
2022.02.11
地鎮祭とは?のし袋やお金、お供え物など地鎮祭に必要なものまとめ
建てる
地鎮祭とは、建築前に安全を祈願する儀式です。「ついに家づくりだ!」と意気込んでみたものの、地鎮祭は絶対に行うべきなのか、地鎮祭の必要性から考える方も多いのではないでしょうか?この記事では、地鎮祭とは何か、地鎮祭で必要な初穂料、のし袋の書き方、挨拶回りやお供え物まで、地鎮祭に必要な知識をまるっとご紹介します。
地鎮祭とは
「地鎮祭(じちんさい)」とは、建物の建設が始まる前に安全を祈願する儀式です。土地を守る神様に土地を使用する許可を得て災いを防ぎ、完成した家の繁栄を祈ります。地鎮祭は基本的には神式ですが、宗教上の理由によってキリスト教式の地鎮祭を実地したり、お寺を通じて仏式で行う場合もあります。
地鎮祭をやる意味
地鎮祭は氏神様(地元の神様)へのあいさつ以外にも、危険な作業に従事する職人さんの身の安全を祈願する意味も込められています。これから自分たちの家が建つんだと実感も湧いてきますし、なかなかない機会なので、お子さまのいるご家庭ではお子さまにとっていい経験になったという方もいらっしゃいます。
地鎮祭自体は、必ずやらなければいけないものではありませんし、最近では地鎮祭はやって上棟式は省くというケースも増えています。しかし、一生に一度の大きなお買い物。「あの時やっておけばよかった」と後悔しそうなら、気持ちよく家を建てるためにやっておく意味はありそうです。
地鎮祭にベストな日はいつ?

地鎮祭は一般的に「大安」「先勝」「友引」の吉日の午前中に行うと良いとされています。もし、午前中が難しいという方は時間帯から選ぶとよいでしょう。大安であれば、一日中吉日、友引、先勝は午前中、赤口は11時~13時、先負は午後が良いと言われています。
しかし、日々の生活の中で関係者全員のスケジュールを合わせるのはなかなか大変です。吉日じゃないと絶対にダメということはないので、吉日が難しい場合は自分たちの無理のない日取りで行いましょう。
地鎮祭で用意するもの

地鎮祭で用意するものは、基本的に神主さんと住宅会社が揃えてくれるもの、場合によっては自分たちで揃えるものがあります。
住宅会社・神主さんが用意するもの
・青竹・しめ縄・盛り砂・鍬(くわ)、テント、紅白幕、祭壇
儀式の設営関係のものや設営は、住宅会社や神主さんが準備します。しかし、道具の手配については、当日になって行き違いが無いように事前に住宅会社に確認をしておきましょう。
自分たちが用意するもの
・米・神酒・水・塩・野菜・海の幸・果実・神酒の盃・榊・半紙1畳
当日は自分たちでも用意が必要ですが、これらの一部なのかすべてを用意するのかは住宅会社によって違います。用意が必要な場合は上記のものになりますが、無駄な出費とならないよう、事前に確認しておきましょう。
新築工事の着工に入ると、工事の騒音などでご近所に迷惑をかけることもあります。つつがなく地鎮祭を行なった後は、基本的に住宅会社のスタッフが主となり、簡単な挨拶文と粗品を持って回りますが、施主側もちょっとした品を用意しても良いでしょう。
「初穂料(玉串料・神饌料)」とその相場
初穂料とは、地鎮祭の際に神主にお渡しする謝礼を言います。基本的な初穂料の相場は3万円~5万円とされていますが、土地や建築の規模、地域によって変わりますので目安として覚えておきましょう。また、お供え物の数と一緒で、偶数は割り切れて縁起が悪いとされているので奇数を用意します。
地鎮祭に親のお祝いは必要?
結論から言うと、地鎮祭のときは親のお祝い金まで用意しないことが多いです。本来、地鎮祭とは、「氏神様への報告と工事の安全祈願」が目的です。儀式であってお祝いの場ではないことが挙げられます。ご両親であれば、自宅が完成した後に新築祝いを送るという方が多いですよ!
「お車代」とその相場
神主さんが車で来られる場合は、別途お車代として1万円前後が必要となりますので、こちらも忘れないようにしましょう。
のし袋の封筒

地鎮祭ののし袋は、お祝い用の紅白の水引きがついた封筒を使用します。水引きののし袋には、蝶結びと結び切りの2タイプがありますが地鎮祭では蝶結びの封筒を選びます。また、できれば水引きを取り外せるタイプで中袋がついている封筒を使用しましょう。
のし袋の書き方
初穂料(玉串料)をのし袋にお札の表面を揃えて入れています。表書きする際は、一般的に「初穂料」もしくは「御初穂料」と筆ペンで書きます。そのほかに「御玉串料」「御神饌料」「御礼」などの表書きも使われます。のし袋の下段には施主の姓を書きます(フルネームでも構いません)。夫婦または親子の場合は連名、複数人の場合は中央に代表者の氏名を、左側に家族の氏名を書きます。4人以上になるなら、施主の名前の横に「他家族一同」などと書いておきましょう。
中袋の表には金額を漢数字で書き、金額の後には「也(なり)」をつけてもつけなくてもかまいません。
(例)3万円の場合 → 金参萬円(也)
裏面には指名と住所を書き、お札の人物がある面が表になるように新札を入れます。
地鎮祭の流れ

地鎮祭の所要時間はおよそ30分から長くても1時間程度です。流れとしては、進行はすべて業者側が行うので把握しておく必要はありませんが、参考として見ておきましょう。
一般的な神式の地鎮祭の流れは以下の通りです。
・開会の儀
・お祓い
・祭壇に神饌(しんせん)を供える
・祝詞(のりと)をあげる
・現場を祓い清める
・地鎮の儀
・玉串を裁断に捧げる
・神饌を下げ、神様にお帰りいただく
・乾杯
・神饌品のおさがりをいただく
・閉式の辞
地鎮祭の服装
地鎮祭当日はカジュアルな服装でかまいませんが、お祝いの儀式ということで、なるべくフォーマルな服装で臨んだらいいでしょう。だらしない印象にならないものであれば間違いありません。フォーマルと言っても、結婚式のような礼服ではなく、女性の場合はキレイ目なワンピースやジャケットを羽織ったり、男性の場合はスーツの上着を着るなどするのがおすすめです。
個人宅の場合の服装
個人宅の場合は、基本的に服装は自由です。工務店のスタッフは、スーツを着ていることが一般的ですが、施主はTシャツにジーンズ、サンダルなどでも問題ありません。気になる方は、念のため住宅会社の担当者に確認してみるといいでしょう。
安全祈願で気持ち良く暮らす!

地鎮祭は、正直やってもやらなくても問題はありません。しかし、これから新たな暮らしがスタートする場において、建築工事からその安全と家の繁栄を祈願することは行なっておいて決して悪いことはないはずです。家づくりに関わる人やご近所さんとの交流を図る機会にもなるので、気になる方は参考にしてみてください♪
