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戸建の賃貸物件をリノベーションする理由とは?

近年、マイホームを買う人たちの間で人気を呼んでいる「中古戸建物件をリノベーションする」という買い方。新築の戸建物件を購入するよりも、中古の物件を購入してリノベーションする方が総費用が安いことや、制限はあるもののまるで注文住宅のように自分たちが暮らしやすい空間を作ることができる面が人気の理由です。


ここ数年、リノベーションをする流れはマイホームを買う方に限らず戸建の賃貸物件までやってきています。賃貸の物件サイトでも、わざわざ「リノベーション済物件」の特設ページが作られているほどで、リノベーション物件に絞って探す方が一定数いることがうかがえます。一体なぜ「戸建の賃貸物件」でリノベーションが流行の兆しを見せているのでしょうか。その理由とメリットを考えていきましょう。


目次[非表示]

  1. 1.理由:物件の人気が高まり割高な家賃でも借り手が付くから
  2. 2.人気物件になるリノベーションのポイントとは?
    1. 2.1.Point1 和室を洋室に
    2. 2.2.Point2 床はフローリングに
    3. 2.3.Point3 バス・トイレ
    4. 2.4.Point4 キッチン
  3. 3.リノベーションは建て替えよりもコストが安い



理由:物件の人気が高まり割高な家賃でも借り手が付くから


マイホームで中古戸建物件をリノベーションする方が増えている世の中。賃貸住宅を探している人たちも、築年数が古い物件でもリノベーションされて内装がきれいになっている物件を選びたい、という方が増えているようです。


築年数の古い物件ほど、新築当時の内装や設備は経年劣化が進む上に時代遅れになってしまいます。内装や設備が現代の新築と同レベルの基準に引き上げられ、デザイン性にも優れていることが多いリノベーション物件が人気を呼ぶのは当然のことと言えるでしょう。



ファミリー層を中心に、賃貸で戸建やタウンタイプの物件に住みたいという需要は多いため、築年数が古くても美しくリノベーションを施されているお部屋は人気を呼び、リノベーションしていない全く同じ程度の間取り・築年数の物件と比較すると割高な家賃でも借り手が決まる傾向があります。物件をリノベーションすると、一時的にまとまった費用はかかります。しかし、空室のまま放置して税金や維持費だけがかかってしまうよりも、リノベーションに費用をかけて継続的に借り手を付ける道を選ぶ方が、不動産オーナーにとってはメリットがあると言えます。


また、ファミリー層向けの戸建やタウンタイプの賃貸物件は、単身向けの部屋よりも入居者の入れ替わりサイクルが遅い傾向があります。そのため、美しくリノベーションした部屋に愛着を持ってもらえれば空室を抱えるリスクはもっと低くなることでしょう。


人気物件になるリノベーションのポイントとは?

リノベーション済の戸建の賃貸物件では、どのような場所がよくリノベーションされているのでしょうか。物件の人気を高めるためのポイントを見ていきましょう。


Point1 和室を洋室に


若年層を中心に、和室よりも洋室の部屋が人気を呼ぶ傾向があります。古いままの和室をそのまま放置していると、「古臭い」というイメージを持つ人が多く、借り手がなかなか付きにくいようです。


もちろん、和室の様式を残し、「和モダン」のデザインとしてリノベーションするという方法もありますが、家具との合わせやすさや掃除のしやすさなどの理由から洋室にリノベーションしたお部屋が人気となっているようです。


  賃貸住宅の「和室」のコーディネート方法まとめ | オルラボ 賃貸で借りた部屋が「和室」だったとき、洋風の家具をどのように合わせれば良いか考察しました。 オルラボ


Point2 床はフローリングに


最近の築浅の賃貸物件の洋室の床はほとんどフローリングと言っても過言ではありません。30年ほど前は階下への防音性という理由から、柔らかいカーペットが主流となっていました。しかし、カーペットにはフローリングと比較すると掃除が大変であることや、掃除しないまま放置するとダニやハウスダストの温床になってしまいがち、という難点があります。そのため、フローリングの技術革新が進み、騒音問題が解消されると、一気に洋室の床のフローリング化が進みました。


もちろん、畳やカーペットのような他の床材を好んで探している方も中にはいます。しかし、多くの方はフローリングの部屋を選んでいることは事実。和室を洋室に作り替えるときや、カーペットの床のままの古い洋室を改装するとき、床をフローリングにすることで、借り手が付く可能性は上がることでしょう。


Point3 バス・トイレ


住む人が毎日利用するトイレ。昔ながらの和式の便座よりも、多くの人々には温水式洗浄便座のついた洋式の便座が好まれています。



また、お風呂も、昔ながらのお風呂はバスタブが短く、お湯に浸かっても足を曲げたまま…ということもあるようです。さらに、タイル張りよりも掃除が簡単なユニットタイプのお風呂が人気を集める傾向にあります。


Point4 キッチン


古いキッチンの中には、最近のキッチン家電をたくさん置くことを考慮したスペースがない、狭いタイプのものがあります。入居する方たちから見ると、広くてキッチン家電を置いても余裕のある広さのキッチンはとても魅力的に映ります。食器洗い乾燥機や電子レンジなどを置いてもまな板を十分に置くことができるキッチンにリノベーションすれば、ファミリー層からの人気も高まることでしょう。



また、水栓を握って回すタイプの古いものから、上に挙げるだけで水が出るものや自動水栓にすれば、料理の際の負担が減って喜ばれそうです。


リノベーションは建て替えよりもコストが安い


賃貸の戸建て物件の状態によって異なりますが、一般的に戸建のリノベーションの相場は600万円~2,000万円程度と言われています(リノベーションの内容により金額は異なる)。それに対し、建て替えは解体と新築を合わせると4,000万円程度かかることもあるため、コストをかけずに借り手を付けたいと考えるならばリノベーションを検討すると良いかもしれません。


しかし、建物を支える構造体が老朽化によって危険な状態になっているような場合は、住む人の命を考えて建て替えを選択すべきです。また、建物の寿命は木造の場合長くても65年、鉄筋コンクリートの場合は120年と言われています(適切に管理されている場合)。現在の築年数によって、戸建の賃貸物件のリノベーションにするか、建て替えにするかを決めましょう。


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