2020.12.04
【Withコロナ】冬の換気はどうしたらいい?時間や効果的な方法まとめ
暮らしのQ&A
2020年初頭の中国・武漢での流行を皮切りに、今や全世界に感染が拡大してしまった新型コロナウイルス。この一年は、新型コロナウイルスに全人類が悩まされた一年と言っても過言ではありません。寒さが厳しくなる冬場は、窓を締め切って暖房器具を使う家庭やオフィスが増えるため、「3密」の状況が生まれやすくなります。
それに加えて暖房器具によって湿度が下がってしまうことにより、外からウイルスが持ち込まれると室内で蔓延しやすくなってしまうのです。この状況を回避するためには、寒い冬場であってもこまめな「換気」が大切。新型コロナウイルスに限らず、風邪やインフルエンザウイルスの対策にもなるお部屋の「換気」について、詳しく見ていきましょう。
換気をする時間やタイミングは?
外気温の低い冬場の換気は、「短めの換気を回数多く」がポイント。理想的な頻度と時間は、「30分に1回、5分より少し短めの換気を行う」程度と言われています。
5分を超えて窓を開けっぱなしにし、外の冷たい空気の量を一度に大量に取り込んでしまうと、お部屋の温度が下がってしまい、急激な温度変化で体調を崩してしまう人もいる可能性があります。そればかりか、再び快適な温度にするために暖房器具が大きく作動することとなり、光熱費もかさんでしまいます。
お部屋の温度を大きく下げず、十分にお部屋の空気を入れ替えるため、短い時間の換気をこまめに行うことを心がけましょう。
窓は2箇所以上開けよう
室内の空気を入れ替えるには空気の流れを起こして、室内の汚れた空気を外に逃がす必要があります。窓を1箇所開けただけでは、なかなか空気の流れが起こらず、ちゃんと換気をするのが難しくなります。空気の入口と出口を確保して、短時間で効率よく換気が行えるようにしておきましょう。
エアコンから離れた窓を開けて換気しよう!
多くの場合、エアコンが設置されているのは窓の近く。換気のために、この「エアコンの近くの窓」を開けてしまうと、エアコンがせっかく暖めたばかりの空気を冷ましてしまい、非常に暖房効率が悪くなります。
暖房効率が悪くなると、エアコンは冷えてしまった空気を温めようとフル稼働し、負荷がかかります。負荷がかかった状態が続くと当然ながら電気代も上がってしまうことに。暖房器具としてエアコンを使用している場合、エアコンからできるだけ離れた窓を開けて換気を行なうと良いでしょう。
換気扇を積極的に使おう
窓を2箇所開けて、空気の流れを作るのが、換気には効果的であるとは知っていても、マンションの中部屋などだと、窓が一つしかなかったり、共用廊下側の部屋の窓を開けるのは防犯的に避けたい…という方もおられるのではないでしょうか。
そのような時は、換気扇を付けて部屋のドアを開けることで、空気の流れを作り出すことができます。家の規模によって異なりますが、換気扇を仮に24時間付けっぱなしにした場合、1ヶ月あたりの電気代は100円~500円程度と言われ、エアコンなどと比較すると安価になっています。窓が2箇所以上ない場合はとても心強い設備といえます。
また、2003年以降に建てられた建物であれば、「24時間換気システム」が設置されています。24時間換気システムを使えば、約2時間で部屋全体の空気が入れ替えられるとされているため、ウイルスが室内に長時間留まりにくくなることでしょう。
人のいない部屋があれば「2段階換気」ができる
家庭であれオフィスであれ、「常に人がいるわけではないが、窓のある部屋」がある場合、その部屋を「人のいる部屋の換気のための外気を取り込むための部屋」として、2段階で換気を行なうことができます。
方法は至ってシンプルで、人がいない部屋の窓を開けっぱなしにしておき、その部屋に常に外の空気を取り込んでおきます。そして人のいる部屋の換気を行なうときに、その部屋のドアを開けて換気を行います。
人のいない部屋の空気は、外気を取り込んでいるとはいえ、建物の熱で外気よりは若干温められています。そのため、この部屋の空気と人のいる部屋の空気を入れ替えれば、人のいる部屋の室温の低下を軽減できるという仕組みになります。
家庭であれば玄関や廊下、寝室など、昼間使っていない部屋の窓をこの2段階換気のために開けておくことができます。オフィスであれば会議が行われていない会議室など、人のいない間に窓を開けられる場所を探して試してみることができるでしょう。
ウイルス対策には「湿度」も大切!
ウイルスは湿度が低いほど活性化しやすいとされているため、お部屋の湿度が下がりすぎないよう注意することも重要です。換気によって風通しが良くなると、お部屋の湿気も逃げやすくなり、湿度が下がってしまいます。必要であれば除湿機などを使って、最低でも40%以上の湿度をキープすることが大切です。
見えないからこそ侮ってはいけない「空気」
豪雨や火災などの「目に見える危険」とは異なり、ウイルスを含む空気は「目に見えない危険」です。目に見えないものは忘れやすく、ついつい疎かになってしまいがち。しかし、最悪の場合命を失う危険性があるのはウイルスを含む空気も同じです。効率的な換気を行い、「Withコロナの冬」を乗り切りましょう。