2021.05.05

かっこいい和室の作り方とは?「和モダン」な空間作りのアイデア5つ

建てる

ここ10年ほどで、新築の家から急速に姿を消している「和室」。新築の家では、和室に特別にこだわりを持っていない方を除いて、家具・インテリアとの合わせやすさや掃除のしやすさから、「フローリング床の洋室」が増えており、特に新築のマンションでは和室は一部屋もない、ということも珍しくありません。

また、注文住宅で和室を作ったものの、「思ったほど使う機会がなく後悔した」という方も多くいるようです。今回は、そんな和室のメリットを探るとともに、洋風の家具・インテリアとも相性の良く、かっこいい「和モダン」な空間を作るためのアイデアを見ていきましょう。

和室があるメリット

和室は洋室と比べて「柔軟性の高い空間」と言われています。例えば、ローテーブルと座布団を置けば来客用のゲストルームや居間として活用でき、布団を敷けば寝室にすることもできます。また、畳はクッション性が高いため、子どもたちが遊んだりお昼寝をするスペースとしても活用できます。

ベッドやソファーのような大型の家具を置かず、大規模な模様替えをすることなく、このような色々な用途で使える和室は、生活の様々なシーンで活用できるメリットがあります。さらに、洋風の家の中にどこか「和」の空気を感じられる場所を取り入れたいという方も多いようです。

最近はリビング横の「小上がり」が人気

最近の戸建住宅で人気なのが、周囲を壁や引き戸ですっぽりと囲む「部屋」としてではなく、リビングの一角に「小上がり」を設けて、畳コーナーとして取り入れるスタイル。

上述の和室のメリットである柔軟性を生かし、ゆったりと横になる場所にしたり、子どもが遊ぶ場所にしたりと柔軟性が高く、便利であることから人気を呼んでいます。また、小上がりの下のスペースを収納として活用できるのも魅力の一つです。

和モダンとは?

和モダンとは、古くからの和室の「和」のテイストと、現代的な洋風(欧風)のテイストをミックスしたスタイルのこと。従来の和風のスタイルに比べ、洋風のデザインの家具・インテリアとも相性が良く、現代的なスタイリッシュさが加わっているため、世代を問わず人気となっています。

和モダンのポイントは、あくまでも「和」の要素を残して生かしながら、現代的な要素を取り入れること。これから、和モダンな和室や畳スペースを作るための5つのアイデアを見ていきましょう。

1. 畳選びを工夫する

和室の大きな特徴と言えるのが、床材が畳であること。裸足でも快適に過ごすことができる畳は、フローリングの床とはまた違った安らぎがあります。

和モダンのスタイルの和室で多く使われているのが、畳のフチがなく、正方形の形をしている「琉球畳」。琉球畳はその名の通り、沖縄地方で使われていた畳に由来しており、琉球地方で栽培されていた「七島イ草(しっとういぐさ)」で作られた半畳分の大きさの畳です。

和モダンのインテリアとして人気が高まるにれ、最近では通常の畳で使用されるイ草や和紙、化学素材などを使った琉球畳が出現し、カラーバリエーションも豊富になっています。洋風の家具に合わせやすいスタイリッシュなデザインでありながら、畳として和の雰囲気を醸し出してくれるアイテムと言えるでしょう。

2. 照明を工夫する

和モダンのお部屋を作る際、照明は非常に重要な要素です。例えば、洋風のデザインの照明であっても、素材に和紙や竹を使ったものを選べば、和モダンな空間内で調和が取れることでしょう。また、ダウンライトを採用して、天井に照明を埋め込むのも効果的な方法です。天井がフラットになるため、開放的ですっきりとした和室に仕上げることができます。

応用編として天井や壁などに間接照明を埋め込むと、おしゃれな料亭や旅館のような雰囲気を演出できるでしょう。

3. 配色を工夫する

和モダンな空間を作るために効果的なベースカラーは、茶色やベージュ、緑、グレー、白、黒のような、畳や土壁などを連想させるアースカラーであると言われています。その中にポイントとして、金色・銀色のような煌びやかな色や、日本の伝統色であるえんじ色のような落ち着いた色をアクセントカラーとして取り入れるのも良いでしょう。

4. 窓際を工夫する

和モダンな空間の窓際は、通常のカーテンを使うとやや洋風な雰囲気が強まってしまいがち。障子の柔らかな光を連想させるような白いロールカーテンや、簾を連想させるような木目のウッドブラインドを選ぶと良いでしょう。

5. 家具選びを工夫する

和室での暮らしは、床に座ったままくつろいだり、食事をしたりといった「底座」の暮らし。そのため、和モダンのお部屋に置くテーブルは椅子が不要なローテーブルがおすすめです。座布団の代わりにクッションを置けば、モダンさをプラスできます。

和のスタイルも日々進化している

洋の要素を取り入れながらも、しっかりと「和」を感じさせ、しかもカッコ良さもある「和モダン」。若い世代も含め、その人気は徐々に広まっています。モダンでスタイリッシュなデザインと、和室でしか味わえない安らぎ両方を得ることができるのは大きなメリット。これから家を建てる若い世代にも愛され続けるスタイルと言えるでしょう。

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