2021.01.22

後悔から学べ!マンションのリノベーションにおける注意点5つ

リノベする

新築マンションに比べて価格がリーズナブルな中古マンション。近年では、内部を自分たちの好みのデザインや間取りにリノベーションして住む人が増えてきています。

マンションの構造体が鉄筋コンクリートの柱と梁である「ラーメン構造」のマンションであれば、室内のほとんどの壁を取り外して自由な間取りに作り替えたり、水回りを移動するなど、大規模で自由度の高いリノベーションを行うことができます。

しかし、いくら自由度が高いとはいえ、集合住宅であるマンションには、住民全員が使う共用部分や、住民が守らなければならない管理規約というものがあります。また、構造上の制約もあります。リノベーション工事を進めていくうちに、意外と自分たちの思いのままに変えることができずに後悔した…!という人も少なからずいるようです。

この記事ではリノベーション工事を行う上で後悔しないために、注意しておきたいポイントを5つに厳選してご紹介します。一歩踏み出す前の参考にしていただければ幸いです。

予算

新築と同等の内装や住宅設備、普通のマンションではありえないような個性的なデザインなど、リノベーションの素敵な施工事例を見ていると、これからリノベーションする我が家にも様々な要素をどんどん入れたくなってしまうもの。

あれも取り入れて、これも取り入れて…と次々豪華な内装や設備を選び、当初の予算から大幅にオーバーして後の生活が苦しくなった…という人は少なくありません。また、中古マンションをリノベーションする際に頭に置いておかなければならないのが、「工事を始めた後に補強工事が必要になった」というケース。

特に築年数の多い物件では、改装前は綺麗な状態に見えていても、いざ内装を取り払ってみたら配管を交換する必要があった…などということは頻繁に起こるものと考えておきましょう。リノベーションの予算を考える際は、予算オーバーやギリギリの予算ではなく、不測の事態に備えて余裕を持って決めておきましょう。

構造

冒頭でも述べた通り、「間取りを変えるような大掛かりなリノベーション」を考えている場合、マンションの構造体が柱と梁で構成されている「ラーメン構造」のマンションを選んだ方が賢明です。

築年数の多いマンションや低層マンションで見られる、コンクリートの壁を構造体としている「壁式構造」の物件だと、室内の壁で建物を支えているため、壁を撤去することができません。壁式構造の物件では、大規模な間取り変更は難しいということを覚えておきましょう。

また、水回りの移動に関しては、給排水管までの距離が遠すぎる場所に移動することは不可能であったり、配管が下のフロアの部屋の天井裏にあってそもそも移動することができないなど、マンションの構造による制約があります。

このように、マンションの構造により結果的に思い描いていたリノベーションができなかったという例はたくさんあります。物件を探す段階で、施工会社と「この物件であればどのようなリノベーションが実現可能か」をよく相談しておきましょう。

管理規約

マンションの構造と並んで注意しなければならないのが「管理規約」。この管理規約は、マンションごとに異なるので、実際にそのマンションの管理規約を読んでみないことにはどのようなリノベーションができるのか、またはできないのかを判断することができません。

たとえ構造上は問題がないリノベーションであっても、管理規約で禁止されているリノベーションは行うことができないのです。

例えば、ほとんどのマンションでは、玄関ドアや窓・窓サッシは共用部分となるため、勝手にリノベーションすることができません。玄関ドアのデザインがどうしても気に入らなかったり、窓サッシがアルミ製で断熱性が気になるなどの状況になっても、管理規約で禁止されている場合は交換できないのです。

中には、床材として使用して良いのがカーペットに限定されているという物件もあるため、どこまでリノベーションすることができるかを購入する前に確認しておきましょう。

デザイン

内装のデザインの好みは人それぞれ。床材や建具に木を使うのが好きな人もいれば、ガラスやアイアンを多用した部屋が好みの人もいることでしょう。

仮にリノベーションを依頼する会社のデザイナーが提出してくるデザイン案と、自分の好みが違っている場合、デザインがなかなか定まらないまま時間が経過してしまったり、結局妥協して住み始めてから気になり始める…と後悔する人もいます。

自分の好みを一から反映できるリノベーションとはいえ、デザイナーとの感性が合わなければ満足の行く家を作ることは困難です。リノベーションを依頼する施工会社の施工例をよく調べ、自分の好みのテイストのデザインを行なっていると思える会社を選びましょう。

周辺環境

予算、構造、管理規約が自分たちの希望と完全に一致して、理想のリノベーションを行えそうな物件と出会ったとしても、そのマンションが騒音や公害のひどい場所に建っていたり、治安があまりよくなかったりといった場合、快適な生活が送れるとはいえません。

中古物件は常に市場に出回っているものではなく、一期一会とも言えるものなので、建物の条件以外まで見る余裕がないかもしれませんが、この先その地域に数十年住むことを考えると、周辺環境も妥協できない点と言えるでしょう。

物件探しとリノベーションを「ワンストップ」で行える会社が便利

ここまで、物件探しからマンションの制約、周辺環境などの注意点を挙げてきましたが、中古物件を購入してリノベーションを行う場合、物件を探す不動産会社と、施工を担当する会社を別に選ぶ場合、これらの注意点を総合的に判断することが難しくなります。

自分たちだけの力でその作業を行うのが不安な場合は、周辺環境を含めた物件探しからリノベーション工事、アフターメンテナンスまでを一社で、「ワンストップ」で行なっている会社選び、「最初から最後まで同じ会社に相談できる環境」を作っておくと便利でしょう。