2022.08.01

軒のない家は後悔する?軒なしの家のリアルな事例5選【写真あり】

建てる

最近の戸建て住宅に多く見られる、屋根の「軒」のない家。建物の外壁を雨から守ってくれたり、家の中に入る日光の量を調節してくれたりと、一定の役割のある軒ですが、この軒を無くすことにより、スタイリッシュで現代的な家を作ることが可能です。

今回は、軒のないスタイリッシュな家の事例5選をご紹介。「軒なし」にすることで、実際にはどのような外観の家になるのでしょうか?広島市周辺に実際に立っている「軒なし」の家の外観や、家の中の様子をご紹介します。

「軒」の役割とは?

1. 青空に映えるシンプルな白い家

青空に白が映える、軒のないシンプルな形の家。屋根や軒という要素がない分、どの角度から見てもすっきりとした印象を受けます。

この家を上から見ると、このようにほぼ正方形に近い形。家の左下の部分には壁に囲まれた中庭のようなバルコニーがあります。

外からは窓がほとんど見えないこのお家ですが、吹き抜けやウッドフェンス裏の掃き出し窓から、日中は豊かに自然光が入ります。

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2. スタイリッシュな平屋

軒のないスッキリとした形の平屋。軒と屋根がない分、空が広々と見える開放的な外観になっています。

リビングの横にはウッドデッキにつながる大開口の掃き出し窓。軒がないことで、室内にも太陽の光とたっぷりと取り込むことができ、日中は自然光だけで明るいリビングに。

リビングにめり込むような形でつながり、まるで船着場のようなデザインの玄関土間。帰ってきた家族をリビングでみんなが出迎えられるようになっています。

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3. 渋い佇まいのグレーの家

グレーの外壁がクールな軒なしの家。外壁はナチュラルな塗り壁でありながら、グレーの色や軒なしのシンプルなデザインによって都会的かつ渋い印象に仕上がっています。

バルコニーは外壁の中に隠れた中庭のような構造。バルコニーにも軒がないため、1階リビングからも青空を見上げられる開放的な作りになっています。

夜はこのような感じ。軒がないことで、まるでホテルのような高級感漂う雰囲気があります。

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4. オブジェのようなブラックの家

道路に対して斜めに建てられたブラックの家。軒のないシンプルなデザインのため、まるで四角いオブジェのような造形美があります。

ブラックの外観とは裏腹に、家の内部は白い壁で統一された開放的で明るい空間。吹き抜けに設けられた大窓からは青空を眺めることもできます。

バルコニーの壁には大窓が設置されており、室内窓によって2階の個室にも明るい光が差し込みます。

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5. 離れのある軒なしの家

四角い母屋と三角屋根の離れのある軒なしの家。青い空に白い四角と三角屋根の形が美しく映えています。

リビング・ダイニングに面した大きな掃き出し窓の向こうには、離れへとつながるウッドテラスと庭が。外からはウッドフェンスで隠されている空間のため、プライバシーを確保しながら開放的な空間を楽しむことができます。

離れの裏には、コンクリートのデッキのある緑豊かな庭が。仲間と集まってバーベキューを楽しむのも良さそうですね。

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軒なしの家は断熱をしっかりと

なお、冒頭で触れたように、軒には夏場の太陽光が室内に入ってくるのを遮り、室温の上昇を抑えてくれる働きがあります。軒を無くすと当然この効果が得られなくなるため、断熱をしっかりと行う必要があります。

この記事で取り上げた軒なしの家も、外断熱・内断熱を両方取り入れた「ダブル断熱」を採用しています。

ダブル断熱とは?

また、見落としがちなのが「窓」の断熱。軒がなく、直射日光が入りやすい窓は断熱性の高い樹脂サッシや複層ガラスを選択するといった工夫が必要です。

樹脂サッシのメリットについて詳しく見る

従来の家とは一味違う雰囲気の出る「軒なしの家」

ここまで取り上げてきたように、軒のない家は従来の家と比較してシンプルでスタイリッシュ、都会的な印象の外観にすることが可能です。家のデザインの好みは人それぞれですが、シンプルモダンなデザインの家に住みたいという方は、「軒なし」のデザインを検討してみてはいかがでしょうか。