR山陽本線・呉線の下を潜るアンダーパスになっています。踏切と違い待ち時間や事故のリスクがないアンダーパス。山陽本線・呉線の線路をスムーズに通過する手段として、府中町内外の多くの人がこのアンダーパスを利用しています。



アンダーパス「茂陰トンネル」には歩道がついている


線路の南側には、戸建てやマンションなどの住宅の他、船舶用のポンプやタービンの製造を行っているメーカーの株式会社シンコーの工場や、印刷機やラミネーターの製造を行っている富士機械工業の事業所など、企業の工場や事業所があります。



線路の北側には、住宅街と、大型ホームセンター「ジュンテンドー安芸府中店」、大型の酒屋「やまや府中店」などのお店があります。


新幹線の高架の向こうは町役場のある府中町・大通


茂陰の北は府中町の中心地・大通(おおどおり)と接しており、府中大橋を渡るとJR天神川駅(てんじんがわえき)や、中四国最大のショッピングモール「イオンモール広島府中」にもすぐアクセスすることができます。


マツダやその他の企業に勤務している人にとっては、通勤や日常生活がとても便利になるエリアと言えるでしょう。


開放感溢れるリバーサイド


工場や倉庫などが多く、府中町の他のエリアとは異なる雰囲気がある新地・青崎南・千代・茂陰エリア。街を歩くと、やや騒々しい印象もあるものの、川沿いならではの開放感を感じました。休日に府中大川や猿猴川沿いを散歩すれば、開放感溢れる風景が癒しを与えてくれることでしょう。


青崎南・茂陰の賃貸物件情報はこちらから

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