
2019.07.31
空が見える家でリラックスした暮らしをおくれる?空活ができる3種類の住宅について
暮らしのQ&A
仕事、人間関係、時間など、様々なストレスを抱えながら生きている現代人。目先目先のことばかり見ていると、心が休まりません。
季節の移り変わりなどを意識することなく、また一年が過ぎ、歳を重ねてしまった、なんてことになっていませんか?
そんな忙しい方にオススメなのが、空をぼーっと見上げてリラックスする「空活(そらかつ)」。
なんと、一日3分間空を見上げるだけでかなりのリラックス効果が得られるようです。
ビルの屋上を利用して、空活用のスペースを用意しているバーもあるようです。
しかしそのようなお店に行ったり、ビルの屋上にわざわざ登ったりしていると、時間もお金もかかってしまいます。
自分の家の中に、空活ができる場所があれば、忙しくても無理なく続けることができるでしょう。
今回は、どのような住宅なら空を見ることができるのかご紹介します。
屋上のある戸建て住宅

注文住宅を建てる時、「屋上のある家にしたいな…お金がかかるけど」と考えたことのある方は多いことでしょう。
自宅に屋上があることによるメリットはたくさんあります。
友人たちを呼んで屋上でパーティーをしたり、プールを作って子どもたちに水遊びをさせたり、家庭菜園を作ったり、と言った、屋上ならではの素敵な生活を実現できるでしょう。
また、土地が狭く庭がなかったり、隣の家がすぐそこに迫っているような地域では、屋上で得られる開放感にはお金には変えがたい価値があると言えるかもしれません。
空活をする場合も、屋上は最高の環境と言えます。
周りに高い建物がない場合、屋上からは視界を遮るものがないため、天気の良い夜には満点の星を見ることができるでしょう。視界いっぱいに空を楽しむことができるかもしれません。
しかし、戸建て住宅において屋上を設置するのは、建築にもメンテナンスにも費用がかかってしまいます。
何故ならば、屋上を設けることによって雨漏りのリスクが跳ね上がり、通常の形状の屋根の家よりも防水処理を念入りに行う必要があるためです。
家の保証期間が切れてしまった後は、屋上ありの家の割高な防水処理を実費で行わなければならなくなります。
また、屋上に溜まった水を排水する樋をこまめに掃除しておかないと、水が溢れて屋上がプール状態となり、雨漏りしやすくなってしまいます。
一戸建てで屋上を設置すことは、メリットも多い反面、苦労も多いということを認識しておきましょう。
バルコニーのある戸建て住宅

「バルコニー」とは、建物の外に張り出した部分で、落下防止用の柵が設けられている台床のことです。
同じような形状のものに「ベランダ」がありますが、その違いは屋根があるか無いか、という点です。屋根が無いものをバルコニーと呼びます。
屋根が無いので、バルコニーからは広い空を見渡すことができます。広めのバルコニーでは、屋上ほどの規模では無いものの、パーティーや家庭菜園作りを行うこともできます。
バルコニーの利点は、屋上と比べて雨漏りの心配が少ないこと。屋上のように、家の屋根に当たる部分では無いため、家に水が侵入する可能性が低くなります。
ルーフバルコニーのあるマンション

マンションの高層階に多く見られる、下の階の屋根の上に広がる大きなバルコニーをルーフバルコニーと呼びます。
個数の多いマンションで、高層階に行くほど階段のように個数が減って、その角部屋に大きめなバルコニーがあるのを目にしたことがある方も多いことでしょう。
このルーフバルコニーでは、屋上とほぼ同じメリットを味わうことができます。大抵の場合、下の階の一部屋分ほどバルコニーが広がっているので、パーティーや家庭菜園作りなどを余裕を持って行うことができるでしょう。
しかも、戸建て住宅とは異なり、マンションのルーフバルコニーは共用部分。防水関係の修繕費はマンション全体の修繕積立金から拠出されるため、メリットを受けながら負担が少なくなります。
しかし、ルーフバルコニーがあるような部屋は大抵高層階で、流通量がとても少なくプレミア感があるため、同じマンションの他の部屋よりも大抵割高になっているというデメリットがあります。
空が身近な家にはメリットが多い

ここまで、空活に向いている物件のメリットやデメリットを見てきましたが、空が身近である家のメリットはたくさんあります。
例えば、太陽の光を感じる機会が多いため、体内時計が正常になりやすく、大人はもちろん子どもたちの成長にも良い影響を与えると言われています。
これから住む家を選ぶ時、「空活ができるかどうか」という条件を加えてみるのはいかがでしょうか。



