
マンション購入で複数の不動産会社に相談するべき?
マンション購入は人生の中でも非常に高い買い物となります。居住用・投資用などなど様々な利用目的がありますが、高額なだけに購入には慎重になるのが人の心というものです。そうした心の不安ゆえに多くの不動産会社に対し、同時に関連物件や購入物件の情報を集めたり、相談したりといったことをしてしまいがちです。
もちろん世の中には数多く不動産会社があり、多くの営業マンがいます。不動産会社によって、営業マンによって説明や提案も異なってくるため、後悔なくマンションを購入するには複数の不動産会社に相談し、しっかりと検討したほうがいい結果に結びつきやすいです。
ですが、相談のしすぎは逆効果になることもあります。ここでは相談するうえで注意するべきことを解説していきます。
相談しすぎはさらに迷う原因になります
複数の会社に問い合わせを行う場合、それぞれの会社から個別の回答がきます。そのため判断の要素がさらに増えることになります。その上で自分自身が判断しなければいけないのですが、すでに自分の中にこれといった希望がある場合、その希望に近い回答を参考にしやすいものです。
あらゆる意見を平等に比較し、検討することができなければ人に聞く意味はありません。たとえ比較検討できたとしても、決め手がない状態なので、最終的な決断をするために自分自身で納得のいく要素を見つけなければいけません。さらに注意しなければいけないのは、不動産会社は様々なところがあるということです。すべてがすべて善意のある営業マンばかりとは限りませんし、その知識も技術も当然違いがあります。
●マンションの知識が少ない
●競合物件の情報をあまり持っていない
●メリットは言うがデメリットは言わない
●不安を煽るようなことを言って購入を急かす
などなど購入者にとってマイナスにしかならないことを、平気で提示してくる方々もいらっしゃいます。
誰かに聞く前にまずは自分の中で整理しておく
不動産会社に聞いた時にさらに迷うのを防ぐため、相談する前には以下のことを決めておきましょう。
●物件購入の目的を1つは決める
●自分の中でこれは外せないという条件を2つほど決めておく
●問い合わせ内容を3つ以内に絞っておく
●相談する不動産会社を2~4社以内に絞っておく
例えば中古マンションの購入の場合、目的は居住用・オフィス・投資用あたりが考えられますが、居住用だとすれば、外せない条件として立地と価格があります。なので立地と価格については必ず聞くというように、問い合わせ内容はなるべく外せない条件に絡めて、3つ以内にしましょう。これらのことを決めたら相談する会社を2~4社選びます。
例えそれぞれの不動産会社からまったく別々の返事が返ってきたとしても、最初に決めた外せない条件を満たしている物件を絞り、最終的に購入の目的や条件をクリアしている物件を選ぶようにしましょう。
そうすればそれぞれの不動産会社の意見に左右されることなく、色々な物件に目移りもせずに、理想の物件と巡り合える可能性が高くなります。
まとめ
物を見るときに共通して言えることですが、いいところと悪いところを半々で見る目が無いと、衝動買いしてしまったり、営業マンの一声にあっさりと傾いてしまうこともあります。マンションの購入は言うまでもなく、高い買い物になります。一度買ってしまうとなかなか取り返しがつきませんので、注意して購入したいものです。