
2022.01.19
リノベーション賃貸物件の魅力とは?【写真で見る広島のリノベ物件Vol.5】
リノベする
近年、賃貸のお部屋を探していると目にする機会が増えてきている「リノベーション済み」の賃貸物件。リノベーション賃貸物件とは、築年数が経過して古くなったお部屋を全面的に改装し、現代の人々が住みやすく魅力的に感じるお部屋へと作り替えた物件のことです。
に内装や設備を新品に交換する「リフォーム」とは異なり、間取りを現代人が暮らしやすいようなものに変更したり、部屋のデザインを一新したりと、大規模な改装が行われているリノベーション賃貸物件。今回は、広島市に実在するリノベーション賃貸物件の事例を写真とともにご紹介します。
築45年の年季の入った物件をデザイナーズマンションのようなお部屋に大改装

今回ご紹介するお部屋は、築45年の2DKの物件。

写真の通り、築年数相応の古いデザインの設備・内装となっていました。

今回は、この築45年のお部屋の間取りを変更し、設備なども全て取り替えて大規模リノベーション。全く原型を留めていないデザイナーズマンションのような1LDKのお部屋が出来上がりました。
イマドキの間仕切りなしの1LDK

今回のリノベーションは、単に壁を取り払って2DKを1LDKにしただけではありません。新しく新設したLDKと寝室の間は、可動棚とハンガーパイプの付いたクローゼットでゆるく仕切られているのみ。現在のリノベーションで流行している開放感あふれる「間仕切りのない部屋」になっているのです。リビングと寝室を仕切るクローゼットだけでなく、ダイニング・キッチンとリビングの間にもしっかりと可動棚の収納が。スタイリッシュでありながら、しっかりと収納力のあるお部屋になっています。

リビング・ダイニングは、リビングが賃貸住宅では珍しい無垢の床に、そしてダイニング・キッチンはモルタル調のクッションフロアになっています。ダイニング・キッチンがクッションフロアになっているので、食べこぼしや飲みこぼしなどの掃除がしやすくなっています。また、異質な床材にすることで、生活のオンとオフを切り替えることもできそうですね。

寝室からリビング方面を見るとこんな感じ。クローゼットによってリビングからベッドを隠すことができるようになっています。寝室側にも可動棚の収納がしっかりと付いているのが嬉しいですね。LDK、寝室ともに、天井の照明はダウンライトとなっており、開放感がさらに増しています。
寝室の壁はグリーンのアクセントクロス
寝室の壁は無垢の床と木目の天井との相性がバッチリのグリーンのアクセントクロスに。壁の左側にはニッチが作られており、ちょっとしたインテリアを楽しめるようになっています。

ステンレスを採用した無骨なデザインが超スタイリッシュなキッチン

無垢の床や木目の天井によってナチュラルなデザインのリビング・寝室とは異なり、キッチンはモルタル調の床の上にステンレスのキッチンというデザインになっており、クールでスタイリッシュな印象に仕上がっています。キッチンの壁にはニッチが2つ作られており、調味料や小さめの食器を置いておくのに便利そうです。コンセントが4つ付いているため、キッチン家電が多くても安心ですね。
洗面室・洗濯機置き場トイレは海外のホテルのようなスタイリッシュな仕様に

洗面室や室内洗濯機置き場、トイレはまるで海外のホテルのように一つの部屋の中にある形式に。

一般的な賃貸住宅の洗面室やバスルームとは一線を画す、スタイリッシュな仕様に仕上がっています。
玄関は広い土間と土間収納付き

玄関土間はリノベーション前の土間からおよそ3倍の広さに。

靴箱しか収納がなかったリノベーション前と比較して比べ物にならないほど収納力が上がりました。また、広い土間にゴルフバッグなどを置いておくこともできそうです。
スイッチはスタイリッシュなアメリカンスイッチに

照明のスイッチはスタイリッシュなアメリカンスイッチを採用。まるで注文住宅のようなこだわり仕様です。細部までデザインに対するこだわりが詰まった物件になっています。
リノベーション済み賃貸物件のメリットとは?

リノベーション済み賃貸物件の大きなメリットと言えるのが、「最新の設備・デザインであるにもかかわらず、新築と比べて家賃が安い」こと。一般的に、同じような立地と広さの場合、新築や築浅の物件よりもリノベーション賃貸の方が家賃は安いことがほとんどです。築が古い事で、マンションの外観の古さは仕方がないものの、家族が暮らす部屋の中はとても便利でスタイリッシュな空間に改装されています。
物件のオーナーにもメリットがある
リノベーション賃貸は、お部屋を借りて住む人だけではなく、物件のオーナーにも大きなメリットがあると言えます。一般的に、賃貸物件は新築時から築年数が増えるにつれ、お部屋が古いままだと人気が下がって、家賃を下げなければ経営が難しくなります。しかし、お部屋を現代のニーズに合わせてリノベーションすることで人気が高まり、家賃を維持、もしくは上げても入居が決まる可能性が高くなるのです。
リノベーション賃貸のお部屋は増えてきている

若い世代を中心に、築年数が経過して古臭さが目立ってきているお部屋は敬遠されがち。そのため、古いお部屋をリノベーションした魅力的な物件が近年徐々に増えてきています。「築年数が古いからお部屋も古いだろう」という固定概念を捨て、新築・築浅よりもリーズナブルな「リノベーション賃貸物件」も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。