2022.06.20

下がり壁とは?キッチンやリビングをおしゃれにする下がり壁のアイデアや実例を紹介

暮らしのQ&A

部屋同士を緩やかに分けてくれる下がり壁は、昔から日本家屋で用いられてきました。機能性だけでなく、最近ではそのデザインを楽しむ方も多くいます。

そんな下がり壁とは一体どんなものなのでしょうか?今回は、下がり壁のメリットデメリットやキッチン・リビングに上手く取り入れたおしゃれな実例をご紹介します!

下がり壁とは?垂れ壁との違い

天井から下部へ40~50cmほど下がっている壁のことで、別名「垂れ壁」とも言います。日本家屋ではよく利用されてきた工法で、空間を緩やかに仕切る役割を持つほか、デザインを楽しんでインテリア性を高めるのにも効果的です。2×4(ツー・バイ・フォー)の壁式工法など構造上で必要な場合もあります。

下がり壁のメリットデメリット

下がり壁のメリット

開放感を保ちながらのゾーニング

空間を自然に仕切る役割がある下がり壁。例えば、LDKに隣接する和室や寝室を無理に仕切ることなく、開放感を保ちながら圧迫感を出さずに空間をゾーニングできます。

おしゃれなインテリアを演出できる

デザイン性があり、おしゃれな空間を演出できるのも下がり壁のメリットの一つではないでしょうか。
アーチ状や三角形にすることで、普通のドアとは違ったデザインを楽しめ、インテリアのアクセントになります。

キッチンでは防火・防炎対策としての機能

キッチンでは、空間の防火・防炎対策としても機能します。また、キッチンからの臭いや煙が広がるのを防ぐ効果もあります。

デメリット

圧迫感が出ることも

あまり広くない空間で下がり壁をつけると、下がり壁との距離が近く圧迫感を感じることもあります。設置場所によって最適な大きさや高さ、形状を選ぶ必要があります。

キッチでは薄暗くなってしまう

キッチンの防煙としての下がり壁は、天井から突き出している部分が大きいので採光が上手くできずキッチンが暗くなってしまうこともあるので注意が必要です。

下がり壁の構造

さまざまな役割を果たす下がり壁は、不燃材料で覆う構造です。下がり壁用の構造になっているわけではなく普通の壁と同じ仕組みで、先に天井を組み立ててから下がり壁を後付けしています。

下がり壁はあとで撤去ができる?
一般的に、下がり壁に荷重がかかっていることは少ないので、撤去は比較的やりやすいです。しかし、まれに構造上難しい場合もあるので、必ず、住宅会社やリフォーム会社に確認しておきましょう。

実例で見る!おしゃれな下がり壁のアイデア

アーチ型

@ayuhaus さん

優しくぬくもりのある空間を演出できるアーチ型。カフェのようなおしゃれなインテリアを演出できて人気の高い形です。

写真は、「@ayuhaus」さんのお家にある玄関手洗い場のアーチ壁。ナチュラルカラーに統一された洗面所周りとアーチの柔らかい雰囲気がマッチして、とてもおしゃれな空間を演出されています。お家の第一印象を決める玄関にあることで、来客にも喜ばれそうです!

@na.na.naa21 さん

@na.na.naa21」さんのお家では、リビングルームのWi-Fiルーター隠しとして活躍している収納場所にアーチの下がり壁を設置。アーチ型と淡い色合いの壁紙が柔らかい雰囲気を演出する、おしゃれなインテリアとなっています。

三角形

@__s.home__ さん

まるでお家の屋根のような三角形は、遊び心をプラスしたおしゃれな空間づくりをされたい方におすすめ。「@__s.home__」さんのお家では、キッチンと対面にあるウォークインクローゼットの入り口を三角形にしています。おしゃれな景色がキッチンや土間から見えて、お家時間が楽しくなりそうですね♪

@ema_ris.home さん

絶対にやりたかったという三角の下がり壁を、いろんな場所にとり入れている「@ema_ris.home」さん。写真にあるキッチンパントリーの入り口以外にも、玄関土間収納、コミュニケーションブリッジ、寝室のWICに下がり壁を設置されています。

遊び心あるデザインは、毎日目にする場所に設けることで自分だけでなくお子さん達もきっと大喜びです♪

下がり壁だけ色を変える

@atm__ie さん

下がり壁だけ周囲と色を変えたり、大胆なデザインのものを取り入れたりすることで空間に表情が生まれるため、おしゃれなインテリアとして人気の手法です。また、キッチンを別空間であるような視覚効果を持たせてくれる下がり天井も人気の施工です。

写真は、そんな下がり天井を施工されている「@atm__ie 」さんのキッチン。キッチンの下がり天井に濃いめの木目調のクロスを使用することで、空間に動きが生まれ、おしゃれさが引き立ちます。

キッチンの下がり壁の注意ポイント

今まで建築基準法によって、キッチン周りは防炎壁となる下がり壁の設置が必須でしたが、平成21年に内装制限が緩和され、戸建て住宅では下がり壁を必ずつける必要がなくなり自由度が上がってきました。

しかし、集合住宅では今でもこの規制緩和は対象外。開放的な空間や明るいキッチンにしたい方は、下がり壁の工夫が必要になるので注意が必要です。

下がり壁を取り入れて、空間をおしゃれにしてみよう!

下がり壁は形状やさまざまな工夫で、インテリアをおしゃれに演出してくれます。下がり壁で空間をデザインしたい場合は、内装業者や建築士に相談して、上手くとりいれてみましょう。