2021.05.14

引き戸で作るおしゃれでスマートな玄関とは?引き戸の玄関の魅力5選

建てる

マイホームを建てる際、玄関の扉を「開き戸(ドア)」と「引き戸」のどちらにするかで悩む方も多いのではないでしょうか。一般的に、開き戸(ドア)の玄関扉は西洋風のデザインに合うイメージがあるのに対し、「引き戸」の玄関扉は昔ながらの日本家屋を連想する方が多いようです。そのため、現代的なデザインの家には引き戸は合わないのではないか?と考える人も少なくないようです。

おしゃれなデザインが増えてきている引き戸

和風建築のイメージが強い引き戸。しかし、最近の引き戸は西洋風のデザインにも合うようなおしゃれなデザインのものも増え、現代的でスタイリッシュな家の玄関扉としても引き戸を選びやすくなっています。もちろん、開き戸に強いこだわりがある場合はドア一択となるかもしれませんが、引き戸には開き戸にはないメリットがたくさん。

この記事では、引き戸の玄関ならではのメリットをご紹介します。

引き戸のメリット

扉の外を広く使える

一般的に、開き戸の玄関は外に開くタイプが一般的。そのため、扉の可動域に物を置けず、玄関ポーチにデッドスペースが生まれます。また、扉を開ける際も扉の可動域から一歩下がらなければ開くことができないため、玄関ポーチが狭い場合は圧迫感を感じることでしょう。それに対して、引き戸は壁に沿って横にスライドするだけで扉が開くため、扉のすぐ側に荷物やベビーカーを置いていても問題なく出入りできます。

大きな荷物を運びやすい

前述の通り、扉の可動域のデッドスペースがなく、玄関の外を広く使える引き戸。扉を開ける際に一旦地面に置かなければならないような大きな荷物を運び込む時にも、この特性は大きなメリットとなります。

開き戸の場合、扉の可動域と重ならない場所に荷物を工夫して置かなければ扉を開けることもできません。特に、玄関ポーチの奥行きがあまり広く取れないお家などでは、開き戸の可動域を考えながら大きな荷物を運び込む難易度はさらに上がります。引き戸の場合は細かいことを気にせず、ゆったりとしたスペースを使って荷物を運び込むことができます。

両手が塞がっていても入りやすい

開き戸の扉を開ける際には、ドアノブを回して扉を前後に動かして出入りする必要があります。この動作は、荷物が多く両手が塞がっている時にはやや難易度が高い動作ではないでしょうか。それに対し、引き戸は扉の取っ手を左右に動かすだけなので、両手が塞がっている状態でも扉を開けるのが簡単です。「買い物で荷物が多いけれど、雨で濡れている地面に買い物の荷物を置きなくないな…」というありがちな場面で、引き戸の開きやすさは大きなメリットとなりそうです。

安全性が高い

開き戸を家の中から勢いよく開けると、万が一外に家族が立っていたら扉にぶつかってしまう危険性があります。また、開き戸の蝶番の隙間に小さなお子様が指を挟んで怪我をしてしまった…という事故も少なくありません。引き戸であっても、閉まる戸と壁の間に指を挟んでしまうなど、事故の可能性がないわけではありませんが、最近の引き戸は勢いよく閉めてもゆっくりと扉が閉まる設計(ソフトクローザー)になっており、安全性が高くなっています。

引き込み部分をガラスにすれば明るい玄関に

引き戸には、扉を開ける際に引き込む部分が存在します。通常は壁で覆われていることの多いこの引き込み部分ですが、ここを敢えて磨りガラスにすることで、外からの光を家の中に取り込むことができます。朝、仕事や学校に出発する際、明るい玄関を通って気持ちよく出発することができるでしょう。

引き戸のデメリット

レールの部分の掃除が必要

引き戸には上下どちらかに扉を動かすレール(溝)があります。レールの中にホコリや砂が入り込むと、引き戸の動きが悪くなり、長期間放置すると深刻な故障の原因になります。そのため、ほこりや砂が溜まっていると感じた時に、レールのお掃除をする必要があります。開き戸には存在しない、引き戸ならではの注意点と言えるでしょう。

引き込み部分のスペースが必要

引き戸はその構造上扉を引き込む部分が必要です。そのため、玄関扉を設置するスペースは最低でも扉2枚分の「幅」が必要になります。出入りのしやすさなどなどを考えるとそれよりもやや余裕があった方が安心です。そのため、玄関扉を設置する幅が狭い場合は引き戸と採用することは難しくなります。逆に、開き戸は玄関扉のスペースが扉1枚分ほどの狭さでも設置できるメリットがあります。開き戸は扉を開く際の「奥行き」が必要であるのに対し、引き戸は「幅」が必要であると覚えておきましょう。

気密性が低くなる

扉をスライドさせるという構造上、引き戸は開き戸よりも隙間が多くなるため、気密性が低くなるというデメリットがあります。玄関からLDKの間にドアなどがない間取りの場合、冷暖房効率が落ちてしまう可能性もあるため、設計の段階から業者と相談しておきましょう。

メリットデメリットを踏まえて玄関ドアを選ぼう!

ここまで取り上げたように、玄関ポーチのスペースを広くとれることや荷物を運び込みやすいこと、開閉が簡単なことなど、メリットの多い引き戸。

従来の「和風」なイメージではない現代的なデザインの引き戸も増えてきているので、間取りを考える上で玄関ポーチの奥行きがあまり取れない場合や、将来的にバリアフリーに対応した家にしたい場合は、選択肢の一つとして考えてみるのも良いかもしれません。